想像力の欠如の予防

NHK NEWS WEB - 大分 日田 “介助者いない”で成人式断念の男性におわび
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180110/k10011284331000.html

”担当課の間で意思の疎通が不十分”
とのことだけど、不十分だったのは、部署間の意思疎通ではなくて、担当者の想像力だと思う。

”成人式の会場内で介助してくれる人がいるかどうかを尋ねたところ、「いない」と言われた”
ということで、担当者は聞かれたことには答えている。
まったく同じ担当者が「障害者は成人式に出席できますか?」と尋ねられていたら、然るべき対応をしたのではないかな。
だから、足りなかったのは、「なんでそんなことを問い合わせるのだろう?」という想像力と思いやりですな。

いわゆる想像力の欠如。これって役所だからというより、その人個人の資質のような気もするので、抜本的な改善には、そういうことを教育に根付かせたりとかが必要かもしれない。
でも、それをいくらやっても、想像力のない人は残るだろうから、業務改善ということであれば、なにか回答をするときには、「(ちなみに、)それを質問したのはなぜですか?」と必ず聞き返すという手順化をしたら、ある程度は予防に役立つかもしれませんね。

WhyとWhatの連鎖をたどるという、コンサルタティブ・アプローチを手順化するということですね。そう考えると、答えはもとから基本にあったというだけのことか。

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