No30 死ぬ時は自分で決める

☆R☆

今日3月2日は父の命日
5年前の今日、大好きだった父がこの世からいなくなりました。
私に会った翌朝、私と二人きりの時に息を引き取りました。
本当に息を引き取るんです。クッ…て。
息を引き取る瞬間の父の見開いた目、表情は今でもありありと思い出されます。

その時、それまでずっと付きっきりで看病していた母と妹はたまたま病院にいませんでした。その時、を父は選んだのだと思います。
なぜなら、あの瞬間の姿を、母と妹はきっと耐えられないから。
でも、やっぱりひとりじゃさみしいなぁってことで私がいる時にしたんでしょう。

2月の半ばから体調が急変し、いつ命が終わってもおかしくないという状態。離れて暮らしている私が会えたのは3月1日。
夜通しお話をした。意識が朦朧としている父は幼い頃の思い出や、よく分からない宇宙のハナシ、綺麗なお花がいっぱい咲いてるとはしゃいだり、よく来たなぁお寿司を用意したから食べろ食べろと嬉しそうにしつこいくらい言い続けたり……笑いながら、私はうんうん言いながらずっとおしゃべり聞いてたよ。

翌朝、私を見つめながら亡くなりました。

私に会ってやっと死ねるって感じでした。私に会うまでは死なない。と決めていたのでしょう。
死ぬ時って、決めることが出来るんだって思いました。

お父さん、苦しかったろうに、待っててくれてありがとう。ちゃんとさよなら出来てホントに良かった。

お父さんっ子だった私。
命の最後に抱っこしてくれて嬉しかったよ。

この世から姿は消えたけど、いる場所が変わっただけだもんね。見えないけどいるのわかるよ。
たまぁにワイン飲みすぎちゃうとき、あ、お父さん私のカラダ借りて飲んだでしょうって思う。
久しぶりにお父さん思い出したわ。
今日は命日。ワイン飲みすぎちゃいそうだな。