消化器内科とは

消化器内科に必要な知識
●悪性新生物は60%が消化器系で起きる⇒消化器内科は悪性新生物と遭遇しやすい診療科である

●消化器内科の主な病棟業務
・症状の観察・報告
・診療補助
・点滴
・食事補助や生活習慣の指導
・化学療法や放射線療法の看護
・内視鏡治療の介助・看護
※消化器内科では癌患者と接する機会が多いが、内科である以上手術のような外科的治療は行わず、内視鏡治療や化学療法が行われる。(化学療法や内視鏡治療の知識を持たなければいけない。)

●意外!?消化器内科では急性期の患者を見ることも少なくない
・急性腹症
・消化管出血
・胆道感染症
・腸閉塞
・急性肝炎
・急性膵炎
(いずれも内視鏡を治療で使用する。内視鏡の知識は必要不可欠。)
☆内視鏡治療の大きなメリット
・傷口が小さく、身体への負担が少ない⇒高齢者にも適用しやすい、入院日数の短縮(傷の治癒が早い)
・術後の癒着が少ない(イレウスなどが起きにくい)

●消化器内科で働くうえで重要なスキル
ずばり、「知識」と「内科特有の処置技術」
☆知識
便秘・胃痛や胃もたれ、食欲不振は消化器内科に多い症状だが、原因は消化器以外に潜んでいることも多い。そのため消化器系の疾患でない疾患に関しても知識が必要となる。
よく行われる内視鏡検査、化学療法においては副作用に関する知識を持ち、看護スキルを身に付けることが必要。

☆内科特有の処置技術
・胃婁(内視鏡を用いた施術のひとつ。消化器内科では比較的多くみられるため、学習が必要である。)
・ドレーン管理
・ストーマ
・内視鏡