ダニエルクレイグ/DBｰ5の後任はあのカレ？(ネタバレの無い)

注目のno time to dieも好調なスタートを切った様でダニエルクレイグも役に合わせた身体づくりからは解放された今こそ、イオンプロダクションの次の一手が気になるところ。

そこでこれまでのボンド交代劇をちょっとおさらいしてみると…

ショーン・コネリーの後を受けたジョージ・レーゼンビーはモデル出身で役者としては素人！イメージ一新を図ったのかボンドカーもアストンマーチンDBSの初代モデルにスイッチ…

でも最大の変化はハッピー・エンドに終わらなかったラストシーンの演出で、これは今回にも通じるドラマチックな展開を狙ったものだったのか？

結局ジョージは一作だけで再びショーン・コネリーが一作リリーフしたのちにロジャームーアの黄金(銃)時代が始まる。

ボンドカーにも決まりは無くなりロータスを海に潜らせたりシトロエン2CVで逃走を図ったり？娯楽大作としての演出に華を添えた。

原点回帰を図ったのか、ティモシー・ダルトンの2作ではアストンマーチンV8ヴァンテージがクールなボンド復活を印象付けたものの、興行成績には結び付かず、ボンド選びは再び白紙に？6年のブランクを経たピアーズ・ブロズナン起用でロジャームーア時代を思わせる娯楽大作の路線に復帰。戦車でロシアを走り回るわ、アストンマーチンを光学迷彩で消してしまうわ、BMWの大柄なサルーンをリモート操縦して見せるわ…

ダニエル・クレイグの起用には賛否両論あったものの悲しげな目付きが魅力の新しいボンドは最も仕事熱心な職人気質も見せ、ショーンコネリーにも劣らない人気を博したのは今回の大入りを見ても分かる通り。

アストンマーチンDBｰ5を引っ張り出して来たことも原点回帰を強く印象付けるものだった。

では00の7番目の新しいポストには誰が収まることになるのか？

劇中ではいち早く屈強な女性が後任を務める設定とはなったものの、コレは観測気球に過ぎないのではないか？

プロデューサーのバーバラ・ブロッコリーがクールな男性に魅力を感じる限りは次のボンド役も男性に間違いない。が，生半可な事ではダニエルクレイグを凌ぐ魅力的な俳優を見出す事は出来ない。

見てくれだけで選んだボンド役がことごとく短命に終わった事からもルックスだけで無く人間味溢れるボンド像が模索されるだろう。

順番からすれば万人ウケするロジャーピアース路線かも知れないが、思い切った刷新を狙い想定外のキャラクターが据えられるかも。Ｑやマネーペニーの起用がそれを予感させる

長年にわたって007の魅力の一翼を担ったDBｰ5もダニエルと共に任を解かれ、次代のボンドカーが模索されることだろう。あくまで実写にこだわり、毎回、制作のかなりのエネルギーが注がれるカーアクションシーンだけに、無くせる訳は無い。

でも次回作公開の頃ガソリン車の趨勢がどう変化しているのか？カーアクションの魅力を引き立てるEVは現れているのか？

これは次のボンド役以上に予測が難しい問題かも知れない。さしずめ今選ぶとしたらEQSーAMGだろうか？

(写真はリビングデイライツに登場，今回もボンドの愛車として登板のアストンマーチンV8ヴァンテージ．ファイナルカットも飾っている)

さて件の新007

今回監督したCaryフクナガ、なかなかルックもいいんじゃない？監督自らメガホンとりながら演じるジェームズボンド，しかも初のアジア系って事なら話題性は充分以上のもの！中国という広大なマーケットを視野に入れたら、それもありなんじゃない？