20240312-0317
三月十二日(火)
週末の記憶がぽかんとしている。手帳を見れば何をつくり何を食べたのかが書いてあるしそこから記憶は広がるはずだけれど、しない。気がつけばもう三月も真ん中あたりで、それでも新しいしもやけができる。
労働、のち買いもの。いつものパンが品切れで、パンの棚の前で絶望をする。こんなことばかりだ、と帰り道で思う。雨あがりの、湿った空気。
トマトを洗って切り、きのこをほぐし、半分は炒めてマリネにし、もう半分は刻んだ油あげと炊き込みご飯にする。新じゃがを丸のままレンジでふかす。
三月十三日(水)
労働、少しだけ買いもの、無事にパンを買い帰宅。
トマトを洗って切り、人参と豆苗をすりごまとマヨネーズと醤油で和え、キャベツを洗い切り油あげと味噌汁にし、ひき肉をそぼろにする。ひき肉は、牛と豚。
三月十四日(木)
休日。ざっと掃除をして、全粒粉、くるみ、ホワイトチョコのスコーンを焼く。
昼、おかかと梅を混ぜたおにぎり、そぼろを混ぜて焼いたたまごやき、きのこのマリネ、海苔の味噌汁。夜は鶏肉と新じゃがを焼いたもの。
新しい塩を開封した。前まではさらさらさらさらした塩だったけれど、今回はあらじお。ほろほろしている。
三月十五日(金)
労働。Yさんからみかんをいただいて帰る。
三月十六日(土)
休日、買いもの。夫は実家へお米をもらいに行き、帰りに郵便局と図書館へ。私はミネストローネをつくる。オリーブオイルでベーコンを炒め、人参、グリンピース、トマトを順に加え、塩、少しの水で蒸し煮のようにする。くったりと煮えたらさらに水を加えて煮る。それから、そぼろを混ぜたたまごやきをはさんだサンドイッチ。ミネストローネは塩しか加えていないのに、とてもおいしい。
夜、昨日からヨーグルトと味噌を混ぜたものに漬けておいた鶏胸肉を焼く。やわらかい。けど胸肉特有の噛みごたえがちゃんとある。
夫と生活しているからこうして肉を焼いたりしているけれど、一人だったら多分ご飯と味噌汁か、パンとスープばかり食べていると思う。それからアイスクリーム。おいしいものを自分でつくることができること、それを食べられることは、幸福というよりは恐ろしいことで、私は毎日そっと身震いをしているし、謝罪をしているような気がする。
しえもらえなかったことに、執着ばかりしている。
三月十七日(日)
朝、昨日のスープにブロッコリー、ウインナー、塩を足してパンと食べる。
労働、帰りは雨。明日は急遽休みになった。
義父からホワイトデーにといただいたいちごのバームクーヘンをおやつに食べる。箱も、リボンも、中身もピンクピンクピンク。コーヒーは、小西珈琲のホワイトデーブレンド。こちらは白い寡黙な包み。
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