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ミニマリストの究極!?『Tokyo 0円ハウス 0円生活』を読んで

ミニマリストマインドを学ぶのに、

ぜひみなさんにも読んで欲しい本が、

坂口恭平著『Tokyo 0円ハウス0円生活』です。

この本は坂口恭平さんが大学生時代に出会った、

あるホームレスさん達とのやりとりが繰り広げられています。

随分前に読んだのですが、

また読み返してみたくなりました。

「どうしてホームレス?ホームレスから何を学べばいいの?」

という声が聞こえてくるかもしれませんが、

これが結構気付きが多いのです。

現代人が気付かないうちに抱えてしまっている悩みや苦しみから、

この本はいとも簡単に答えの見つけ方のヒントをくれます。

例えば、

本の中に登場するホームレスである彼らは、

自分の住んでいるブルーシートで覆われた家を、

なんと0円で作り上げており、

それらはすべて路上で拾ったモノで構成されている。

そのブルーシートハウスに使われている家電類や、

釘一本に至るまで、

どこで拾って何本使われているのか、

その時のエピソードに至るまですべて把握しているというのだ。

これはミニマリスト達が所有しているモノの量をしっかり把握して、

それぞれの所持品に対して、

こだわりを語る事が出来るのにも似ている。

そのブルーシートハウスには、

ソーラーパネルが付いていて、

テレビもラジオも使えるのだ。

現代人はまだ使えるのにモノを捨ててしまっているのだ。

他にも、

大量に建てられて行くマンション群を眺めながら、

「あんなに巨大な家が本当に必要なのか?

それに日本は地震大国なんだから、

家を固定したらダメだ。

あんなのに住んでいたら、

地震が来たときに家に潰されて殺されてしまう。

京都にある法隆寺をみればわかるだろ?

柱が足の上に乗っているだけだぜ。

私の家は地震が来たら揺れるだろうけど、

せいぜい鍋が落ちてきて頭にタンコブができる程度だ。」

実に的を得ているのだ。

確かに地震や、津波、雪崩、土砂崩れなど、

日本は災害大国です。

テレビで災害の映像が流れた時、

物の撤去に四苦八苦させられてしまう人々を見るたび、

物が少なければ、もう少し状況はちがっていたのではないかな?

と感じてしまう。

災害に遭遇した状況で必要な対策は、

①身動きがとりやすい方がいい。

②リカバリーは早い方がいい。

これらを学ぶヒントに、

この本はなってくれる事でしょう。

ぜひ参考にしてみてください






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