2021 4/3vs浦和●1-2【J1第6節】
悔しいね。俺ほんと悔しいよ。
試合内容
試合内容なんて語ってたまるか。なにが楽しくて浦和褒め倒さなきゃいけないんだよ
絵でも引き出しでも、なんでもいいけどさ
結局、繋がにゃ始まらんのよ、このサッカーで勝とうってんなら。
繋いでテンポを握る事ができるから、
サブウェポンである蹴り込みもより有効になって、
この2ルートによるボールの流れの掌握によって即時奪回が生まれるわけよ。
今は繋ぎがダメだから総崩れ。それが今。
ピッチ上で、どこで、どういう形で、どう相手を上回るのか。
その下書きが、今足りない。
その下書きが無いと、選手が頑張れない。
頑張りを、効果的にエネルギーに変換できない。
今足りないのは気持ちの量じゃない。
気持ちをエネルギーに変換する「術」だ。
俺は攻撃において「崩す・決める」は選手のモノだと言った。それは逆にいえば、「作る」はコーチングスタッフの責任だということ。
作れない。作れていない。
もう毎回同じ事指摘してるから読んでる人も飽き飽きしてるだろうけど(書いてる俺が1番飽きてるけど)、1番マズかったのはキャンプで繋ぎの積み上げができなかった事。
加えてこの代表ウィークでもできなかった。
去年(1年目)は時間が足りなかったから色々妥協できたし、妥協できたからこそ割り切って、繋ぎをある程度捨ててやれた。
でも期間が与えられたうえでの今現在、コーチングスタッフ陣も、選手達も、もう言い訳か効かないんだよね。割り切れなくなってる。
優勝しなきゃいけない。
↓
優勝するためには、めっちゃ勝たなきゃいけない。
↓
めっちゃ勝つには、もっと繋げなきゃいけない。
↓
もっと繋ぐためには、そのために必要な積み上げをしなきゃいけない。
↓
積み上げができてないから、思ったようにいかない
↓
そこを捨てる選択肢もあるけど、優勝から逆算していくと繋ぎの積み上げからは避けられないからドツボ
という流れ。
じゃあ「しっかりボール保持時整備して造ろうよ」なんだけど、それが現状できてない。
できてないけど、試合は来る。
ピッチでやらなきゃいけない。
上手くいかない。
焦る。
もっとぎこちなくなる。
今度は自信もなくなる。
もっと焦る。
もっと上手くいかない。
という悪循環。それが今降ってる雨の正体。
ジエゴが来たら、ある程度状況が変わるかもしれない。
でもそれはあくまで「傘」としての効果であって、雨を凌ぐ方法でしかない。雨は止まない。
その人にしかできないスペシャルの集合体だけじゃ継続して勝てる時代じゃなくなったから、ザーゴに組織としての積み上げを託したんだ。
そう考えるとなお、キャンプを終えてのアレと、代表ウィークを終えての浦和戦のコレは…正直しんどい。
こうなると、「今のコーチングスタッフに組織としての積み上げを託してて良いの?」という議論になる。
これはアントラーズが本当に好きとかそうじゃないとか、サッカーを知ってるとか知らないとか、そういう話ではない。
今の結果を受ければ、その議論が出ること自体、必然だ。
今のコーチングスタッフ陣に、「ここから造る引き出し」はあるのか。
再び、晴れ渡る青空のもと、サッカーを展開できるようになるのか。
俺にはわからない。
でも信じる事はできる。
確かに、キャンプ、そして代表ウィークで形として積み上げる事はできなかった。
失敗、そう評価して差し支えないだろう。
だがこの失敗を受けて、また新たなチャレンジに踏み出すわけで。(踏み出さなかったらもう引き出し無い認定する声が出てもそれは仕方ないと思う)
それがバチッとハマる可能性は残ってる。
選手達の頭を、心を、一旦洗ってから再スタートするためにも変化が必要なのは間違いない。
その変化が上向くという可能性を、残された可能性を信じるしかない。
こんな声もチラホラ見かけた。
「繋ぎじゃなく、守備の整理を優先させるべき」
確かにそれも一つの「変化」だ。
それによって得られた結果が、自信の源になり、繋ぎの積み上げへの大きな追い風になるかもしれない。
でも俺にとっては、それは追い風でしかない。
自分の足で、前へ、前へと、歩みを進めなきゃいけない。そうして他の誰よりも早く走って、優勝という栄光を掴まなければならない。
リアクションをやらせてみたらザーゴがめっちゃ上手かった
という可能性もあるから全否定もできないけど、俺はリアクションで勝つんならザーゴじゃなくて良い。もっと別の監督の方が上手くやれると思う。
俺はザーゴと勝ちたい。
ザーゴの信じるサッカーで勝ちたい。
そのために、繋ぎで、歩みを進めなきゃ、高みへは到達できない。
だから俺は、次の変化を信じる。
俺には何も変えることができない。
ただの傍観者だ。
雨が降れば、それに従う事しかできない。
俺にはこんな文字を、自分の部屋で、ダラダラと綴る事しかできない。
てるてる坊主くらいは、作らせてくれ