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2024年度「青年部教学試験1級」研鑽のために「佐渡御書」第五章 part9 各章解説メモ
P86 L1~
「日蓮もまた、かくせめらるるも、先業なきにあらず。」
→先業とは…過去世の業。
P86 L2~
「不軽品(第20)に云わく
「その罪は おえ巳わって」等云々。」暗記
→過去の謗法の罪の報いを受け終わって
P86 L5~P87 L5
(いかにいわんや、日蓮、今生には貧窮・下賤の者と生まれ、~糞嚢に金をつつめるなるべし~心もまた身に対すればこそ月・金にもたとうれ。)
御謙遜の箇所
P87 L6~
6つの might be かもしれなかった!! (マイビーとはmaybeの過去形)
日蓮ご自身が過去世の宿業を回想しているところ。内容を押さえましょう。
過去世の謗法を案ずるに(日蓮が犯した過去世の謗法を考えてみれば、)
1. 勝意比丘の魂として正法を誹謗したかもしれなかった
2. 大天のように慢心から邪義を唱えたかもしれなかった
3. 不軽菩薩を軽んじ罵ってしまった者たちの類であったかもしれなかった
4. 謗法の毒気が深く入り、本心を失った者たちの残りだったかもしれなかった
5. 法華経の説法の場から立ち去った5000人の増上慢の仲間だったのかもしれなかった
6. 大通智勝仏の時代に法華経に縁してもしなかった者たちの流れをくんでいたのかもしれなかった
※Q. 比丘とは何ですか。→出家した僧・修行者(男性)
比丘尼(びくに)・優婆塞(うばそく)・優婆夷(うばい)とともに覚えましょう。
P87 L12~暗記
鉄は炎い打てば剣となる。賢聖は罵詈して試みるなるべし。
→鉄は、鍛え打てば剣となる。賢人・聖人は、罵られて試されるものである。
P87 L13
「今度の御勘気は、世間の失一分もなし。」
→この度受けた処罰(竜の口の法難・佐渡流罪)には、世間における罪は全くない。
cf. 要するに、日蓮として行った仏法に付随している国家諫暁等によって処罰を受けた罪には全く関係なく、過去世による謗法によって難を受けているのだということである。
「ひとえに、先業の重罪を今生に消して、後生の三悪を脱れんずるなるべし」
→過去世の重罪を[今生]に消して、[後生]の三悪(地獄・餓鬼・畜生)を脱するためである。
★説明できれば、OK