「すばらしきかな、人生」かんどうしました
もし、自分の大切な友人が、最愛の娘を病気で亡くし、心が傷ついて抜け殻のような状態になっていたとしたら、あなたならどうしますか?
先日、アマゾンプライムビデオで「素晴らしきかな、人生」という映画を見ました。
久しぶりにいい映画を見た!って感じです。
1946年に公開された映画のリメイク版ですが、娘を亡くして傷心した父を演じる主演がウィル・スミス、そして彼を元気づけようとする仲間たちの悩みや葛藤、して心の変化が見どころの映画です。
いや~
泣きました。
雑に言うと、凄腕社長のハワード(ウィル・スミス)が目に入れても痛くないわずか6歳の娘を亡くすわけなんです。あまりにも傷ついたハワードは、すべてに絶望し、人と口をきかなくなり、抜け殻となってしまいました。そんな彼を心配する同僚たちが、あれこれと手を打つわけなんですが、そんな同僚たちも様々な悩みや葛藤を抱えていて、もうまさに人生について考えさせられるストーリーになっています。
この作品のテーマは、「愛・時間・死」
これらの向き合い方を私たちにメッセージとして投げかけられているように思いました。
案外、こういうタイプのストーリーは、展開が激しくないので、途中ダラダラとして飽きさせる傾向にあり、僕はそういうのは嫌いなのでラブストーリーとか見ない派なんですが、今回は最後まで釘付けで集中して観ることができました。
僕は、心理カウンセラーをしていますので、もしハワードが自分のクライアントだったらどんな関わり方をするだろうか…という視点でストーリー移入してたんだと思います。
これは、単純に放置して時間が解決するなんてケースではないし、空虚、怠惰、喪失感、哀しみ、怒り…処理しきれない自分の感情に、「なぜ ”死”は自分ではなく、娘を選んだんだ?」その疑問に答えを求め続けているんですよね。
いかに現実を受け入れさせるか…ということにまわりは苦心していましたが、こうした傷心に対する正解のアプローチなんてないと僕は思っています。
そういう意味では、ラストの締め方も後味の良いものだったなぁ…と思いました。
ネタバレになるので抽象的な表現でスミマセン。
ほとんど伝わってませんね。
いずれにしても、最愛のお子さんをお持ちの方ならば、鑑賞されることをおススメします。
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