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色とりどりの虹を見た日(「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 3rd Live! School Idol Festival〜夢の始まり〜 Day1レポ)

ーーみんなの夢を叶える場所

TVアニメ「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(以下:アニガサキ)」最終回のサブタイトルであり、今回5/8,9の2daysにて開催された「ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 3rd Live! School Idol Festival〜夢の始まり〜(以下:SIF)」のメインテーマである。

これからSIF参戦の感想を備忘録も兼ねてこちらに記していきますが、その前に少しだけ注意書を。
・筆者は九州在住の為所謂イベンターほどフットワークが軽くないということ
・虹ヶ咲に本格的に触れたのはアニガサキからであり、ラブライブ!シリーズを含めたライブ参戦は今回が初であるということ
・初日のみ現地参戦の為、2日目の内容に関してこちらではあまり触れないこと
・座席が1塁側のやや上部であった為、細かい表情や仕草についてはモニター頼りであったこと

上記ご理解の上読み進めていただけると幸いです。

時は5/8 17:00 メットライフドーム
ついに、待ちに待った自分にとって初めての虹ヶ咲のライブの開始時刻だ。
このご時世ということもあり、この時間を迎えるまでは急遽中止を言い渡されるかもしれないと、正直気が気ではなかったところもあり、少し呼吸を整えられた。
右手には物販で購入したラブライブレードを携え、ライブTシャツに身を包み、マフラータオルを首から掛ける。このようにライブ3点セットを身に纏うことが懐かしく、微笑まかった。
徐々に会場のボリュームが増していく、始まりの合図だ。胸が高鳴っていくのを自分でも感じた。
オープニングムービーに合わせ登場するニジガクのメンバーたち。
ちなみに筆者はアニガサキのサントラにも収録されている「色とりどりの虹(メインテーマ)」にめっぽう弱いので、このアレンジBGMが流れてる時点でジーンときてます。まさにアニガサキを象徴するBGMですし、いよいよSIFが始まるんだなと思うと目も潤みます。妃菜喜ちゃん(矢野妃菜喜)の名前もあったし。
そんな歌い出してもないのに勝手にエモくなってるオタクはさておいて、あぐぽん(大西亜玖璃)の歌い出しから一曲目が始まりました。
「いこう!明日へ」「「虹のMelodies」」

01.虹色Passions!
先日の「校内シャッフルフェスティバル」(以下:KSF)にて、振付やフォーメーションは既に確認済ではあったが、本公演がアニガサキ準拠であることを考えると、このあぐぽんの一言から重なりだすメロディはそれだけで心にグッとくるものがあった。
Bメロやサビ終わりの間奏など、歌い分けにより全体曲であることを強く印象づける虹パですが、この心地よい音の重なりに加えて個人的に推したい部分は前述の歌い出しも含めたソロパートの力強さである。
虹ヶ咲はその校名の通り何かと「虹」に縁のあるコンテンツで、仲間でライバルをメインテーマとしていることもあり、個々の光がしっかりと主張しつつ、重なり合って全体として一つの「虹」をつくり出す。そんなニジガクの姿を体現したのが虹パだと思っているので、音源版でも大好きだった、なっちゃん(村上奈津実)のラスサビソロパートはまさに心を射抜かれたような感動を覚えた。決してステージから近い位置にいるわけではないのに、ドームの音響効果としてではなく、直接響く歌声。これを聴きたかったんだ。間違いなくこのライブは最高のものになる。そう確信した。

この後、MCでは虹パの非常に素晴らしい衣装について触れたり、自己紹介&定番のコーレスなどがありましたが、既に分量がヤバいので詳細は割愛。
(と言いつつちぇみー(田中ちえ美)が、璃奈ちゃんボードをつけるために壇上から姿を消す際も、戻ってくる際もどちらも妃菜喜ちゃんが手を繋いでくれていたとこがエモかったのは触れておきたい。てか、自己紹介でもだけど妃菜喜ちゃんがいるの!侑ちゃんがいるの!このライブ全体を通してだけど、妃菜喜ちゃんの存在が大き過ぎるんよ…)

ところで、この段階で自分は見逃してませんでした。ともりる(楠木ともり)が、いつの間にかいないんですよね…(後ほど配信を見直すとスカーレットストームの後に消えてましたね。筆者はその頃ブレードの色変えに苦戦してたので舞台袖にはけていくところは気づかなかった模様。)
アニメ準拠ということですが、ともりるは事前の体調面により参加楽曲が減るアナウンスはあったのでどうなるのか?と思ってましたが、最初にともりるが準備をし、アニメ通りの流れでいうと2曲目はアレになりますよね。

02.CHASE!
筆者は強いて言えばせつ菜推しなので、CHASE!をフルで、しかもCHASE!の衣装でやってくれたことに本当に感無量でした。
パフォーマンスについてですが、体調面の不安を感じさせない動きと歌声で、何度も円盤では視聴した姿と楽曲ですが、やはり生のパワーはすごい。そりゃ侑ちゃんもときめいちゃうわけです。
しかもずるいのが、これアニメの演出になぞらえて歌ってくれたんですよね。
本編映像がスクリーンに流れ出し、侑と歩夢が歓声の上がるステージの方へ歩み寄る。そこから歌い始め。アニガサキから入った身としてはたまらない演出でした。
こちらも本編同様に燃え盛る炎の演出。以前ともりるも物理的に熱いよ!なんて笑って言ってましたが、ドームに作ってるステージなこともありとにかく炎の数も多いしド派手。炎によるダメージも0ではないでしょうに顔に出さずパフォーマンスをやり遂げたともりるには本当に頭があがりません。

謎のスクールアイドル、優木せつ菜にときめいた侑と歩夢でしたが、ご存知の通りせつ菜を探し出すどころか同好会廃部の報を中川生徒会長より告げられる二人。
侑は自分の夢を見出せるせっかくのチャンスを逃してしまったことを悔やみつつも、心優しき彼女は深く詮索はせずに「夢を追いかけてる人を応援できたら…」という言葉を歩夢に告げて再び変わらない日常を歩み始めます。しかしこれを引き留めたのが、ずっと一緒に、隣にいた歩夢。
この辺りの件は先の展開を知っていると涙無しでは見られないとても素晴らしい心情描写であり、時折出てくる12話を彷彿とさせる台詞回しなど、ライブの限られた尺の中でも、アニメ第1話の大事な部分を余す所なく使ってくれた運営には感謝しかないです。
あと、これは余談ですが筆者はカプだとゆうぽむ推しなのでこの辺から早速泣いてます。

03.Dream with You
ここもねアニメ再現なんですよ!!階段の上のステージにあぐぽんが立っていて、歌い出しがアカペラで、歌い出すちょっと前に息を入れる仕草があって。
ここで現地勢ポイントなんですけど、アニメ演出の間ライトアップされてないけれど、壇上に人影が見えるから、これが階段上ステージで歌われるのを悟った瞬間また涙が溢れまして。
この曲に限らずですが、今まであぐぽんの歌は上手さとは別の、人に心に働きかけるような印象を持っていたのですが、生で聴くあぐぽんの歌声はそのメッセージ性に加えて壇上の彼女の表情とか振付とか、声への感情の乗せ方とか一挙手一投足全てに「想い」がのってるんですよね。これはおそらく彼女が持つ「声」という天性のものに加えて、彼女が歩夢と共に歩み成長し、理解しあってきた歴史と努力の現れなのだなと感じ取りました。もとよりこの楽曲はアニガサキの中でも指折りの個人的推しソングだったこともあり感情ブーストかかり過ぎて今なら今日子ちゃんと熱く気持ちを共有することができそうです。(今この文章を書いてる最中も歩夢とあぐぽんへの愛が溢れて大変です。)

ひとしきり泣いた後に、次はかすみん回のおさらいかぁと思う暇もなく可愛いあの子は登場してきました。

04.Poppin' Up!
正直にお話しますと、中須かすみもまゆち(相良茉優)も今でこそ好きですが、自分はアニガサキ当初はあまりこの娘の魅力がまだ正しく理解できてなかったと思います。
この楽曲についても同様で、かすみ曲の中では他の楽曲ばかり聴いてるのもあり、俗に言う「休憩」になるのでは?とか思ってましたが、そんな甘っちょろい考えはかすみんが許してくれませんでした。
妃菜喜ちゃんや他のニジガクメンバーも後に感想で伝えてますか、かすみんはまゆちでないと可愛くなれないですし、いついかなる時もかわいいんですよね。1stLIVE同様今回も歩夢の後につき、感動の雰囲気を掻っ攫って可愛いを表現しながら盛り上げていく。これはかすみんにしか、まゆちにしかできないことです。
初動の身体を横に小刻みに揺らす動きも可愛かったですし、今回のライブで一際どよめいたセルフィ演出も然り、今までの可愛いだけでは飽き足らずみんなを楽しませてくれる。そんなかすみんを目の当たりにすると自分のブレードを振る手は決して止まることはなく、むしろ力強く振られていたと思います。今度はコペ子と熱く語らわないといけないですね。(この後とある曲により、まだかすみんのワンダーランドが第一段階でしかなかったことを知ることになります。)

この頃になるとなんとなく察してます。文字通り休憩なしだわこれ、全部やり通すつもりじゃん。案の定この予想は的中するわけです。

05.DIVE!
前述の通り、筆者は誰か一人選ぶならせつ菜推しであります。
しかしながら、やっぱり好みというのはあるわけで。
せつ菜曲では「MELODY」と「LIKE IT! LOVE IT!」がせめぎ合ってるので、この曲もやっぱり心の底からノリきれないところが今までありました。
何より3話本編の流れを汲んでの楽曲という側面もあるため、「Dream with You」や「CHASE!」のような本編再現の形ではなく、サブモニター(ステージ上部に配置されていた3枚のモニターの左右2枚を今回は指します。)で本編映像を流してるのみではちょっと物足りないのは正直な気持ちでした。
(なお、これは本楽曲に限らず以前以後のアニガサキ楽曲共通の演出です。1番など本編に使われていたシーンはセンターモニターに表示され、2番以降が前述のようなスタイルとなる。)
しかし、この懸念すら余裕で上回ってみせるのが優木せつ菜というスクールアイドルなのです。
ライブに参戦したことある方なら一度は経験したことがあるでしょう「生で聴いたら化けた曲」自分にとってはそれが「DIVE!」でした。
ともりるのパフォーマンスの高さももちろんですけど、せつ菜の大好きに正直な気持ちが特にこの曲に乗り移っていたように感じとれたんです。(後にともりる自身楽しんでやること、笑顔を意識していたと語っていたので、おそらくその影響だと思います。)
パワーを向けられた場合、そのパワーに負けないくらい大きなパワーを送り出そうとするのがライブの醍醐味だと思います。普段は声で応えることが多いですが、声出し禁止の中でも熱気の相乗効果によって会場全体をとてつもないパワーが包み込み、ひしめき合っていました。(こう書くとせつ菜が喜びそうですね。)
あとせつ菜のイメージカラーは赤ですが、この曲に関しては結構青もちらほら見受けられたように感じます。MVでのせつ菜を再現したともりるの青メッシュ然り、水中での描写が多かったことも然り、今までの赤い彼女だけでなく、青をまとったせつ菜の新たな魅力に改めて気付かされた一曲でした。
そして曲ラストの決めポーズ。溜めに溜めて最後に突き上げられた右腕と、はちきれんばかりの笑顔。その場にいたのは違うことなく自分が大好きな優木せつ菜の姿だったのです。

会場を盛り上げるという点に関しては、「楽しいの天才」こと愛さんも負けていません。

06.サイコーハート
なっちゃんの魅力といえば常に笑顔を絶やさない全力のパフォーマンス。それは見ているだけでこちらも楽しくなれるし元気をもらえる、まさに太陽のような存在。
しかし、この全力パフォーマンスは誰しもができるものではありません。
テンポの良い楽曲に合わせて、バックダンサーを伴っての激しい動きのダンスを、さらには歌いながらこなさなければならない。その為に必要な体力は我々の想像を遥かに上回るものでしょう。
なっちゃんは過去のライブ等でも常々、愛に少しでも近づけるようになりたいと口にしていました。
愛さんはいわゆる何でもうまくこなせるタイプの「天才」の為、スクスタのMVの彼女は激しい動きでもそつなく完璧にこなしてしまいます。そんな圧倒的な存在に対して、虹ヶ咲としての活動が始まったばかりの頃のなっちゃんは、素人の自分ですらわかるレベルで体力が追いついていない、大きな差がありました。それは一番本人が自覚していたことだと思います。だからこそ、その差を埋めるべく彼女が必死に続けてきた努力を裏付ける形で校内マッチングフェスティバル、1stLIVE、2ndLIVEと回を増すごとにパフォーマンスは進化をみせ続け、今回の「サイコーハート」では僅かな間奏ですら、手を止めることなく観客を煽り続け、最初から最後まで宮下愛と変わらぬパフォーマンスをやり遂げる段階までに成長していました。
愛さんが「楽しいの天才」なら、なっちゃんは「努力の天才」
年々磨きを増していく彼女の輝きからは当分目を離すことはできなさそうです。
(余談ですが筆者はしおらしいなっちゃんの仕草がたまらなく好きなので2ndのDDのラブトラみたいなのに死ぬほどよわいです。いつかこれも生で拝みたいなぁ…)

エマージェンシー!ここからはぽかぽかタイムです。

07.La Bella Patria
皆さんは「この曲は生で聴けたら本望」と思っているお気に入りの曲ってありますか?
筆者にとって本公演で楽しみにしていた、楽曲の一つがこの曲でした。
冒頭注意事項に記載しました通り、アニガサキからニジガクにハマり、スクスタやスクフェスすらやっていなかった身としてはエマ・ヴェルデというキャラはなかなか掴みづらいというのが最初の印象でした。
後述もしますが、アニメ7話放送前という物凄く中途半端なタイミングからアニメに触れた為、リアタイ勢に追いつくまでは毎日虹ヶ咲生活を送っておりました。その中でもこの楽曲の使用された5話が特別自分の心に突き刺さったことを覚えています。
普段は疲れてる人みんなを癒す女神のような彼女ですが、大切な親友である果林の為であれば多少強引な行動をとってみせてでも、貴女に素直になってほしい。素直な気持ちを出せないでいた果林の心を溶かした「ぽかぽか」は、エマが日本に来てから感じた気持ちを素直に歌ったこの楽曲であったというのがまたエモさ抜群なんですよね。
楽曲面にフューチャーしていくと、まず皆大好きな2番終わりのCメロを彩るギターソロ。
アニメ尺では流れない部分のため、配信がはじまるまではいい曲だなぁ、くらいの感想しか抱いてませんでしたが、フルで聞いてからは毎日のようにヘビロテしていました。
そして今までのエマ曲と比べてもアップテンポであるが故、歌唱もダンスもかなりのレベルが求められるこちらの楽曲をちゅんるん(指出毬亜)が仕上げてくるのか。KSFや2nd LIVEでちゅんるんのポテンシャルのエグさを把握していたのでとても楽しみにしていました。
結果として、ちゅんるんは我々の想像以上に伸びやかで軽やかなパフォーマンスを見せてくれました。
センターステージで、自分の一塁側席からでもしっかり見える位置で可愛らしい仕草も取り入れながらのハイレベル動き。彼女のことを全く知らない人でもきっと虜になるくらい素晴らしいものでした。
そして、ここからはちゅんるんのチョクメ!を受け取ってからの感想です。
詳細な内容はこちらでは伏せさせていただきますが、要約するとやはりこの曲の難易度は難しく、自分なりに悩み、励まされ、努力の結果最終的に最高のパフォーマンスをすることができたという内容でした。
彼女のことを見たことがある方なら、今回の自分のようにそのポテンシャルの高さから多くのことを期待してしまうに違いありません。
しかし、勿論舞台上に立つ傍ら彼女も一人の女の子。プロとして期待に応えようとする一面もあれば華奢な部分もあります。
ちゅんるんに限らず、ニジガクのメンバーは皆が皆全力で向き合っているので、いつか大きな声援を送れるような世の中に戻って欲しいと切に願います。
(個人的推しポイントはぎゅーっと抱きしめるところの振付ですね。円盤出たら無限に見返したい。)

舞台の暗転とともに、見覚えのあるマスコットが映し出され、扉が開きアニメさながらの登場をみせたのはちぇみー(田中ちえ美)。
みんなと繋がりたい夢を持つ天使のあの娘の出番ですね。

08.ツナガルコネクト
曲への想いもいろいろありますが、アニガサキ6話に全てが詰まってますので、この曲では早速パフォーマンスについての話をさせてください。
過去のライブでもよく、「喉からCD音源」「MVさながらのパフォーマンス」など評されるちぇみーのライブパフォーマンスの高さですが、まさにこれらを体感することが今回できました。
りなりーのダンスはコミカルかつ細かい動きが多い為普通に踊るだけでもかなりの難易度であるはずなのですが、完璧にこなしつつ、璃奈ちゃんボードさながらに表情豊かにステージを駆け回るちぇみーはまさにリアル璃奈ちゃんでした。
こちらの個人的推しポイントはMVでも描かれていた正拳突きシーン。(複雑カスタマイズ〜の部分)
ここ、MVでも描かれてはいましたが、描写されてたのは横からのアングル→上半身のアップであった為、いわゆるステップのところが描かれてはいませんでした。
その為実際のちぇみーの動きを見て仰天しました。
その直前の振付でやや下手よりに移動するのですが、そこから正拳突きをしながらセンターポジションまで戻っていたのです。
2番などMV外の振付に新鮮さを感じることも勿論ありますが、このようにライブで初めて確認できる気づきもあったりしますので、やっぱりライブは最高ですね。
また、歌についても評判通りの安定感の高さでしたし、これだけ早口でフレーズが難しい楽曲にも関わらず生歌でほぼCD通りなのはさすがとしか…
有料配信も見返してましたが、やっぱり微妙に生とは聞こえ方が違うものでしたが、ちぇみーに関してはメンバー随一で生で聞いてもブレなかったです。これで謙虚だからなぁ田中!愛されてるなぁ!
あと、もう一つ萌えポイント。アウトロでニコー(⸝⸝>▿<⸝⸝)って顔するちぇみーに最高にときめいちゃいました。
(円盤出たらしっかり一時停止して拝みましょうね〜。)

そんなちぇみーを見送ると、えへっと可愛らしい微笑みを浮かべて、スポットに現れた鮮やかな蝶は…

09.Butterfly
イメージカラーの紫の魅惑の衣装に身を包み、茶髪であらわれたあかりん(鬼頭明里)はまさに彼方ちゃんそのもの。というか、そうなんです。茶髪。
本人は美容師に彼方ちゃんのイラストを見せて同じようにしてくださいとお願いしたようで、なるほどそりゃリアル彼方ちゃんだ…
いや、自分みたいなただのおたくでも知ってますよ。声優さんってイメージがあるから髪を容易に切ったりとか染めたりはできないって。
ましてや今をときめく人気声優のあかりんがガッツリ彼方ちゃんに寄せてきたのは驚きでした。(あまり細かくは触れませんがスタイルも一時期に比べるとかなり絞ってるのも一目でわかります。)
2ndでも「Märchen Star」が彼方がファンの為に手がけた曲ということもあり、想いを込めたかった旨を語っていましたが、こういうところがあかりんが今の地位を築き上げることができた所以なのかなと思います。
曲中大量のシャボン玉が舞い、幻想的な世界を作り上げていましたが、ここについては正直なところすいません一階席ではわかりづらかった(泣)
しかし、そんなメインステージから対になるような位置の自分のところにすら一部シャボン玉は流れ着いていましたし、ライトアップ含めて演出面でも会場全体を彼方色に染め上げていたのはしっかりと体感することができました。
(壇上のあかりんにも勿論目を奪われるわけですが、サイドスクリーンで近江姉妹のシーンが出るのがもうね…)
やはり他のファンの方にもこの姿は強烈なインパクトを与えていたようで、ファンアートも沢山あがってますので、皆様是非チェックしましょう。

見た目のシンクロ率で言えばこの人も負けてません。
今回のライブ唯一口上からスタートする桜坂劇場開幕です。

10.Solitude Rain
この曲に関しては情報量が多すぎて百聞は一見にしかずなので、配信か円盤を見てくださいと言いたいところですがレポの意味がないので頑張って書き上げます。
補足情報としてこの曲あたりからドーム付近は夕焼けから日没に移っていきます。その為まぁ、映えるんですよね、しずくのイメージカラーのライトブルーといい舞台上を連想させるスポットライトの光といい、かおりん(前田佳織里)を桜坂しずくとして映し出す演出が、自然の力も味方してまあ見事でした。
壇上も本編を連想させるような5人構成で…5人!?はい、5人です。まさかのバックダンサー付きでした。
ただ、演者を中心としあくまで黒子に徹するバックダンサーというよりは、一緒に一つのステージをつくり出す、他作品なので名は伏せますが某スターがライトしちゃいそうな雰囲気ではありました。(あちらのコンテンツも大好きなので、この曲についてはかおりん中心で見るというよりは全体を意識しながら観劇しようとしていました。)
バックダンサーの方も主役を食ってやらんと言わんばかりの激しいパフォーマンスでしたが、やはり桜坂しずく、ここにありと思わせたのはラスサビ前の「あなたの心に触れたい」のパートでしょうか。
以前よりかおりんも生歌が映える方だと意見はちらほらと見ていましたが、ここのパートは元々筆者の本楽曲一番のお気に入りパートということもあり、開演前から期待してはいましたが、心の芯まで届くような力強いものでした。
その余韻に浸る余裕もなく、ラスサビでは実際に飛び出したり(舞台裏での飛び出し失敗まで含めてワンセット)、アニメ本編でもあったラストシーンでのスポットライトを浴びながら膝をつく決めポーズと最後の最後まで見応え抜群の一曲でした。
(配信版で見返すとかおりんの真剣な表情が間近に見られてまた良いですね〜。この白黒混在した衣装も大変好みなので何度も何度も見返してしまいました。)

次の曲も光が映える曲なので会場一帯が暗くなっていい感じだなぁと思ってたら
「シュゴォオオオオオオオオオオオオオ(爆音)」
念のため、別に喘いでるわけではございません。

11.VIVID WORLD
上記の爆音はスモーク演出でした。
配信版でDay1とDay2見返してみましたが、配信レベルではDay2の方がまだ小さく聞こえたのですが、自分が現地にいたのはDay1なのでこれにはさすがにびっくりでしたね。笑
完全な野外ではないので会場の違いはあれど、夜に近い状態で、無数のレーザー演出が飛び交う果林と近いシチュエーションで激しい振付をこなしていくみゆたん(久保田未夢)。
動きのキレもさながら、細かい所作が朝香果林を彷彿とさせるものが多く、生でパフォーマンスを見て感じた点として他のメンバーとは異なり、キャラを通してみゆたんが垣間見える瞬間が多いことでした。
完全再現も勿論感動する要素の一つではありますが、ライブを誰よりも楽しむ、虹ヶ咲のメンバーであることを楽しむという気持ちがつよく伝わってきて、バラバラだけどその個性が面白い、虹ヶ咲の本質を改めて感じさせてくれたのがみゆたんのパフォーマンスでした。
他作品や自身の活動でのライブ経験が多く、よくトークでも舞台慣れしてるのではないか?など思われがちだが、虹ヶ咲での自分はまた別であることを語っていますが、この日はまさに虹ヶ咲の久保田未夢を垣間見た日でもありました。

全員の持ち曲の披露が一旦終わり、また会場には本編映像が流れ始めます。
しかしそのボリュームが凄い。次に歌われる曲はこの会場にいるファンであれば、おそらくほぼ全員が知っていたであろうはずなのに、ライブの限られた時間の中でもしっかりと時間を割いて、「同好会の目指す道」と「歩夢の揺れ動く心情」を今一度我々へ語りかけるべく名シーンの数々を上映していきます。
ただ、本編を垂れ流しにするわけではなくテンポ良く進むよう会話や間は必要最低限に区切り、それでも話が伝わる。感情に訴えかけるものを編集する労力も勿論簡単なものではないでしょう。
それだけ花ひらく歩夢(そして侑)の想いを大事にしてくれているんだと考えるとこれだけで涙モノですね。
約6分強(実測値6分40秒)もの時間をかけて、次の曲のイントロが流れ始めます。

12.Awakening Promise
筆者は本編視聴時も12話はボロ雑巾になるほど号泣していたので、この編集版でもマスクの中が大変なことになるほど泣いてしまってたわけですが、滲む視界の中でもはっきりとわかるほど輝く笑顔をみせるあぐぽんにまた涙腺を刺激されてしまいました。
そもそも本楽曲は筆者の中では今回のライブで一番心待ちにしていた曲であり、キャラ推しはせつ菜ですがカプとしてはゆうぽむ推しなので特に思い入れが強くてですね…
本編中、今日子(焼き菓子同好会)ちゃんとファンが歩夢に黄色いガーベラ(花言葉:愛)を送っていましたが、すぐさま侑はローダンセ(花言葉:変わらぬ想い)を歩夢に送る。自分では絶対的に敵わない相手が超絶イケメンアピールをキメても、歩夢は侑だけでなく自分を好きでいてくれる人に対して応えようとする。そりゃこんな娘好きにならない理由がない。

ちなみに、ここの件でいえば筆者は今日子ちゃん目線(歩夢ファンモブ視点)でゆうぽむのことを見ており、同好会に関しても「高咲侑」という絶対的な存在がいるため虹ヶ咲モブ視点としてこの物語をずっと見守ってきました。侑が「あなた」のモチーフなのは承知の上ですが、侑ちゃんが魅力的なので一番自分の中でしっくりくる見方がモブ視点なんですよね。(なおこの後の楽曲により、このモブ視点が一変し更に嗚咽レベルで号泣してしまうのはまた少し先で。)

その後のシーンでこれからの目標(夢)を語り合い、お互いの存在があったからこそ、これから別の道を進んでいけること、「今までありがとう」と改めてお互いに感謝しあえるこの2人の関係性がたまらなく好きなんです。
これ以上書くとただのアニガサキ感想になるので、ぼちぼちライブに話を戻して…

まず、あぐぽんの衣装チェンジが入ってます。DwYのような甘々系統も好きですが、今回の衣装も非常に似合ってて良いです。ピンクが似合うのも勿論ですが、ちゃんと髪飾りにローダンセがセットされていますし、あぐぽんの美脚が尚更生える衣装になっています。
続いて演出面として、本楽曲は本編中で階段の上から歌い始めることになっているのでライブでもステージ2階からの歌い出しなわけですが、2番の「私 この道を歩いてくって決めたんだ」で階段の電飾が灯り、ライトの道筋で歩く道を紡ぎ出していてここも非常に感動ポイントでした。
また、DwYの項でも書きましたが、あぐぽんの歌には生歌ならではの破壊力があり、さらにメッセージ性を増した歌詞の多いAwakeningでは相乗効果が発生し絶えず泣きっぱなしの状態でした。それでもまだしっかりステージを見れていたのは、KMF、1stであれだけ堪えきれず歌唱中に涙してしまっていた、あぐぽんの成長を強く感じたからです。
メッセージ性の強い楽曲だからこそ、しっかりと歌いきらないといけないというプロ根性が伝わってきましたし、涙をこらえるながら歌うわけではなく、終始朗らかにパフォーマンスが出来ていたのは、成長という言葉だけで表せるものではなく、歩夢と寄り添い歩いてきた夢への一歩が紡ぎ出した、数々の経験や想いや努力の結晶だったのではないでしょうか。
そしてそれは、アウトロラストシーン、歩夢がニコッとはにかみながら、ゆびきりのポーズで小指を突き出し、同じくステージセンターのあぐぽんもはにかみながら同じポーズを取る。この2人が重なって見えた瞬間、この曲を最初に聴いた時からずっと見たかったものが見れたような気がしました。

ーーみんなの夢を叶える場所
本記事冒頭のフレーズを冠したアニガサキ第13話の本編映像が会場に流れはじめました。
ここもAwakeningのときと同様本編の流れを大事にしつつテンポを意識した神編集を見ることができます。
その編集された映像の中でも、しっかりとメッセージ性を持って使われていたシーンがあります。
それは盛り上がっていたSIFのイベントの最中、突如予報にはなかった雨が降りしきり、ステージが中断・変更を余儀なくされ不安に空を眺めるスクールアイドル達と侑のシーン。
本編視聴時はあまりこのシーンについて深い意味は考えていませんでしたが、約半年の間、自分が確認できる範囲で可能な限りニジガクちゃんのことを追ってきた今だからこそ気づいたことがあります。それはこのシーンは虹ヶ咲と某感染症を指しているということ。
1stLIVEを無事成功に収め、予定のなかったアニメ化を華々しく迎えるため開催予定であった2ndLIVE。しかし突如世界規模の感染症により数々のイベントが中止や予定の変更を余儀なくされ、虹ヶ咲も無観客ライブ配信という形となりました。先日販売されたBDを視聴し、配信という形ながらも素晴らしいライブであったことは自分も確認いたしましたが、これが有観客ライブであればどれほどの盛り上がりだったのだろうと考えるのは自然なことだと思います。
本編でもほとんど見せることのなかった不安気な表情の侑、本来開催予定であったコラボステージが時間の都合で行えず、予定表に取り消し線を入れる彼女の姿にはとても心が痛みました。同時にこれと同じことが現実世界でも起きていたことにハッとさせられたのです。
雨がやっと止んだ頃には、もうSIFの終了時刻。悔し涙を隠しながらこれで終わりと諦めかけた侑を引き留めたのは歩夢、更には同好会、関係者、ファン…いろんな人達の協力と諦めたくない気持ちのおかげで同好会は最後にライブを披露できる場を得ることができました。
「あなた」に伝えたいことがあるから。
想いはちゃんと伝えてなくてはなりません。
壇上に立つ同好会メンバーは1人ずつ一歩前へ歩み寄り、感謝の言葉、想いを述べていきます。
夢を追うことは簡単ではない、けれども支えられて夢を叶えることができた。今までみんなに支えてもらった分、次は私達がみんな夢を応援します!
せつ菜のこの言葉の後、画面が実際のステージに並び立つ同好会のメンバーに切り替わりあぐぽんが言葉を紡ぎます。

これからも躓きそうになることはあると思うけど、
「あなた」が私を支えてくれたように、「あなた」には私がいる。
この想いは一つ、だから全員で歌います。
「あなた」の為の歌を!

13.夢がここからはじまるよ
上記のメッセージを文字通り客席に立って聞いていた妃菜喜ちゃん。
大切に言葉を受け止めるように頷いて、ピアノへと向かい、本楽曲のイントロ部分の生演奏を披露し続けるように歌い出す同好会メンバー。こんな神演出見せつけられたら、そりゃあもうまともに視界が定まりませんでした。
比喩表現抜きで、感動して流した涙としては人生で一番の号泣っぷりでした。
今までは虹ヶ咲を応援している自分はあくまでモブからの視点であり、応援はしているし、とても大好きだけれども、同好会の存在をどこか遠くのものと感じていた節があり、そんな夢見心地のままこの日のライブも過ごしていました。
先程のやり取りも演出としては侑(妃菜喜ちゃん)へ、想いを伝えるメンバー達とそれを真正面から受け止める侑の図式となるわけですが、この瞬間侑を通して、同好会のみんなからのメッセージが直接自分に伝わってきたように感じられ、アニガサキの高咲侑でも、スクスタの「あなた」でもなく、虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会に出会いときめいて、今日という日を心から待ち侘びていた「自分」が、今ときめきの対象を目の前にしているという事実に改めて気付かされ、ただただ涙が止まりませんでした。
こんなご時世ですから、ライブ参戦を心に決めた後も不安はありました。本当に参戦してよいものかと。
ですが、この体験が出来たこと。制約がある中ではあれど同じ時間を、空気を共有できたこと。この日目にした光景は一生脳裏に焼き付いて忘れることはないでしょう。

これはちょっとした余談になりますが、自分の座席がちょうどピアノを近くから見下ろせるような位置であった為、配信では所々抜かれる程度だった妃菜喜ちゃんの様子を逐一確認することができました。
まず演奏の後、ステージ上では歌い始めているにも関わらず丁寧に周囲に一礼してから、ステージへ向かって座り直し、スタンバイしてたブレード2本を取り出してからは、さながらリアル侑ちゃんと言わんばかりの動きで観客の誰よりも大きくブレードを振っていました。間奏など時間を見つけては何度も色を変更し応援してましたし、そりゃあ同好会のみんなは妃菜喜ちゃんのこと好きになっちゃうわけです。
(後日ツイートで明らかになったお花とメッセージの差し入れ然り、月並みですが侑ちゃんが妃菜喜ちゃんで本当に良かったと感じました。)
配信では妃菜喜ちゃんの後姿越しにステージを映す大変エモいシーンがありましたが、画角や距離感は違えど似たような光景を目にすることができたのはこのライブで1番の収穫でした。

13話Cパート、侑がピアノに向き合うラストシーンから聴き馴染みのあるメロディが始まります。

14.NEO SKY, NEO MAP!
毎話素敵なお話を締め括るのはこの楽曲でした。
それはこのライブのアニメ連動パートも同じくで、爽やか且つエモさを感じ取れるメロディラインはどこか実家のような安心感すら感じられました。
この曲も今回のライブで楽しみにしていた楽曲であり、そもそもこの曲が無ければ虹ヶ咲にここまで没頭しておらずライブ参戦も考えることはなかったと思います。なので今の自分はこの曲のおかげであると言っても過言ではありません。
好きポイントは挙げればキリがないくらいですが、今回のネオスカは自分でもびっくりするほど楽しく拝見することができました。
きっと、この曲の持つ本来の明るさや未来への高揚感、ステージ上で彩られる9色の傘の動きなどが感動のみではなく、ライブは楽しく!という基本的なことを思い出させてくれたのかもしれません。
初見はKSFで、その時は配信での視聴でした。この曲に限らず全員曲共通に言えることですが、全体的に見たいとか誰かにクローズアップしてみたいとかそのような希望があっても配信だとカメラマンさんの腕次第となってしまうことが唯一のデメリットだと思います。
(ここで念の為伝えておきたいのは虹ヶ咲のライブ配信は各日程でアングルを変えたり、カメラマンさんもユーザーの見たいところを余すところなく伝えてくれているというところです。決して腕が悪いという意味ではなく現実的に好きなところだけを見続けることはできないので、敢えてデメリットと表現させていただきました。)
現地参戦は好きな見方ができることが強みと言わんばかりに、今回自分のネオスカの楽しみ方はひたすら全体を見渡すでした。
傘の色だけでなく衣装もカラフルかつ個性あふれる同好会ですから、せっかくなのでそのバラバラ感を楽しもうと魂胆です。
ライブ参戦に慣れていくとこういう純粋に楽しもうという気持ちを忘れがちになってしまいます。ましてやライブ自体参戦することが難しい昨今ですから、今回のような純粋な気持ちは今後も持ち続けながらこれからも虹ヶ咲を応援していこうと強く心に誓ったのでした。

この後は演者のみんなからの一言でした。
一字一句書き写したいところではありますが、字数が大変なことになること(今更かよ)と、円盤が出た時にまた楽しみたいので一部ワードだけここに残しておきます。
・舞台裏彼氏面みゆたん
・彼方ちゃんヘアーで美容師にお願いしてたあかりん
・なっちゃんのメッセージエモ過ぎ問題
・飛ぶためにムキムキになったかおりん
・妃菜喜ちゃんの髪で遊ぶ1年トリオ
・ニジガクのみんなは本当にすごいんだよ

いろいろいい話が聞けたあと、まだまだ元気は残ってるか煽られました。そうなんです、終わった気でいましたけどまだまだライブは続くのです。

15.Sweet Eyes
16.全速ドリーマー

うー!やっぱっぱー!トロッコだー!!!
今までトロッコが出てくるようなライブに自分が参加したことがなく、映像見るだけでしたのでトロッコってちょっとつまんないなぁって今までは正直思ってました。振りとかフォーメーションみたいなのもないので。
しかし、今回遠くのステージ上にいた同好会のメンバーがトロッコに乗って比較的近くまで来てくれるのは素直に嬉しかったですし、より近くで見れるからこそ各トロッコの色といいますか、メンバーの個性がよりハッキリわかった気がします。そしてほんと仲が良いんですよ彼女達。
ちぇみーとちゅんるんは隙さえあればイチャつきだすし、なっちゃんは正面向いたり後ろ向いたりを繰り返してできるだけみんなと目を合わせようとする。対照的にかおりんや、あぐぽんは一人一人じっくりとファンとの交流を楽しんでるように十人十色の様子が見れて楽しかったです。
また、こちらの2曲は盛り上がりにも適しており「Sweet Eyes」はハートをたくさん作って可愛らしく、「全速ドリーマー」は演者もブレードを振りつつ盛り上がる今後のライブでトロッコで無くとも是非ともまた見てみたい楽曲でした。願わくば次はともりるも一緒にね。
というか、そうなんです。ここまではともりる皆勤賞だったんですよ。体調面の不安から数曲出番を減らすアナウンスはありましたが、ここまでしっかり姿をみれるとはおもってなかったので本当に感謝ですね。

トロッコがぐるっと一周して、ステージに戻ってくるとともりるも合流して次の楽曲へ。

17.未来ハーモニー
ああ、これ好き。
浅いオタクなので虹ヶ咲を知ったばかりの頃はひたすら無敵級ばかり聴いてたもんですが、今年に入ったくらいからこちらも聞くようになり、自分の中での再生回数も上位にくるお気に入り曲となってます。2ndLIVEでは最初を飾った一曲であり、KSFでも披露されてはいましたがどちらもMV衣装であった為、今回のソロ曲の衣装でのパフォーマンスは新鮮なものでもありました。
ハーモニーと題してる曲なこともあって、他の全体曲以上に声の重なりが際立って聞こえてくるよう感じました。
あと間奏部分やアウトロなどフォーメーションが見ていて楽しい楽曲でもあります。特にラストね、かなしず派の人にはたまらんのではないでしょうか。コンセプト的にかすみんがセンターなのも良きですね。

この曲をもって一旦メンバーは舞台裏へ。
2ndLIVEやKSFでもお披露目されたアルコール…もとい、アンコールメーターが出てくるかと思いきや…アンコールまでの幕間は恒例の生首ドラマ!
しかも、侑ちゃんの生首も!(喜ぶところが違う)
ここのドラマも本公演をなぞっている部分もあり、とても良きものでした。学年ごとに分かれて描かれていくのがまた良いですね。
またこの生首みたいので、運営さん円盤と今後の生首ドラマにも侑ちゃんの起用をお願いしますね。
さて、アンコール一曲目は何じゃろな?まだ披露してないトキランかな?栞子いないけどジャスビリ?LUmy?もしかしてソロ?などと考えていたら…

EN1.無敵級*ビリーバー
さすがにここは予想外でした。確かにその前は「未来ハーモニー」でしたけど、まさか2ndLIVEのリベンジをここでぶつけてくるとは…
あまりに不意を突かれたので周囲も思わず声が漏れたり、バタバタブレードの色を変えていたりと、運営のサプライズにまんまとしてやられたわけです。
無敵級についてはこの日が事実上の有観客初お披露目であり、Day2では歌われなかった為Day1最大の魅力がこの曲だったという人も多いかもしれません。
会場の熱気も凄まじまいものでしたが、改めて配信も見直してみると2ndLIVEと大きな違いを感じました。
無観客かつソロパートのトップバッターということもあり、さすがのまゆちでも最大限のパフォーマンスを発揮できず涙したあの日と比べてこの日のまゆちは堂々と、のびやかに、楽しそうに、世界で一番可愛らしいパフォーマンスが出来ていました。
まゆち自体の成長もその要因ではあるでしょうが、人前でこそ真価を発揮できる真のパフォーマーとして適正が備わっているのではないでしょうか。自分は今回このサプライズの恩恵を受けることができましたが、今回生で見れなかった方も無敵級になれるよう、人前でお披露目される機会があることを楽しみ待っていたいですね。

まゆちのお着替えタイムの間MC&告知タイムが入ります。
各々アレンジを加えたライブTについてのお話とがメインでした。こちらも一部のみ抜粋。
・💧🐏足りなーい、足りないよ。
・愛なんでLOVE❤️袖捲り
・エリマキトカゲ🎀
・安い黒子じゃないんだからね!👠
・エリマキトカゲ🍞ばぶー👶
・26歳になってから涙腺がよわよわですわ👑

無事にDay2で4th LIVEとアニメ2期の告知があって良かったですけど、この時は戦々恐々でしたね…

EN2.TOKIMEKI Runners
これ聞くと虹ヶ咲のライブなんだって改めて実感します。
ここでまたともりる復帰です。いや、ほんとありがたいしか言えないけどマジでありがたい(泣)
個人的に緊急事態宣言前にお台場周辺の虹ヶ咲聖地巡礼を行っていたので、Divercityのユニコーン像前、最初のトキラン披露のときのステージが過りました。
あのステージから今はメットライフドーム、同好会の飛躍を目の当たりにできて感無量です。
声が出せないのは残念でしたが、ブレードを振る楽しさはこのライブ随一でした。やはりライブ初参戦なので振り方とか自信がなかったんですけど、この曲については何度も何度も見返してたので体がしっかり覚えてました。
またコール解禁されるようになれば全力コールがしたいなぁ。

EN3.Love U my friends
トロッコ再び、しかも今度は学年毎のトロッコにメンバーチェンジがされてました。
ともりるはここで一旦おやすみ。結果としてDay1はトロッコが休憩パートになっていましたが、Day2ではしっかりその法則が崩れてましたね。
LUmfも大好きです。いや、虹ヶ咲で嫌いな曲なんてないんですけど、視聴回数的に1stLIVEを何度も見返していたことと、実はコンテンツとしてあまり知らなかった頃にこの曲は好きでよく聞いてたんです。
虹ヶ咲の全体曲の中ではちょっと特殊な曲構成をしていますけど、聴いてて元気をもらえる曲としてはソロ曲込みでもトップクラスの盛り上がりソングだと思ってます。
あと、トキランにも言えることですがサビの振付だけなら素人にも真似しやすいというのもポイント高いです。
曲に合わせてブレードを振るのも勿論楽しいんですが、同じ振付を共有できると体を動かすからか何倍にもノレるように感じるんですよね。
今回は拝見することはできませんでしたが、LUmy衣装かなーーーーり好きです。2ndLIVEではもえぴも混ざって披露だったので来るべき4thLIVEでも期待したいです。

EN4.NEO SKY, NEO MAP!
やっぱりオーラスはこの曲でした。ネオスカは何度やってもええですからね。
最初のネオスカに比べるとアンコール
且つトロッコ上とのこともあり、尚更楽しそうにしている様が伝わってきました。
それとDay1は圧倒的しずかす、まゆちがかおりんに抱きついたと思えば、次はかおりんからまゆちに仕掛けたりこの二人の関係性、私とも好きです。配信カメラマンさんもしっかり抜いてくださりありがとうございます。
そして、アンコールネオスカ最大の見せ場はやはりラスサビですよね。
トロッコが戻るタイミングも完璧ですし、この曲の代名詞でもある傘を持ってメンバーがステージに集まっていく。ともりるも合流して、センタースクリーンにはアニメのED映像が…アニメED映像!?!?!?!?
いや、さっきのネオスカにはなかったですやん!この映像出すってことは…(ここまで思考数秒)
黒い傘!!妃菜喜ちゃん!!!アニメ再現!!!!(号泣)
最後にとんでもない爆弾を投下していきおった…いやぁ完敗です。最後は楽しく終わるはずだったのに、また涙が出ちゃったじゃありませんか。
どうやら泣いているのは自分だけではないようで、最後の挨拶をするあぐぽんの声も震えていて。溢れるものもありますし、ネオスカいい曲すぎんよ…泣けるんよ…心にくるんよ…
想いが通じあって、笑顔にしてくれて、感謝したいのはこちらの方です。本当にありがとう。本当に楽しかった。

最後の曲が終わって舞台裏へ捌けるまでも、たっぷり時間を使って、ステージの端から端までみんなに手を振り続けて挨拶をしてくれる虹ヶ咲のみんなが大好きです。
素敵なライブをありがとう。

ライブレポは以上です。
もはやレポの体すらなしておらず、ただの一虹ヶ咲オタクの感情に任せて書き殴った約20,000字の全く纏まってない文章でしたが、ここまで目を通してくださった皆様本当にありがとうございます。
このレポがライブ現地参戦、あるいは配信で視聴された皆さんの記憶を少しでも呼び戻すものであり、虹ヶ咲をまだ知らない方にとってはこんなにも素晴らしいコンテンツがあるということが少しでも伝わっていただけたら幸いです。

最後に少しだけ自分語りをさせてください。
(興味がない方はこちらで読み終えていただいても全く問題ありません。)

私は「ラブライブ!」シリーズにおいては初代の1期のみ視聴して以降ずっと本シリーズを遠ざけて生きてきました。
それは社会現象と化した「ラブライブ!」に対して逆張りの気持ちが芽生えてたり、「ラブライブ!」シリーズからオタクになり始めた人達を浅いと決めつけ、受け入れられなかったり、今思えばちっぽけで自分勝手な理由が殆どでした。
そんなオタクがなぜ虹ヶ咲と出会うことになったのか。
レポにも記していましたが、虹ヶ咲という存在自体は早いうちから頭の片隅にはインプットされていました。
声優オタクな身としては期待の新人声優さんが起用されていましたし、うち何名かは個人での活動を気にかけるくらいには興味を持っている人もいました。
しかしながら虹ヶ咲となると話は変わります。だってあの「ラブライブ!」シリーズなわけですから。
そんな色眼鏡で見ていたわけなので、一部楽曲が良くて多少興味はあれどあくまでその程度。今更自分が「ラブライブ!」を追っかけるのはちょっと…と思っていたのが正直な気持ちでした。
ところが2020年秋、ひょんなことから虹ヶ咲への興味が湧き始めます。きっかけは虹ヶ咲では近江遥役の本渡楓さんでした。
どうやら虹ヶ咲のアニメにえーでちゃん(本渡楓)が出るらしく、それが次の放送回(第7話)らしい。そんな情報を聞きつけ、以前から知人に「虹ヶ咲はハマる」と勧められていたこともあり冷やかし程度に1話のアニメを見ました。
「自分の知ってるラブライブ!と違う…これなら見られるかも…」
そう思ってからは毎日虹ヶ咲のアニメを視聴し、楽曲をすぐさまサブスクで視聴し、気がつけばアニメ最終話で感極まるレベルにまで達していました。
こうなったのもアニガサキ第3話、そして優木せつ菜の存在が大きかったです。
3話全体のテーマであり、優木せつ菜の大きな野望『大好き』を世界中に溢れさせること。1stLIVEでともりるが涙ながらに語っていた、「他人の『大好き』を大切にしてほしい」願い。このメッセージが深く突き刺さりました。
自分の『大好き』な気持ちに正直になる。この決心をしてからはどんどん虹ヶ咲にのめり込んでいき、以前の自分が過去に離れてしまった他の「ラブライブ!シリーズ」にも今では触れるようになりました。
きっかけはこのように些細なものではありましたが、ありがたいことに今の自分は自信を持って『大好き』の気持ちに正直に生きることができています。
虹ヶ咲を応援していく上でもっと早くにこのコンテンツに触れておきたかったと思う瞬間は何度もありました。しかしながら、このタイミングで虹ヶ咲に触れたからこそ気づけたことや、楽しめたことがあるのもまた事実です。
それに、また別のタイミングで虹ヶ咲に触れても今のように熱中することはなかったかもしれません。人生とは不思議なものでこのような数奇な巡り合わせが重なることにより、うまいこと事が進んでいく。まだまだ若輩者ではありますが、そのように悟る瞬間も幾つかありましたので、きっと今が自分にとってのベストタイミングなんだと思い今回のライブ参戦に至りました。
文中に触れた通り時世を考えると決して褒められた行為ではないでしょう。
しかし、生まれたときめきは、『大好き』の気持ちは止めちゃいけない、我慢しちゃいけない、始まったのなら貫くのみ。その結果大変素晴らしい体験をすることができました。
(こちらの文を記入している16日現在、ライブから1週間が経過しましたが特に体調に関しての不安もなくいたって健康です。ですが、潜伏期間等も考慮してこれからも体調維持にはより一層気をつけてまいります。)

今回のライブは自分の中で今どのくらい虹ヶ咲が熱を帯びているのかを確認する機会でもありました。勿論今回のライブで燃え尽きることなく、虹ヶ咲への情熱は止まることを知らず、更に燃え盛っている状態です。
「これからも可能な限り彼女たちの夢を、輝く姿を応援していきたい。この目で見届けたい。」
それが今の自分の『夢』であり今回のライブから得た『夢の始まり』です。

もしここまで読み進めていただいた方がいらっしゃるのであれば、いつか同じステージを眺める側としてお会いできることを心より楽しみにしています。
時世が許すのであれば、それこそライブの感想を終演後に語らいあえる日がくることを夢に見て。

最後にライブ終演直後の率直な感想ツイートを引用し結びとさせていただきます。

虹ヶ咲に出会えて本当に良かった。
虹ヶ咲を大好きになって本当に良かった。
こんなに楽しい時間をありがとう。
思い出をたくさんくれてありがとう。
これからも、ずっと応援していくよ。
どうか、よろしくお願いします。

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