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#4 「娘の友達」には手を出すなとあれほど。。。

 萩原あさ美さんの「娘の友達」。2019年で最も危ない漫画だったのではなかろうか。

 ホント娘の友達とアレコレ。。。ってのはセクシービデオだけにしとけって話。バカじゃねえんだから。

 中間管理職であるが故の悩みと、男手ひとつで育てた娘が不登校になってしまったことで、職場と家庭の二重苦に陥った市川晃介。

 仕事終わりにたまたま入った喫茶店では、娘の友達の如月古都が働いていた。

 「お父さんの力になりたい」という古都の優しさに、思わず甘えてしまう晃介。。。

 ジャケ買いして気軽に読み始めたが最後。

 読んでいる最中、ページを閉じ、

「もう読むのはやめよう」

と何度も思うほど心臓に悪い作品です。

 如月古都の行動は本当に不可解であり、彼女の胸の内がどうなっているのか予想もつきません。

 徐々に彼女を取り巻く環境についても明かされていきますが、古都、晃介、そして晃介の娘である美也など、全ての点がどう繋がっていくのか、非常に楽しみであり、不安であったりします。

 ちなみに、この作品の副題

「L'un des grands secrets d'une femme fatale.」

とは、フランス語なのですが、日本語で

「ファム・ファタールの大きな秘密」

という意味です。

 ファム・ファタールとは「運命の女」、または男を破滅させる「魔性の女」。

 あー。(察し

 魔性の女といえば、谷崎潤一郎の「痴人の愛」に登場するナオミなんかが代表的ですね。未読の方はこちらも読んでみて下さい。
 
 特に男子。すぐ女に物を買い与えちゃうそこのお前。お前に言ってんだぞ。

 
 こんな副題つけられちゃあ、ますます楽しみになってしまいますよね。

 Twitterで賛否両論ありましたが、僕は好きな作品です。ちなみに完結してないので、気になる方は手に取ってみて下さい。

 
 特に女子。男に貢いで貰いたいな〜って思ってるそこのお前。お前に言ってんだぞ。

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