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勝手に損益分岐点分析

町のマッサージ店を勝手に考察してみた。

眼精疲労が原因なのだと思うけど、目の奥や後頭部、首、肩がずっと痛くて全く集中できなかった。なので、マッサージ店に行ってきた。

とっても上手な方で、すっかり回復できて本当に助かりました(笑)

そこは、駅から15分程度歩いたところにあって、国道沿いの2階だった。
通りからは全然目立たなくて、逆に入り口を探してしまう感じの店構え。階段上がって扉を開けると、受付兼施術室って感じで、いわゆる完全個室って感じだから、周りに気を遣わなくて良い感じ!

さて、経理的な視点で見てみよう!

物件としては、駅からも離れているし、ベッド1台に作業テーブルとちょっとしたチェアがあるだけなので、おそらく5坪くらいの広さだと思う。

駅前だったら家賃20万円とかしちゃうかもしれないけど、ちょっと離れているし2階なので10万円いかない程度かなと。おそらく8万円程度。

内装は特段こだわってない感じなので、もしかしたら居抜きでそのままなのかも。そうなると初期投資は備品関連だけって感じかな。

備品はベッド1台、机1台、チェア2脚、ノートPCという感じ。全部で30~50万円程度かな。

EPARKさんで予約したんだけど、翌日以降のカレンダーに『×』が入ってなかったから、もしかしたら、まだまだ認知が低くお客様が取れていないのかもしれない。

施術料金的には60分で5,000円くらい。施術時間によって変わるけど平均したら客単価5,000円くらいで考えておけば問題なさそう。

お店の運営はお一人でされているようで、EPARKとかホットペッパーとかからの予約が中心と思われる。さらに、施術後のアプリ登録をすすめられた。paypayやクレジットカードでの支払いもOKだった。

これらの情報を整理してみる。

仮に1日に1名のお客様があるとすると、
月商は5,000円×30名=150,000円

原価は自分の技術だからいったんゼロとして、誰も雇ってないので人件費もゼロ。

家賃が8万円。

ネットで調べたところ、EPARKへの掲載料は無料らしいのですが、EPARK経由で予約が成立した場合、2,700円の手数料がかかるらしいです。。。ちょっとびっくり。そんなにかかるんだ。

月額固定費がかからないのは嬉しいですが、2,700円の手数料を払ったらほとんど儲けがないなんてことになりそう。。。

1日1名の来店が全てEPARKさん経由だった場合
手数料は2,700×30名=81,000円

あれ???
赤字じゃね?

売上高  150,000円
売上原価       0円
人件費        0円
家賃    80,000円
支払手数料 81,000円
営業利益 ▲11,000円

困った、、、

上記はめちゃめちゃ簡便化して、paypayやクレジットの手数料、減価償却とかを考慮していない。それでも赤。。。

こういう時こそ『損益分岐点分析』だな。
固定費である家賃を賄えれば利益は出る。
変動費は支払手数料の54%

なので、損益分岐点売上は
80,000÷(1-54%)≒160,000円

1ヵ月で32名のお客様が来てくれれば、損益トントン。
でもこれだと、オーナーさんはごはんも食べれない。。。
やっぱりどんな商売でも楽じゃないね。

初期投資の回収もしないといけないし、自分の生活費を含めて毎月最低でも30万円は利益を出したいとすると、
(300,000+80,000)÷(1-54%)≒826,000
となって、月間165名のお客様のご来店が必要になってくる。

1日5~6名。1日8時間労働だとすると、8割程度の予約が埋まっていないと達成できないってことになる。結構大変だね。

ただ、この計算はすべてのお客様がEPARKさん経由での予約って考えているので手数料がかなり大きくなってる。

実際には、直接予約の方もいるだろうし、ホットペッパービューティー経由の方もいるだろう。ホットペッパービューティーの方は固定費がかかるけどもう少し手数料は安そう。

いずれにしても、初回は仕方ないとしても、どうにか、直接予約か自社アプリでの予約でリピートしてもらう流れに変えていきたい。それができれば、もう少し楽になるかな。

1人でやっているとなんでもかんでも自分でやるって訳にもいかないだろうからEPARKやホットペッパービューティーはとっても役に立つんだと思う。

自分で集客しなくて良いし、予約管理とかもしてもらえて楽できるけど、その分持っていかれるから、考え方次第って感じだね。

もしまた、体がきつくなってマッサージしたくなったら、アプリ経由で予約することにしようと思います!

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