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ダイハツ80年


の歴史を紐解くと実は軽乗用車フェローのデビューより先にリッターカー・クラスに参入していた事が知られています。

それもいきなりイタリアンデザインの商用車コンパーノバンの方が先

後に1000cc版やベルリーナが追加されたばかりかGTやコンバーチブル 燃料噴射まで揃う個性派でした。

トヨタの軍門に収まったあとはパブリカやスプリンターの兄弟車を受託生産していたものの再びリッターカーを自社開発して5ナンバー小型車市場に参入します。
オイルショックの洗礼を受けた日本には好都合の5平米カー=シャレードでした。

好評だった初代に続きリッターカー初のディーゼルを積んだ2代目シャレードも大注目.

安価な軽油を主食とする経済車の最右翼として日本のディーゼル普及に拍車をかけたほかイタリアンチューナーデトマソとの協業で過激なボーイズレーサーを輩出するなど、今からは想像もつかない元気の良さが垣間みられたものです。

シャレードは、後に大型化してリッターカーの打席は暫時空席に

その打席に立つ一つがダイハツの新規開発リッターカー、ストーリアでした。お得意の4サイクル直列3気筒1000ccエンジンで前輪を駆動するコンパクトな5ドアハッチバック、同様な企画にシャレードの各世代があったもののストーリアが目指したのはクラスレスな価値観とクラスを超えた質感、小さな高級車像を求めたものだった。

時はあたかも軽自動車の規格サイズアップでリッターカー市場を揺るがしかねない差し迫った事情があり、本家トヨタでもスターレットクラスを大刷新する大計画が進行中だった。

一世代限りだったストーリアの後釜は同じレイアウトに構築されたパッソブーン
当時の売れ筋ヴィッツが三代目からはカローラ並みに大型化し空白になってしまった800kgクラスに充てがわれたのがパッソとブーン。そんな経済車も今シーズンで受注終了。気に入っていた一台だけに惜しまれます。

そんなダイハツは今度のモビリティショーの舞台を歴代のヒット商品で飾っています。


EVでは70大阪万博でいち早く場内のゼロエミッション化を支えていた関西の雄、いにしえのガソリン車がステージ上を占めるモーターショーというのも或いは昔話になってしまうのかも

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