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腹黒子の恋愛話②

前回の投稿後、なかなか続きを書く気力がなく、しんどかった。

でも、やはり決めたことはやらないと気になってしまうたちなので、頑張って投稿します。

甘えた声で会いにこないのー?と入れてきたA
私は会うことに戸惑いがあり、その時は行かないつもりで、別の予定も入れていました。
しかし、Aには、「仕事があるから今日は行けない」としか言えず、用事を済ませ、Aと連絡をとりながらその日は終わりました。

日曜になり、「今日は来るよね?」といつもと変わらない対応。実はこの日も私は予定を入れていた。

けど、ここで行ったら、結局また元通りで、何も無かったことにされてしまう。

頭ではわかっているのに、結局、予定はキャンセルして、気づけばAのところへ車を走らせていた。

半同棲をしている部屋は変わりなく、自分のものも、置いてあった。
前に喧嘩をした時、全て目に見えないところに隠されていたので、、、

多分そんなことするのも面倒だったんだろうと思った。
よく取ればよく取れる。
でも、悪く取れば、あってもなくてもどうでもいいと言う感情なのかとも思った。

Aは「こっちおいで…」と言って、腹黒子を抱きしめる。

「あー。。。私また同じこと繰り返してる。また彼を受け入れてしまった」

頭の中で、そう言ってる自分の声が聞こえる。

彼との喧嘩の件、勝手に泊まりにした件は、一切話していない。

今現在においても聞いていない。

だが、私はあの日から、心が壊れた。
彼に対して、どうしても手放せない気持ちはあるけど、心に距離を置いている自分がいた。

結局、その日から前と変わらず、週末は一緒に過ごす、日勤の時は仕事終わりに行き夜ご飯を作って一緒に食べて、家事して帰ると言う日々が始まった。

しかし、心が壊れ、おかしいと感じて、時折ぼーっとして、彼の前では笑っていないとと思って笑顔でいるが全部作りもので、笑顔ということがどういう感情のもとできていたのかさえ忘れてしまい…

彼と目を見て話す時は笑顔、目を逸らした瞬間、無表情になっている自分がいた。

話す言葉に感情は入れず、話していても、『元嫁が受け入れた』『彼は元嫁のところに逃げた』という構図が頭を離れず、日々が流れていった。

もちろん面会もある。
今までと違うのは「今月の面会は●日だけどいい?」「面会は何日ならいい?」と聞いてくるようになった。

私に対しては、声を荒げて話したり、冷たい感じはない。

ただ私が変わったんだ。

私は何も言わなくなった。
夜勤前の遊びに行く1時間の時のことも毎回「元嫁と何話した」と聞いていた。

他にも細かく聞いたりしていたけど、ほぼ聞かなくなった。

彼は何か聞かれることを極度に嫌がる
それは、自分がやってることに後ろめたさがあるから。

言えば私が嫌がるから、さらにぐちぐち言われるのが、責められてるように感じるから、ずっと「同じこと言わせるな、元嫁はどうでもいい」と言ってこられていた。

彼が望む、彼女像になった私。

でも本当は私は、、、
言ったら自分が責められる、ならもうアホみたいに聞かない方が精神削られなくていいと思って何も聞かなくなったのだ。

何も聞かれないから、好き勝手やってるんだろうなと思っているが、本当にその通りで、元嫁と彼は、どんどん仲良くなっていく。

彼はなんとも思っていなくても、元嫁は彼が優しく笑顔で楽しく対応してくれるから、やっと自分の方へ向いてくれてると勘違いしている言動も増えていた。

どうでもいいLINEや、些細なことで報告。
本当にやめて欲しい…

そして年末が近づいてくる。
そう、私にとって、とても苦しい年末の泊まり面会。


あの二日間がもうすぐやってくるんだ…

その日は毎年一緒に過ごせない。
絶対に過ごしたい、私たちの記念日なのに、過ごせない…


つづく

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