愚痴でしかないけれど
久しぶりに腹が立ってしまった。これでもそれなりの経験を経て、人には随分と鷹揚になってきた…と、思っていた。
ところが…そう、ところがだ。
半月ほど前にある友人?から依頼を受けたのだ。しかも今はお金がないから出世払いでという、口約束の仕事の依頼。…SNSを使って、彼の作品を紹介してほしい…というものだった。
これを読んでくださっている方ならお察しの通りこんな仕事は鼻から受けるべきではない。必ず「信用」とか「信頼」とかの問題が先々で立ち上がってくるからである。
が…、私はこのご時世、彼が制作だけに没頭したい…云々…と、宣伝や紹介をする時間的な余裕がないという理由を信じて応援することに決めた。はっきり言って、アーティストが食っていくのは大変な時代だと思ったからだ。もともと私自身、アート好きなこともあってアーティストにはめっぽう弱いのが私のウィークポイントでもある。
この半月、ここに日記を書くでもなく、エッセイを書くでもなく、日夜そのアーティストの仕事に没頭していた。
没頭しすぎて日々が過ぎていくうちに貴重なコロナ休みも終わりとなった。なんとこの休みに入ってから家事以外のすべての時間をこのSNSのページ制作に費やしてしまった。
本当はせっかく始めたこのページや私のSNSの充実や、絵を描くことや、他のもろもろを充実させようと思っていたのに、その全てを差し置いてもとにかく早く仕上げたい…という思いから、毎日、毎晩頑張っていた。そしてやればやるだけこの仕事にはまっていった…予想外の面白さがあったからだった。
ところがである。
コロナ休業の最後の夜にかなりの量の仕事を仕上げようとしたもののどうにも私の心に引っかかってしかたない事実が出てきた。そこは本人に聞かなくては進めることができない…。そこで電話で聞くことにした。メールだと長文だし、誤解がうまれるのもいやだったからなのだけど…。
そう思ったものの、気づけば22時を回っている。電話をするには遅すぎるか…。
だけどもいつも遅くまで起きているのを知っていたので、電話して聞くことにした。先にメールで今から電話してもいいか聴くと、「寝る」とだけ返事がきた。
え〜〜、もう寝るのかい?と思ったものの、単に今話したくないのだ…と思い諦めた。仕事の手がとまった。
その夜のうちにそのアーティストは2つも記事を書いてブログにアップしていた。ショックだった。私の電話など、どう長くても10分もかかりはしないのに。
どうゆうことなんだろう。その後、電話の内容はなんだったのかと問い合わせる気もないらしい……。そのまま放置。
しかたない「自由」と「わがまま」をはきちがえた人間に関わった自分の業だ。
そう自分を慰めてみるものの、惨めな気持ちには変わりない。
この仕事はもうほっておこう。ここまでだ。そう、今夜は気持ちのはけ口がなくてここに書いてしまった。ごめんなさい。
読んでいただいた皆さま、本当にありがとうございます!
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