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オシリにデキモノ!?肛門周囲腺腫かも?

わんちゃんのために
色々と検索していただき
ありがとうございます。

ドッグライフサポーターの獅子パパです🦁

今回は
ペキニーズのなりやすい病気シリーズ

『肛門周囲腺腫』

についてお話します!

なお
ペキニーズに多い病気シリーズは
下の記事で
一覧にしてあります。
気になる方は
そちらも見てみてください😊

1.肛門周囲腺腫とは

わんちゃんの肛門の周りには
肛門周囲腺という皮脂腺があります。

皮脂腺といっても
あまりイメージできないかもしれませんが
これはヒトにも普通に存在するものです。

皮脂腺とは
皮膚の中にあって
毛穴と繋がっており
アブラを出します。

ヒトの顔のアブラを
イメージしてもらうとわかりやすいですが
このアブラを出しているのが
皮脂腺というわけです。

ちなみに皮脂腺は
ヒトでもニキビなどの
肌トラブルの原因になります。

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話をイヌに戻しますが

イヌでは肛門の近くの皮脂腺が
デキモノ(腫瘍)になってしまうことがあり
これを『肛門周囲腺腫』といいます。

ちなみにコレは
イヌ特有で
ネコにはみられないといわれています。

基本的には良性の腫瘍ですが
悪性の肛門周囲腺癌との
鑑別が難しい病気です。

2.原因

ヒトでも同じですが
皮脂腺は

男性ホルモンが大きく影響している

といわれています。

そのため

去勢をしていないオスで
よくみられる病気になります。

もちろんメスでもみられますが
メスの場合は
悪性である可能性が高いといわれています。

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3.症状

肛門の近くに
デキモノができます。

1つのものから
複数できるものもあります。

特に痛みはありませんが
わんちゃんが気にして
過剰に舐めたりすると
出血したり感染が起こることもあります。

腫瘍が大きくなると
排便障害がでてくることもあります。

4.予防法

この病気は
男性ホルモンが影響しているため

去勢手術をすることで
発生頻度を大きく下げることができます。

去勢手術では
他の男性ホルモンに関する病気も
予防できるため

まだ去勢手術をされていない場合は
検討してみるのも
いいかもしれません。

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5.治療法

基本的には
手術により腫瘍を摘出します。

ただし
去勢手術をしていないわんちゃんの場合
腫瘍の摘出だけでは
再発も多く根本的な解決にならないため
同時に去勢手術もおこなうことが
よくあります。

腫瘍が小さい場合には
去勢手術だけで
腫瘍がなくなってしまうこともあるので
去勢手術は必須といえるでしょう。

腫瘍が大きくなりすぎると
肛門周りの筋肉を
巻き込んで摘出しないといけない場合も多く
場合によっては
人工肛門になることもあります。

そのため
早期発見・早期治療が
できるかどうかで
その後の生活の質が
大きく変わります。

肛門の周りに
デキモノが見つかったら
早めに病院に行くようにしましょう!

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6.まとめ

今回は
『肛門周囲腺腫』
についてお話しました。

肛門のまわりは
排泄にも関わる大事な場所です。

繰り返しになりますが
何かおかしいと思ったら
迷わず動物病院にかかるようにしてくださいね!

ということで
今後も愛犬のためになる情報を
発信していきたいと思います。
これからも応援よろしくお願いします!

最後まで読んでいただき ありがとうございます。 これからも一緒に わんちゃんの勉強できたら嬉しいです😊 もしサポートいただけましたら すべてわんちゃんのために活かしていきます!