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パリでのお家探し

今回は、パリで1年間滞在するために自力でおうち探しをした私の体験談から、お家探しをする際に役立つ情報をお届けします。

物件の種類

・studio(一人暮らしタイプ)

・ホームステイ(フランス人のおうちの1部屋を貸してもらう)

・シェアハウス(同じような境遇の方たちとシェアハウス)

どうやって探すか

私はフランス語が全くできない状態だったので、日本人用の掲示板サイトで探しました。フランス語ができたらもう少し違う方法があったかもしれません。

私が使用したのは、以下3つです。

MixB

パリの掲示板。仕事もこれで探しました。

Ovni

もともとフリーペーパーだった歴史のある掲示板。

Jimomo

これはおうちが決まったあとにバイト先の人に教えてもらった掲示板。

家賃の相場

パリは物価が高く、観光地ということもあり、家賃も高いです。

観光地から離れた場所で、シェアハウス、ホームステイだと金額は抑えられがち。私が探していた時に一番安い物件でシェアハウスで380ユーロ(4万7千円)

ホームステイやシェアだと400〜600ユーロ(5万5千円〜8万)くらいで見つけられます。

1LDKくらいのお部屋だと900〜1500ユーロ。無理み。

ただし、長期滞在に限るといった値段もあり。短期滞在(1ヶ月〜3ヶ月)だと値段をあげられる場合もあるので注意。私もまさにこれで、380ユーロの部屋を1ヶ月だけ申し込んだら1ヶ月の場合は500ユーロと言われてしまいました。世知辛い。

Airbnbやゲストハウスに長期滞在してもいいと思います。最安値はおそらくドミトリーの日本人宿「ドリームハウス」(20ユーロ2食付き)。ただプライベート空間がない+1ヶ月最低600ユーロするので借りちゃったほうがお得だとは思います。

お部屋によって違うのですが、大半の部屋はデポジット(敷金)が1ヶ月〜2ヶ月分必要なので家賃の2倍から3倍のお金を準備しておくこと。そのほかに紹介料を取るところもあります。

支払いは現金または、小切手。フランスは小切手がよく使われます。

物件を探す上で気をつけたいこと

・治安

仲介者やオーナーさんが日本人の場合は、あまり心配はいらないと思います。私は内覧にいった物件の中で、あまり怖いと感じる地区はなかったですが、まだ滞在1ヶ月なのでなんとも言えません。お金で買える安全は買っておいたほうが良いです。

参考:http://sakaotoko.com/2418/

・メトロ(地下鉄)のゾーン

パリを移動する上で必須の地下鉄ですが、ゾーンがあり、ゾーン1〜5まであります。ゾーンの数字が少なければ少ないほど中心地に近いです。

参考:https://pianotohikouki.com/NAVIGO-SEMAINE/Decouverte/Paris-Metro.html

仕事をしたり、学校に通うのであれば、定期券のように1ヶ月単位の乗り放題チケットを買うことになると思います。ゾーンの範囲によってその定期券の値段が異なるので、仕事場や学校に近いところを選べば、その分交通費の節約になります。これは、日本でも同じですね。

・ライバル多し

部屋とのご縁は本当にタイミングが全てですが、パリでは早いもの勝ち。私はパリに着いてから部屋を探し始めましたが、日本にいるときから掲示板を少しでもチェックしておけばよかったなと感じました。何ヶ月か先に入居可の物件もあったりするので。ま、日本にいる時は、そもそも掲示板の存在を知らなかったのでどうしようもなかったのですが。

探し始めてからも、午前中に内覧に行って午後には他の人が入居を決めてしまったりしました。なので、「あ、いいな」と思ったら、内覧1軒目でも即決めてしまうくらいの気持ちでいたほうがいいと思います。

・住居証明

パリで働いてお給料をもらう際、銀行口座の開設が必要になります。私もまだ銀行口座を開設できていないのですが、銀行口座の開設のために問い合わせをしたところ、住居証明と職場の証明がいると言われてしまいました。シェアハウスやホームステイの場合、住居証明が出ない場合があります。掲示板にも「住居証明可」等の記載があったりするので、内覧の際や、問い合わせの際に聞いておくといいと思います。

・アロカシオン

掲示板に「アロカ可」という記述が多数見られたので、検索したところ、学生ビザの場合に家賃が免除になる制度のことらしいです。ワーキングホリデービザの場合は対象外です。

・日当たり!!!

これは国とか関係なく、何度も引っ越しを経験してきた私が引っ越しをする際に一番重要視していることです。日当たりは本当に大事。

パリの物件のよいところ

・家賃に光熱費、水道代、Wifi代が含まれている

家賃の他に必要経費がありません。(もちろん例外もあります。)そう思うと、家賃の他に光熱費や水道代、通信費がかかる東京と同じくらいまたは少し安めかもしれませんね。

・家具付き

家具付きはもちろんのこと、寝具までついている物件がほとんどです。その日から何不自由のない生活ができるので、1年間滞在者には、とても便利。

その他

部屋探しは、掲示板を介せば、フランス語を話せなくてもそこまで難しくなかったです。なので、仲介業者に高いお金を払ってまで頼まなくてもなんとかなると思います。到着してから学校や仕事が始まるまで時間がなくて探す余裕のない方や心配な方や、もちろん頼んでもいいと思いますが。

難しくなかったとはいえ、家が決まるまでは何をしていてもなんだか落ち着かなかったので、やはり住む場所がある安心感というのは大事なんだなと実感したりしました。

ちなみにトップの写真は、長期滞在の部屋を探している期間、Airbnbで9日間借りたお部屋です。服のデザイナーさんのお部屋でした。ベッドはキングサイズ、おしゃれに溢れていて最高でした。撮影のための部屋が1部屋ありました。

家主さんがAirbnbを始めたばかりだったそうで、値段の設定間違っちゃったけどキャンセルできないからといって一泊2千円くらいで泊まれました。正規の値段は1泊6千円です。ラッキーすぎるガール!!アンラッキーすぎる家主!

これを読んでくれた、パリに滞在する方の時間が有意義なものになりますように。私も頑張ります。


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