田島将吾 ♯1 出会い

私には好きなアイドルがいる。
オーディション番組 PRODUCE101 JAPAN season2 より誕生した
グローバルボーイズグループ『INI』のメンバー、田島将吾である。

私は物心ついた頃からアイドルが好きだった。
中でもジャニーズ。
容姿がかっこいいのはもちろん、
たまにトンチキソングを歌ったりする、ダサかっこいいところもまた良い笑
こちらはすべてを承知でそれを受け入れているので、
時々現れる
「ジャニーズとかダサくない？」などとわざわざ上から言ってくる人こそが、
本気でダサいのでは？と逆に軽蔑している笑

私にとってアイドルは手の届かない遥か上の存在、
いわゆる『神的』な存在として捉える傾向にある。ただ、盲信はしない。
なので俗に言う『リアコ』であるはずはなく、
アイドルにリアルに恋してしまう人の気持ちはわからない…。（ゴメンナサイ）
なのでとても現実的でこじらせること等はなく、
自分のリアルをしっかり歩みながら楽しめるタイプである笑

ファンクラブに入ったこともなく、ライブにも一度も行った経験もない笑
ドル誌も買うことはなく、立ち読み笑（再びゴメンナサイ）
ただ、
テレビや雑誌などジャニーズが出演しているものは注目して見てきているので
彼らの話していた内容や出来事を割と細かく記憶している。
余程、興味があるのだろう笑
かれこれ30年くらいこんな調子で来ているのだ。
ちなみに今もデビュー組だけではなく、
ジャニーズJr.のユニットや顔と名前くらいはだいたい把握はできている。
なので私の主観では、
「オタク」と呼んで貰うほどの知識はないが、その辺の人よりは詳しいレベル。
ジャニーズ検定なるものがあれば「3級」と言ったところかな、と思っている笑

そんな私の『推し』。
これまでの傾向を見ていると、ほとんどにある共通点がある。
それは、アイドルとして華があるのはもちろん、
それに加えてダンスと着こなしに『センス』があること。
ダンスは言うまでもなく上手ければ上手いほどいいのだが、
がむしゃらに努力で踊っている感ではなく、センスで踊っている感の方が好き。
説明が難しいのでニュアンスが伝わるか自信がないが、
分かる人には分かると信じます笑
そして私にとっていちばん重要と言っても過言ではないのが服のセンス。
例えば衣装の着方ひとつとっても、
ただ着せられているか着こなしているかは見てすぐにわかる。
普段からおしゃれな人はどんな衣装も着こなし、
垢抜け感やセンスが滲み出ているもの。
そういうアイドルに惹かれる傾向にある。

無論、田島将吾にはそれがある。
ダンスは上手いという言葉だけでは片付けられないほど、上手い。
天才なのにさらに努力までしてしまっているので、
もはや誰も追いつけない、といった感じ。
努力のベクトルが合っているってこう言うことか！って思う。
さらには私服や練習着、ハットやアクセサリーの小物に至るまで
全てにおいて おしゃれである。
シンプルな服も、彼が着るからおしゃれに見える、の域。
まさに田島将吾の存在そのものがおしゃれ、『センスの塊』なのだ。

そんな田島将吾を知ったのは先に記したオーディション番組。
当時ジャニーズにしか興味のない私は、実はリアルタイムでは観ていなかった笑
ただ、娘が観ていた。
ちなみに彼女もアイドル好きであります。
彼女は私よりもジャンルは広く、
ジャニーズ以外にもK-POPにもハマっていたりして。
なのでこのプデュ2にも大注目しておりました。

その娘から「このコを１位にしてあげたい」と見せられたのがそう、田島将吾。
プデュは国民投票で選ばれた上位11人が
アイドルとしてデビューできるシステムらしい。
端末1つにつき1アカウントなので基本1人1票ずつしか投票できないのだが、
娘は自分の携帯だけではなく、私と主人の携帯でもせっせと投票していた。
ただ当の私は全く興味がなく「どうぞご勝手に」といった感じであった笑
娘にどんなにプデュの面白さを語られても、
何度も田島将吾の魅力を説明されても、全く響かなかった。

オーディションの最終回のみテレビで見た。
結果は、娘の1pickである田島将吾は第3位。
上位11人に選ばれ『INI』としてデビューが決定した。
もちろん娘は大喜びで見ていたが、私は全く思い入れがないので
「娘の推しが受かったなら、まぁよかったんじゃないかな」
ぐらいの感想しか、正直持てなかった笑

ところがある日、風向きが一気に変わる。
なんとな〜く流れてきた田島将吾のパフォーマンス動画を見た。

！！！！！！！！息が止まるかと思った。。。

かっこいいーーーーーーーーーー！！！！！！
今まで味わったことのない衝撃が走った。
なにこれーーーーーーーーー⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎と、いった感じ。
画面から風を感じた。
オーラというか…風！
はっきりとあの時、前方から吹く風を私の顔面がしっかりと感じた。
髪の毛がなびくあの感覚を今でも覚えている。
こんなパフォーマンス、見たこと無い！
ダンス凄すぎるし、表情管理もヤバい！
何よりこの雰囲気、そしてたたずまい。。。
一瞬で「あ、おしゃれな人だ！」と分かってしまう感じ。

アイドル好きとしてこの人を知らないではいられない、とすぐに思った。
そして、その日から散々田島将吾についての情報を調べられる限り調べた。
そして出てきた『元ジャニーズJr.』という文字。。。
そうだったのかぁ…。
やっぱり私はジャニーズが好きなんだなぁ〜と再自覚し、笑ってしまった笑笑
そして、娘に報告したところ
「ね、そうでしょ。やっぱりママ、オーディション全部観た方がいいよ」
と勧めてくれて、
あんなにどうでもよかったオーディション番組を観ることにした。
GYAO！の配信が終わっていなかったので無事に全部観ることができた。
…面白い！面白すぎる！！
結果をわかっている状態で観てもかなり楽しめた。感動した。
アイドルグループができるまでをこんな風にに見せてもらえるなんて。。
これを見たら応援せずにはいられないよなぁ。。
時には笑い、時には大泣きしながら何回ループしたか分からないくらい観た笑
そして何より、田島将吾の魅力を十分に堪能することができて、
完全に田島将吾オチしたのだった。

やっぱりこのコだな！改めてそう思った。

あと親として、101人の中から田島将吾を1pickに選んだ娘を誇りに思った。
我が娘ながら本当に見る目がある、自慢の娘である笑

これが田島将吾との出会いである。
今までの推しはジャニーズという押しも押されぬ巨大事務所に所属していた。
なので、デビューできれば、あるいは事務所に推されていれば、
売れる！人気者になる！という、いわばレールがあるような気がしていた。
でも今回の推しはジャニーズではない。
事務所はLAPONEエンタテインメント。
韓国と日本の事務所が合同で作った会社で、
ちなみにその日本の事務所はあの吉本興業。
先輩には同じオーディションのseason1でデビューしたJO1がいる。
先日、後輩グループのデビューも決まった。DXTEEN。
まさに出来たてホヤホヤ。
これからどうなっていくかは分からない。

しかし、
だからこそ応援のし甲斐がある！応援のし甲斐しかない！！
予想もできなかった未来が見られるかもしれないのだ。
ジャニーズと並ぶ、いや！ジャニーズを超えてほしい。
日本を代表する、そして、世界で活躍するグループになっていただきたい。

田島将吾が7年間所属していた、ジャニーズ。
そして私が30年間夢中だった、ジャニーズ。
尊敬と感謝と愛を込めてそこに挑み、そして超えて欲しい。
そんな気持ちでいる。

田島将吾というアイドルがどういったアーティストになっていくのか、
またINIがどんなグループになっていくのか、
楽しみで仕方ない。とても。

そして、久しぶりに味わうこの感覚。。

心が、踊る。