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20240803-0809



八月三日(土)
 掃除、買いもの。レタスを洗いトマトを切りきゅうりを切りなすを切る。トマトはそうめんのつゆにし、きゅうりは塩もみして梅とかつおぶしと醤油で和え、なすはオリーブオイルと塩で蒸し焼きにする。夫は実家と郵便局へ。
 昼はトマトのつゆでそうめん、なすときゅうり、冷凍の竜田揚げ。おやつはかりんとう饅頭。歯が折れるかと思うくらいかたかった。
 夕方、鞄の中の整理。ポーチを入れ替えてみたりする。私は巾着(とがま口)が好きでいろいろ持っている。それから布の鞄も好きで集まってしまうので、フックにとりあえずかけていたものを整理する。あまり使わない一枚の中に収納する。それだけでだいぶすっきりとする。
 十分ほどの作業なのに、これがずっとできずにいた。ようやくできた。
 晩ごはんは鮭とピーマンを焼く。先週も土曜日は鮭を焼いていた。ピーマンはオリーブオイルと塩をまぶして、鮭の隙間に並べて一緒に蒸し焼きにした。とろりとしてとてもおいしい。

八月四日(日)
 ドラッグストアとスーパーで少し買いもの。帰って、いただきもののラフランスのジュースを飲む。
 トマトを切りきゅうりを切りピーマンを切る。きゅうりは塩もみをして梅とかつおぶしと醤油で和え、ピーマンはオリーブオイルと塩で蒸し焼きにする。たまごやきを焼く。油あげとねぎの味噌汁をつくり、おにぎりを握る。
 午後、やっぱり眠ってしまう。一時間くらい。夕立、一度晴れてまた夕立。
 晩ごはんは豚肉となすを蒸す。

八月五日(月)
 労働。帰り道で、世界、神様、あるいは天使、その三つについて考えていた。夜のみずうみに月が映って溶けている。そういうことについて。言葉のない世界を持つために、言葉を酷使することについて。くだものののっていないケーキについて。

八月六日(火)
 スーパーへ。
 トマトを切りきゅうりを切り、エリンギとしめじをマリネにする。ちくわをちぎってマヨネーズ、わさび、醤油、すりごまで和える。たまごやきを焼く。なすにベーコンを巻いて焼く。
 頭の内側は混沌としていて、からだは疲労している。唇はぱりぱり。選択肢の多さに目を回している。視野を狭くしたい。できるだけ、まぶたを閉じていたい。

八月七日(水)
 さまざまな音。エアコン、冷蔵庫、換気扇。蝉。車。人の声。
 労働。トマトを切りきゅうりを切りピーマンを切る。きゅうりは塩もみして梅とかつおぶしと醤油で和え、ピーマンはちくわとともに塩とごま油で和える。豚肉としめじ、まいたけを炒め、ねぎ、油あげ、たまごの味噌汁をつくる。

八月八日(木)
 労働、買いもの。帰り道で、今買った肉も野菜も私が食べられるようにしないと食べられないんだよなということを考えて絶望する。スニーカーの左足の底が剥がれかけている。
 たまごやきを焼き、鶏胸肉を味噌とマヨネーズに漬け、蒸し焼きにする。手紙の道具を入れている引き出しを片づける。
 とても疲れている。今の私は二十年前の私とよく似ている。

八月九日(金)
 スニーカーを買いにいく。黒いランニングシューズを買う。24センチ。
 泣きたい、と、吐きたい、という気持ちは似ている。似ている、というか、一緒にやってくる。アパートの階段を上っている時などに。
 ざっと夕立。防災リュックの見直し。トマトを切り、人参を切る。人参はツナとマリネにする。油あげ、ねぎ、キャベツの味噌汁をつくる。


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