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パワポの中に、マーケティングは存在しなかった

「転職して最も思ったことは何か?」
そう聞かれたら真っ先に答えるのがタイトルのセリフです。

私は前職(PR代理店)自体、必死になってクライアントのPRアイデア、時にはマーケティングに関する考え方をパワポにまとめていました。

あたかもマーケティングを知っている風に。

今思うと、事業会社で働いたこともないやつが提案し、それをクライアントが聞くという構図が不思議でしかありません。

マーケティング関連の本を読む

使えそうな理論や図を、企画書に引用

実際に提案

こんな流れで企画提案を行っていました。

いわゆるPGマフィアの人たちや広告代理店業、マーケティング業などに従事した人たちが書いた以下のような本を読んでいました。

こうした本を読み、インプットすることは大事ですが、「これら理論や考え方が必ずしもどの企業にも当てはまることではない」と事業会社で働き始めて感じました。

「マーケテイング」とは確かにかっこいい言葉ですが、実際はもっと泥臭く、実直な仕事であると日々感じています。

  • 自分自身が商談に立ち、サービス/プロダクトを使用してくれる人のニーズや課題をヒアリングして、それらをエンジニアサイドにフィードバックする。

  • 限られたリソースの中でどう最大化するか、アイデアを絞り出す。

  • 夢物語を語るのではなく、目の前に迫った案件の中でサービス/プロダクトの利用数が最大化するような座組みを構築する。 など

現在、こうした“生きた体験”を積み重ねています。

振り返ると前職時代、いかに自分は現場での体験が少なかったかと痛感しています。

広告・PR代理店のプランナーやマーケターは、憧れるかっこいい職業でもありますが、現場の感覚がわからずして、一流のプランナーやマーケターになれるとはあまり思えません。

結論
人それぞれですが、パワポと睨めっこしてマーケティングの5AやAIDMAを書いている時間があるのなら、一度転職して現場で揉まれた方がいいと私は思います。

最後に宣伝。ブログも書いてます。2021年365日分のトレンドテイクオーバーを分析したので興味ある方はぜひ。


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