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日本各地の名景と写真

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最近の記事

02 浮御堂 満月寺(滋賀県大津市)

第2回は滋賀県の大津市の琵琶湖沿岸にあるお寺、海門山満月寺 浮御堂(うきみどう)だ。 私はこの場所を近江八景の一つ、「堅田の落雁(かただのらくがん)」を歌川広重の浮世絵で知り、しかも地元からアクセスがしやすいことから近いうちに行ってみようと思っていた。 私が行ったのは今年の4/29、GWの前半である。 堅田駅から琵琶湖の沿岸を目指して歩き、20分ほどで着いた。 山門はやや竜宮城のフォルムを思わせた。敷地はそう広くなく、とはいえ観光客も多くなく(みな隣県の京都に流れている

    • 01 増上寺 三解脱門(東京都港区)

      さて、今回から名景を一つずつ紹介したい。 第一回は東京都港区芝にある増上寺(ぞうじょうじ)とその玄関口、三解脱門(さんげだつもん)である。 増上寺は1393年、浄土宗の大本山として現在の千代田区に開山し、のちに徳川家康が菩提寺(自身の家系の葬儀を行う場所)にし、現在の芝地区に移転。手厚く保護されてきた歴史があるお寺だ。 境内入口となる「三解脱門」はいわゆる山門(お寺の入り口にある門。俗世間と境内の境目)に転じる原型で、三門→山門となった寺院もあるようである。 さて、この

      • 名景案内

        名景、名風景を撮りたいと思うようになったのは最近のことだ。 日々に身を置いている中で、いつまで今の日常を送れるだろうか。景色は 変わらずにあるのだろうか。 そんなことを考えるようになり、いわゆる名景(建造物・自然)に積極的に足を運び、写真を撮り始めた。 現代の「名景」は、例えば「日本三景」のように歴史の長いもの(1643年「三処奇観」が原型)」から各種団体が町おこし的に設立したものまで様々存在するのだが、今や定義は曖昧である(昔は中国の山水画を思わせる景色や和歌に詠まれた

      02 浮御堂 満月寺(滋賀県大津市)