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hello disappear

序章 hate

「学校、行きたくない。」ルーティーンのように毎朝繰り返されるこの言葉に、最初は真面目に心配してくれていた母も「はいはい、行くよー」なんて私に軽く返すようになって、私は少し不満を感じていた。

別に、虐められてる訳じゃない。勉強が嫌なわけでも、友達とケンカしたわけでもない。ただ、行きたくない。メンドクサイのだ。

「あ゛~~」なんて変な声をあげれば、「フフフ、なにその声」と母に笑われた。「別にー、なぁんでもなぁい」と何も考えてないフリをする。こんな時は追及されてもメンドクサイからテキトーにやり過ごすのが吉だ。

近づいてきた学校にため息を一つ飛ばして、私はランドセルを背負いなおした。

これワ、
わタしがコワれルまデn. ノ
オはナ s,シ

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