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20240603-0609



六月三日(月)
 夢、のち疲労。言葉を求めている。夢から覚めたあとは特に。
 労働、買いもの。バターを買い忘れた。メモに書いてあるのに。
 たまごやきを焼き、レタスを洗いきゅうりを梅と酢と砂糖で和える。油あげを切り冷凍する。鶏肉とズッキーニを焼く。

六月四日(火)
 バスの夢をよく見る。貸切の、小学校か中学校の、遠足か何かの時のバスの夢。
 トマトを切り、いんげんをごまで和える。鶏そぼろとたまごそぼろをつくる。
 夕方、歯医者へ。ドラッグストアに寄って、たまご、すりごま、鮭ふりかけ(しっとりタイプ)、チョコミントアイスを買って帰る。
 腹痛。

六月五日(水)
 腰痛。
 労働、買いもの。バターを忘れずに買う。
 たまごやきを焼き、なすを煮浸しにする。化粧のパフを洗う。豆腐とねぎの味噌汁をつくる。晩ごはんは、コロッケ(スーパーの)。
 生活を放り出したくなる。いつも私がやっていることは「ふり」でしかないんだろうなと思う。花に水をやることとかパンを焼くことももちろん生活だしそういうことがなければ成り立たないとは思うけれど、結局、換気扇の掃除とか冷蔵庫の買い替えとか湿気対策とか振り込みとか、そういうことの方がずっとずっとずっと必要で、途方に暮れる。

六月六日(木)
 大きな絵が描きたい。
 労働。昼すぎ、じわじわと頭痛、夕方、がこんと激しい頭痛。薬も効かず横になっていたけれど、うとうとしたら、だいぶ痛みがひいた。
 トマトを切りきゅうりを切る。油あげとねぎの味噌汁をつくる。12センチのミルクパンを買ってから、味噌汁をつくるのがぐんと気軽になった気がする。洗いものもちいさいと楽だし、一食分だけつくる方が自分には向いているのかもしれない。

六月七日(金)
 疲れた、と思う、深々と。その短い言葉にはいろいろなものが含まれていて、たやすく決定的な言葉を使えなくなってしまった私は、疲れた、と思うしかない。

六月八日(土)
 夫は午後から結婚式へ。静かに雨が降りはじめる。

六月九日(日)
 子供の頃、体調が悪い時に食べたものってなんだっただろう、と考えて、練乳いちごヨーグルト、ヤマザキのイチゴスペシャルを思い出す。ヨーグルトはともかく、イチゴスペシャルはパサパサして食べにくそうなのに。
 気がついたら、そのどちらも全く食べなくなっていたけれど、かなしい時にロールちゃんを食べたくなったりはする。そんなことを思いながら、ミルクパンで豆腐とねぎと海苔の味噌汁をつくる。
 夫が結婚式の引き出物でいただいてきたガラスの器がとてもうつくしくてうれしい。くだものをのせたら似合いそう。いちじくとか、ぶどうとか、秋のくだもの。今はそのまま、本棚の上に飾ってながめている。






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