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コロナ禍で丸3年会えていない、認知症のおばあちゃんへの想い

コロナ禍になって一番悔しいのが、認知症になって施設に入っているおばあちゃんに丸3年会えていないことだ。

外出の自粛やマスク生活にはもう慣れたし、元々インドアなのでそこまで苦ではなかったが、おばあちゃんに会えないことだけが残念でならなかった。
今回のnoteでは、おばあちゃんに会いたい気持ちを綴ってみようと思います。

コロナ禍で行われるビデオ面会

高齢者施設に入っているおばあちゃんは、今年で90歳になった。 万が一、コロナに感染してしまったら、命の危険に関わるだろうと思う。
なので、職員の方もとても気をつけてくれているし、感謝しかない。

そんな中で、直接の面会が叶わない代わりに、Zoomを使ったビデオ面会が行われるようになった。
1〜2ヶ月に1度、10分くらいしかできないのだが、お互いに直接顔を見て会話ができるのは嬉しいことだ。

僕のことを覚えていてほしい

ビデオ面会ができる分、会えないよりはマシだが、認知症が進んで、僕のことを忘れてしまっているのではないかと不安になる。

幸い、今は顔を見せると反応してくれるので覚えてくれているようだが、忘れられてしまうのではないか、という不安は尽きない。

それに、不謹慎な話ではあるが、おばあちゃんは幸い元気だが、今年で90歳なので、おそらく残された時間は少ない。
そう考えると、覚えてもらっていて、なおかつ体が元気なうちにたくさん会って話したかった。

自分たちではどうしようもできない無力感を覚える。

おばあちゃんはクラシックや宝塚が好きなので、本当は自分が社会人となって稼いだ給料でコンサートや劇に連れて行ったりもしてみたかった。
もうそれが叶わないのではないかと思うと、とても悲しい。

今年こそは

今年こそは、コロナの治療薬が開発されたり、規制が解除されたりして、ガラス越しでも良いので、おばあちゃんに会いたい。
そして、直接顔を見せて、コロナ前によく施設に遊びに行っていた時のように笑顔を見せてほしい。
そう願って、4年目となった新型コロナの生活に臨んでいこうと思う。
必ずまた手と手を取り合えると信じて。

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