(感想)ヴァイオレット・エヴァーガーデン全13話を観終わりました。




⚠️ちょっと序盤のネタバレ有り




ヴァイオレット・エヴァーガーデン全13話を観終わった。上手く言い表せないけど、凄く良かったな…。
名前と絵と、「涙!感動作!」みたいな評判だけは前から知ってて正直「そんな感動感動って涙の押し売りみたいな…逆に冷めるけど…」と感じていた。「それって観る前から渡されるものじゃなくて、観てからその人が初めて感じてやっと言葉にすることじゃん」と評判に意地悪でもされたのかというくらいの、とにかく今持っている捻くれ具合をこれでもかと存分に発揮して『観ず嫌い』をしていた。
それも束の間、Twitterでオススメのアニメを教えてくださいと募集したところ、相互さんがお勧めしてくださって「あの作品だ……!!!!」となる。あの人が言うならと!よし!観よう!となり見始めました。



そうしたら、序盤の兄妹の話でとにかく号泣した。
「これこれこうなあなたが……あなたがこういう風にいてくれて……」というような気持ちではなくて、ただ「生きててくれてありがとう」というこの一文(一言一句間違えるなというところだけど、大分期間が空いてしまったのでこのような感じだったと思う、で申し訳ない)に心臓をギュッとされた。
「あなたが今そのままそこに在ってくれてありがとう」という気持ちの大きな暖かさに気持ちが解かれて自分まで抱きしめられたような感覚になって涙が出た。
もがくお兄さんを見て色々思うことはあったかも知れない、それでも仕事がどうとか毎日がどうとかそんな事よりもあなたの命にありがとうって思えて、それを伝えようと出来る妹さんがすごく優しかった。
どんな状態であってもお兄さんがいるという事実に支えられているんだっていう自分の気持ちも、お兄さんが抱えているであろう沈んだ気持ちもどちらにも向き合ってちゃんと大切にしていて、目に見える困ったことや悲しいこと、後悔には屈しずに今自分の側にある存在に感謝をする、こんな素敵な人間に自分もなりたいなと感じた…。
捻くれている部分をどっかに投げ捨てたい。



それからのお話は坂を転がる🍎のようにほとんどのお話で泣いて、評判をリアルタイムで聞いていた頃の「視聴者を泣かせよう泣かせようとする台詞や演出で泣くなんてカルタシス絶対いやだ!」と岩石×3みたいになっていた自分の意固地な盾は、なんかもう湯葉みたいにふにゃふにゃになっていきました……。



他の人(この場合では作品自体や登場人物)の優しさや怒り、葛藤などに触れてそれがきっかけに自分のそのもの達に気付くこともあるんだなと思った。そう言う意味でも「人は一人では生きていけない」という言葉があるのかも知れない。
普段はどうにか、または上手く、生きていかなければいけないのでそういったことを忘れてしまっているしそこまで自分に潜る余裕がなかったんだけど、このアニメを見て暖かな気持ちになったとき解かれた隙間からそういう部分を少し見つめ直せた。捻くれているところもちょっとずつ直していこうかな、みたいな寄り添う気持ちに。



それから、手紙って良いよな〜とはずっと思ってて温もりも大好きだったんだけど、その中には想像している以上の「文字」にはなり得ない、喜怒哀楽では表せないような気持ちとか過去や未来の時間も、色んなものが詰まってるんだよって様々な視点、場合から教えられた気がした。紙を撫でてしまいそうな、手紙が好きを越して、愛おしく感じてくるような物語だった。


完全に脱力しているので休憩して、映画をまた今度観ます……。近いうちに観ます……。


映画まで見てから言う事だとは思うのですが、勧めてくださった針さんありがとうございました!😭観て良かったです、私自身も観てない人に勧めたくなりました……!!🙇


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