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Artistic Partisanがエモ過ぎた備忘録

この記事はValkyrieとALKALOID推しの女がArtistic Partisanに耐えきれず書いた感想と考察的なものです。
ちなみにストーリーは全部追えていない音ゲー勢の感想なので、ツッコミどころなど多々あるかもしれませんが、あくまでも一個人の感想としてご容赦ください。

原曲はこちら↓

タイトル

まずタイトルからエモくないですか!?
『Artistic Partisan』、直訳すると「芸術的なパルチザン」。パルチザンとはフランス語で非正規軍や遊撃隊のことを指すそうです(初めて知った)。いわばゲリラと捉えても良いかもしれません。
作詞された松井さんもつぶやかれていますが「Artistic」の部分がValkyrie、「Partisan」がALKALOIDを表しているそうです。

フランス語はALKALOIDよりも、どちらかというと(宗さんがフランスで活動をしているので)Valkyrieの方がイメージなのでは?思っていたのですが、この言語のギャップはもしかしたら意味とそれぞれっぽい言語を取り替えっこしているんですかね。

ちなみに余談ですが、私はこのタイトルの翻訳を見た瞬間、ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」を思い出しました。

Si vis artem, para bellum

度々出て来るこの言葉、一体何語なのかと思ったら、ラテン語なんですね。(絶対宗さん作詞したじゃん…)
訳すると「芸術を求めるのであれば、闘争の準備をしろ」です。

調べてみると、このフレーズのオマージュ元と思われる一文を見つけました。
「汝平和を欲さば、戦への備えをせよ」(Si vis pacem, para bellum)という文です。

これは古くはローマ帝国の軍事学者が残したと言われる格言です。(詳しくはwikipedia読んで…)
この文章の「pacem」(平和)を、「芸術」を表す「artem」に文字ってるんですね。

ちなみに、1番でこの歌詞の後に来るのは
「胸の心音を撃ち尽くすほどに」と「抗いこそ命の表現だろう」という歌詞。
「胸の心音」は松井さんが「心の弾倉の置き換え」とおっしゃっています
ここですごいなと思うのは「para bellum」(戦争の準備をしろ)というラテン語と、それが元になった「パラベラム弾」という弾丸をかけているところ(おそらく)。
「芸術を求めるのであれば、闘争の準備をしろ」という直訳が、この歌詞があることによって「芸術を求めるのであれば、パラベラム弾(を準備しろ)」というダブルミーニングになるんですね。すげ〜!(だから何というわけではない)

後者の「抗いこそ命の表現だろう」という表現からは、「(この曲は)命をかけて抗う芸術のゲリラ戦」であるということがわかりますね。
徹底的に「「「「戦う意思」」」」を感じる〜!

歌詞全体が「戦闘」をモチーフとしている

もう最初からゴリゴリの戦争関連の言葉が出てきましたが、この曲に出てくる他の言葉も、基本的には「民衆が起こす闘争」と関係してるなあと思います。以下はサビの一節です。

集え Artistic Partisan
競演のamphitheatrumへ
Expression in the cry of the soul
戦いを始めよう

Artistic Partisanは「芸術的なゲリラ」。
amphitheatrumはラテン語で「円形闘技場」という意味だそうです。コロッセオとかはアンフィテアトルムの一つですね。
Expression in the cry of the soulは、直訳で「魂の叫びの表現」。
前に出てきた「抗いこそ命の表現だろう」という歌詞と通じるものがありますね。(松井さんもおっしゃってるようです)

曲を通して、命の叫び(表現)=芸術=(現状への?)抗い
ということが一貫して表現されていますね。
芸術に、アイドル界に、物語に、革命を起こしていく両グループの特徴が、戦というモチーフを借りてうまく表現されている曲だと思いました。
すげ〜〜〜〜〜〜最高すぎる〜〜〜〜!!!
考察は以上です。ありがとうございました!
斎宮宗、一生推す。

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おまけ:パート分けがエモい

これは語り出したらキリがないのと、個人の主観を大いに含むのでおまけ程度に。

「胸の深奥を撃ち尽くすほどに」
この部分は藍良と宗が歌います。
藍良の十八番の「あいら〜ぶ」というフレーズからハート=心臓=胸。
藍良モチーフフレーズの「胸(の深奥)」に宗さんの物騒なニュアンス「撃ち尽くす」が組み合わさっていて、ロリ物騒最高だな〜!と思ってます。

・「祈るような求めのままに偶像は歌う」

こここここここここやばくないですか?????
このパートは巽パイセンとみかちゃんが歌います。
この二人はどちらも「(キリスト、斎宮宗という神の)信奉者」であると同時に、崇拝される側の偶像でもあるんですね。
この二人の決定的なねじれが一文に表現されているんです。
なんというか、この二人でこのパート、この歌詞を当てたのは天才がすぎませんか??????
この人を人として扱わず、神や人形に仕立て上げる斎宮宗の世界観が好きなんだよなあ・・・

さらにおまけ:槍演出考えた人も天才

ワルキューレの槍のイメージと、槍兵のイメージがうまく組み合わさったモチーフですよね!
ワルキューレにはおなじみの槍ですが、Valkyrieの曲にモチーフとしてあまり出てこなかったので、個人的にはいつ来るのかな〜!と心待ちにしていたモチーフです。
本当に、やっと槍を振り回す二人が見られて、

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以上です。ありがとうございました。

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