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昔のテレクラがマッチングアプリと似てると思う事🤔

最近、マッチアプリをしていると私が32歳の時にした恋を思い出すのです。

長女がまだ3歳の頃、私は一生忘れられない恋をしました。

当時の私は、結婚した相手のDV問題と経済的問題を抱えていました。

結婚当初から元夫から1円ももらった事がありませんでした。生活費は私が独身の時に貯めた貯金を崩しながら生活する毎日。そして姑も同居。姑は息子におんぶに抱っこ。

要するに私の貯金で夫と母は毎日ご飯を食べていたのです。

貯金が底をついたら生活ができなくなると思い私が取った手段はその頃在宅で出来た「テレフォンレディ」というものである。

新聞の求人広告に「自宅にいながら高収入」という求人情報だった。

自宅の電話を使って男性とお話しをするとという仕事内容だった。いわゆる昔のテレクラの在宅のバイトだ。

子供を姑に預けて働きに出るなんて絶対に嫌だと思った私にとってこの求人は「美味しい求人」だった。

しかし世の中そんなに美味しい話はないのだ🤣

求人広告の会社に電話してアルバイトの登録をして「さぁ、今日からお仕事ですよ」と気合いを入れて電話をかけ初めて繋がった電話の1本目。

はつらつと元気よく「もしもし〜♪」と電話に出ました。

相手の男性の声がヒソヒソ声で…

「もしもし…今何色のパンティ履いてるの?」

「ひえ〜😱そういう電話かぁ😨」とびっくりしてすぐに電話を切りました。

「無理だ…無理❗️こんな電話か‼️話せるわけがない‼️」

その日はそう思いこのバイトはできないと思って寝ました😪

次の日、いろんな求人を見ていますが子連れでできる仕事なんて世の中ありません。

そこで私はひらめきました✨✨

テレフォンレディの仕事は1分からの分給で計算される。

あの電話をテレアポの仕事と考えよう。

「もしもし…今何色のパンティ履いてるの?」

「えっ、今…?今ねぇ…〇〇色」

「そう…〇〇色…」って感じで会話して1人1分を一晩に120人相手にすれば時給で3000円だ!

この手でよっしゃ💪いける💪

気を取り直して翌日、再度挑戦する🤣🤣

そんなことをしているうちに、「お仕事というものはちょっとしたコツを掴んでしまうと意外と簡単にできてしまうものである」🤣🤣

コツを掴んでしまった私はこの仕事で1週間のお給料が15万ほど毎週口座に振り込みされていた。月収60万程だった。

もちろん月収60万の仕事をするには家族の了承なしで稼ぐのは当然無理だ。

この時に元夫がなんと言ったかといえば
「稼ぎ方が汚くても使い方が綺麗ならいいんだ」なんてぶざけたことをぬかしやがった😤

姑はといえば、バツイチ子持ち設定で仕事をしている私の周りで娘に話しかけ、鼻歌歌い、私の仕事を、邪魔してきやがる😤

そしてその稼ぎで我が家の光熱費、食費は全部賄われているのだ。

ある日、私はふと思った。「こんなことならいっそ娘と2人の方が生活は楽ではないか🤔」

元夫はDV男でストーカーだ。

離婚話などに応じてくれるわけがない。

ただ離婚届けは書いてあった。喧嘩の勢いで書いて
 くれた用紙を私は捨てずにちゃんと保管してあった。

あとは住まいを用意して娘と出ていけば良いだけだ。

そんな準備をしている頃にわたしは彼と出会った。

彼と私の出会いはテレクラ☎️

このテレクラが今のマッチングアプリの元祖なのではないかと最近よく思う。時代は違うがみんなが探し求めているのは同じなのだ。

かけてくる男性の目的。

電話でHな会話を楽しみたい。
実際に会ってHできる人を探している。
寂しい夜の話相手、
彼女になってくれる人を探している。
そして詐欺、勧誘まがい。

かけている女性は大半がサクラだが、サクラであっても良い出会いがあれば、恋に落ちる事もあるし、お客様を好きになる事もある。

かけている女性目的

サクラをしつつも趣味と実益

彼氏が欲しい。
アッシー君、みつぐ君欲しい
援助交際
Hな電話したい
寂しい夜の話相手

男女ともに電話の目的はマッチングアプリと同じだと思う。

そして最近私が思うこと。
マッチングアプリよりもテレクラの方がまっさらな状態で男と女が出会えたのではないか🤔

電話が繋がって相手の人とお話しするまでお互いに何も情報はない。会話の中からお互いの共通点を探し出して自分と話や相性の合う人を見つける。

そして会う約束をして待ち合わせ場所で初めて相手の顔を見てみる。

そういえば、電話の会話の中に」芸能人で言ったら誰に似てるの?」なんて聞いて相手の顔を勝手に想像していたな🤔

マッチングアプリはプロフィールに写真があるが
実際にお会いしてみれば写真よりも老けている方がほとんどだ。

勝手に相手に期待を膨らませるのはマッチングアプリもテレクラも同じ。

誰かとの出会いを求めて集まる場所のような気がして、最近、妙にあの頃を思い出す。

あの頃私は時給1500円のダイヤルQ2のサクラだった。

いつものようにお仕事で男性と電話でお話しをする。相手の男性はどんな話をしたいのか探りつつ、相手の望む内容で会話を進めていく。

彼は当時、彼の不倫が原因で離婚をし、沢口靖子似の不倫相手とも別れて1人になって寂しくてただの話相手欲しさに電話をかけていた。

私より1つ年上。中古車販売業の経営者であった。
出身が東北で私と同じ。きっと初めての電話は1時間くらい話したかもしれない。

普通の世間話でダラダラと長話をしてくれる上客であったのは確かだ。

詳しい内容は覚えていない。だって私はプロのテレフォンレディである。一晩に何人もの男性を夢の世界へとお連れしてあげるお仕事をしていたのです。

ある日仕事をしている時に相手に合わせて話をしていたらお客様が「ふ〜ん。確かこの間の電話では確か27歳って言っていたよ」と相手が言う。

「お前は誰だ⁉️」と内心思ったが「え〜、誰かと勘違いしてるんじゃないの? 私じゃないよぉ」と言ったら男はこう答えてきた。

「僕は人の声は一度聞いたら忘れないんだ。まして君はとても楽しい人だっからよく覚えてる。どうせあなたもサクラでしょ?」

「なぁに? サクラって?」と話しを誤魔化すも彼は前回話した内容を振り返る😅(間違いなくその話は私だ)と内心で思う。彼に聞いてみた。

「貴方はだぁれ🤔」

そして彼が横浜在住の中古車販売業だと聞いてすぐに思い出した❗️楽しい人だったから…。

彼は「気が向いたら電話してよ」と携帯の電話番号を教えてくれた。

「うん、わかったぁ☺️絶対かけるね」

・・・・・・


かけるわけがない😅😅😅

こうして電話番号を教えてくる男性なんて腐るほどいた。普通程度で楽しく喋る男性もたくさんいる。ただその時だけ夢を見てもらうだけの仕事だ。

彼と2度目にたまたま繋がったその数日後、いつものようにお仕事をしていたら「もしもしぃ」と言う私の第一声を聞いて「やっと繋がった」と言う男性。

聞き覚えのある声だ。「こんばんは」と私が言ったら「探してたんだよ。やっと繋がった」と言われて彼だと気づいた。

そして彼は「やっぱり電話してこなかったじゃんwwまぁ、こないと思ったけどさ…」「でもやっと繋がって良かったよ。ずっと君を探して電話してたんだからさ」と言う彼。

彼の電話はたあいもない会話であっという間に1時間を過ぎる。「じゃあ、今夜はそろそろ電話を切るよ。まぁ、また探してみるよ。どうせ電話かけてきてくれないでしょ」と彼が言った。

彼の名前は和也。3度目で名前と会話と声が一致する。

翌日彼に電話をした。

あの頃私はまだ携帯を持っていなかった。自宅から彼の携帯電話にダイヤルした。090…の番号。

私の電話にとてもびっくりしていたが喜んでくれた。

そんな出会いから始まった2人が、惹かれ合い、待ち合わせをして、出会い、恋に落ちる。

彼との恋、元夫との離婚、長女と2人の生活のスタート

当然2人が会う時にはいつも長女が一緒。1度たりとも誰かに預けて出かけたことはない。

傍目に見たら普通のパパとママと子供の3人家族に見えた事だろう。

出会いはテレクラ。

そして後に彼は長男の父親となる。

そしてその先にまた辛く苦しい日々がある。

今日はここまで…

続きはまたそのうち…🤣🤣🤣


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