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月次決算が会社の未来を作る!
月次決算って皆さんの会社では実施されていますか?
上場会社や上場準備会社は当たり前にされていると思います。最近ではある程度の規模の会社さんでも月次決算に取り組まれているところが増えてきました。
私は社会人になってから上場会社→上場会社→上場会社→上場準備会社→上場会社の子会社という感じに転職してきました。
2社目で経理になり、そこも上場会社だったので理由など聞かされず当たり前のように7営業日程度で月次決算を完了するスケジュールを組まれそれにそって働いていました。
なので、ほとんどの会社は5〜8営業日で月次決算が完了しているというイメージを持っていました。
ちなみに、『営業日』というのは出勤日のみを数える方法で、例えば1日が金曜で土日が休みだとすると7営業日目は11日の月曜ってことになります。
ところが4社目の上場準備会社では、月次決算の完了が翌月中旬とのことでした。これには正直驚きました。そもそもそれで『月次決算』といえるのかと。
月次決算に取り組んでいるだけでも素晴らしいことなのですが、その月は儲かったていたのか?そもそもいくら売れたのか?ってことが営業日ではなく普通に数えて45日もかかるって。。。
月次決算の早期化というのは私の得意分野だし、当時はそれができないと上場なんて夢のまた夢なので、早々に着手し経理メンバーだけでなく全社員の意識を変えてもらい、3ヶ月後には8営業日で月次決算が完了できる体制を構築することができました!
早期化の具体的な方法などは明日にまわすとして、そもそも月次決算ってなんのために?誰のために?必要なのでしょうか?
なんのために?というのは、その月にいくら売っていくら儲けたのかを知るためですね。
誰のために?というのは、会社の進むべき方向を決定する方々、いわゆる経営陣のためにということになりますが、これは最終的には全社員のためってことになります。
必要かどうかは、会社の考え方にもよりますが私は必要だと思いますし少しでも早く完了するのが良いと思っています。
会社経営でよく言われるのは『意思決定を早くする』ことが大切ということ。ではどうやって早めるのか?
会社はそもそも自分たちの製品やサービスを販売することで儲けを得て、その儲けを社員や取引先、国、株主などに分配して、残った利益を将来の成長のために投資して、ということを循環して行っている集合体ですよね。
その会社の進むべき道を決めることが『意思決定』で、それを行うためには現状足元の数字に基づいて判断する必要がありますよね。
現状把握が早くできれば意思決定も早くできる。なので少しでも早く月次決算を完了させて経営陣へ報告する必要があるという感じ。
例えば9月の売上や利益が11月15日にならないと見ることができない会社と10月10日に見ることができる会社では、どちらが早く現状把握ができて『早い意思決定』にたどり着けるかは明確ですよね!
とはいえ、会社の未来を決める元になる数字なので早ければ良いというものではないですよね。『早くて正確』というのが必要となります!これば絶対!!
間違った数字に基づいて判断したために、本来必要なかったものを購入してしまったとか、実は儲かっていた店舗を閉店してしまったとか、儲かっていると勘違いして大量に採用してしまったとか。
これら全て会社が傾くことに直結するので本当に恐ろしいことだと私は思います。月次決算を早期化する、やっていなかった会社は月次決算をすることで現状把握のスピードが上がり進むべき方向を判断するための時間的余裕、心理的余裕を持つことができるようになります。
月次決算はどんなに複雑な会社でも社長が本気になれば翌月10日までには完了できる体制が作れます。月次決算早期化は絶対に可能ですし、ご自身の会社を維持発展させるためにもぜひとも実施して欲しいと思います。
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