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俺の卒対観察日記 9(完)

冬休みが終わろうとしていた頃、また緊急事態宣言の噂が広がった。結局、発出されたけど休校にはならなかったので、普通にやっていくのかなと思っていたら保護者参観は全て中止とのお知らせ。

保護者が集まる機会がないのにどうやって次期メンバーの選出をすればいいのか。やはり学校主導に切り替えて保護者がお手伝いする形しかなさそうな…そもそも今年度の卒業式もどういう形になるのやら…ということで学校側との話し合いをすることに。

1月中旬・・・卒対廃止が決定
していたけど学校からアナウンスするということで内密状態に。ただただ時が過ぎるのを待ちながら、保護者向けと思っていた引き継ぎ資料を学校向けに修正していた。

2月になり、学校から廃止を伝えるプリントが配られた。

引き継いだ2年前は、こんな活動内容だった。
・約7万円を2年間かけて集金する(半額以上が修学旅行費。5,000円の14回を手集金)
・卒業アルバムを作る
・卒業記念品を選ぶ(PTAからも予算が出る)
・卒業制作
・謝恩会
・入出金管理

これが修学旅行費は学校集金になり、任期1年で収まるようになったうえに、謝恩会も廃止。
・約3万円を6年生の間に集金する(一括もしくは最大3回までの分割)
・卒業アルバムを作る
・卒業記念品を選ぶ(PTAからも予算が出る)
・入出金管理

卒業アルバムは卒業文集と合冊なので学校集金になればいいのに、記念品もいらないし、PTA予算が付く分はPTAが選んで配ればいいのに、と勝手に考えるとコレしか残らない
・卒業アルバムを作る

しかも、撮影は学校主導でやっていて、実際は学校がやりきれない部分を補っているだけなので、こうなるとわざわざ卒業対策委員会なんていう組織にするほどのものではない。

そんな考えを汲み取ってもらえたのか、コロナでどうにもならないと判断してもらえたのか、とにかく卒業対策委員会はなくなったのだった。

そして3月。
すべての発注を終え、残高が0になったゆうちょ銀行口座を解約し、ほぼ完成していた会計報告書も打ち終えた。コロナ対策で保護者が行けないので記念品も卒業アルバムも学校で先生から配布。配布されたことを確認し、会計報告書も印刷し配布を依頼。

卒業式当日。
子どもたちから先生への花束贈呈。これで本当に完了。

とにかく大変だった。でも、もうこの苦労を他の保護者がしなくていい。それで十分だ。

追記
中学校PTAの委員選出用紙には、卒業対策委員は必要最低限を学校ですることになったので廃止、と書いてあった。


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