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#Day059 日々の生きづらさ〜好きではなくなっていった、絵を描くこと〜

僕は物心がついた時から、絵を描くことが好きだった。

2歳の頃、アンパンマンの顔を描いて、母親に褒められたことを覚えている。

幼稚園に上がっても、画用紙にクレヨンで色んなものを描いていたし、小学生に上がってからは2年生の時に、自作の漫画を作ってはクラスメイトに読んでもらっていた。

他にも、修学旅行の表紙の絵を頼まれたりしたこともあった。

中学では美術部に入り、その顧問に、僕の描くイラストを気に入ってもらい、デッサンというよりは抽象画のようなイラストばかり描いていた。

それと並行して、合唱コンクールの垂れ幕や、林間学校のポスター、はたまた修学旅行などのしおりの表紙を描くことが多かった。

また、部活で描いたポスターや、授業で描いた似顔絵が賞を獲ったこともあったり、友達と合作で漫画を描いてみたりしたこともあった。

このような経験を経て、僕は絵を描くのが大好きになった。
絵を通してみんなに貢献できるし、認められたからだ。

高校生活では受験勉強に集中していたので、あまり絵を描かなかったが、大学生になり、iPadを手に入れてからは、デジタルで絵を描くことが増えた。

紙との違いに最初は四苦八苦しながらも、描きたいものを描いてはInstagramやTwitterにアップしていた。

初めこそ、仲の良い友人からポツポツと「いいね」が来たりして嬉しかった。

イラストの公開やハッシュタグの利用で、段々と「いいね」の数もフォロワー数も伸びていき、「夢だったイラストレーターにになれるんじゃないか?」とつい思ってしまった。

僕は気に入った写真を参考にイラストを描く。

ある日、当時のフォロワー数で言えば、そこまで大差がなかったイラストレーターと、テーマにした写真が全く同じ日があった。

結果、そのイラストレーターのイラストは爆発的に伸びて拡散され、僕のイラストは鳴かず飛ばずだった。

その時、僕はイラストレーターになるのを諦めた。

Instagramにアップしているイラストが834枚なのに対し、フォロワー数は900人。
Twitterに限っては3年前は2000人以上いたにも関わらず、今は1800人弱。

完全にやる気を失ってしまった。

直近で上げたイラストはここ最近の中でもかなり反応が悪かったし、SNSに振り回されたせいで、どんどん絵を描くことが嫌いになってしまった。

その間に、自分よりも認知度の低かったイラストレーターはめげずに努力を続けて、有名になっていっている。

承認欲求というものは人を狂わせる。
皆さんは、SNSとの距離感は一定にしましょう。

僕はしばらく絵からは離れます。

それでは、今回はこの辺で。

自分の生み出したもので生きていきたい。幼い頃からそう想って今も生きています。これからも創ることが喜びでいられるように、いただいたお金を使おうと思います。