「観心本尊抄」第10章 2024年度「青年部教学試験1級」研鑽のポイントメモ

大聖人は、人界に具わる仏界について、機根によって得道する二通りの者についてと、人界に仏界が具わるという三つの現証を示した。

話の展開
問. 仏の言葉(十界互具を説く)は明瞭
→劣った心(凡夫)に仏界が具わることの不信
→不信のまま、一闡提になってしまう
→一闡提とならないよう人界の私たちにも信じさせてほしい
→無限地獄の苦しみを受けないよう守ってほしい

★一闡提とは

答. 人々の機根は二種類ある
①仏に会って、法華経によって覚りを得るもの
②仏に会えなくても、仏種を納めている法華経によって覚りを得るもの

また、十界互具の信じ難さ「石の中の火」「木の中の花」
一方、人界所具の仏界 さらに信じ難い「水中の火」「火中の水」
→竜火、竜水との「現証」あり

人界所具の仏界 三つの実例
①堯王や舜王など中国古代の伝説上の皇帝が平等な善政を行った
②不軽菩薩が、増上慢の心で迫害を加えられても礼拝を続けた
③釈尊がインドに悉達太子として人界に生を受けながら修行してブッタとなった

これらの証拠から、人界即仏界を強いて信じるよう重ねて強調

♦池田先生の講義から
しっかりと学ぼう。とくに、前半。