【大阪大学 経済学部】3年次編入試験対策はどうすればいいか?

この記事は、こんな人にオススメです。

独学で試験対策をしたい人
予備校に入る前で、どうするか悩んでいる人

大阪大学 経済学部の強み

経済学の論文は非常に多く出ております。きちんと論文が出ている大学は講義や卒業研究も充実しているので、就職活動時にも有利になります。
昨今は、終身雇用制度が無くなりつつあり、ジョブ型雇用と言われる専門分野に沿った雇用が主流になろうとしています。その中で、差別化出来るポイントはいかに学生時代、学問を探求し、専門性に磨きをかけてきたかになりますので、論文は大事なポイントになります。
実際、大阪大学 経済学部は、日本最大の経済学会である日本経済学会年次大会において、2004年から2013年にわたる10年間で報告者、討論者、座長を大学ごとに集計すれば、大阪大学は、討論者数、座長数、総合計の各基準で2位となっています。
(参考:大阪大学 HP より)

試験概要

他大学と同じ1日で全てのテストを行います。
問題数自体は多く無いのですが、試験時間はとても長いので、絶対に集中が切れる時間帯が来ます。
人にもよりますが、基本的には科目毎に5分くらい休憩を取って、頭を切り替えたほうが絶対に良いです。

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おすすめ選択科目

迷うのがどの科目を選択した方が一番少ない努力で合格出来るのかだと思います。私がオススメするのが、
・マクロ経済学
・ミクロ経済学
・統計
・経済史
になります。
ミクロ・マクロは他大学でも利用できるので、基本的には必須だと思います。
会計を外した理由についてですが、昨今の状況を見ていると対策がほぼ無理なので外しております。たしかに現状は基本的な会計学の知識をベースに問題が出題されてますが、実社会に置いては国際会計基準(IFRS)や新収益基準などホットな話題が多く、簿記検定もここ数年で大きく問題が変わってます。仮にそういった問題が出てきたときに対策が出来ないので、外してます。
統計は統計学検定2級レベルで対応可能なのと、本やWebサイトが充実しているので対策が楽という点が良いです。統計学2級レベルはゼロから2ヶ月くらいあれば、到達出来るレベルなので、それほど負荷が高くないと思います。
経済史は小論文っぽいので、一見対策が難しそうですが、範囲が狭いのでポイントさえ抑えておけばかなり楽です。実際、日本だと明治以降だけなので、そんなに多くないですし、その中で聞かれるポイントは対策本で載っているところをベースに抑えれば問題ないので、対策本を読み物として読み進める感覚で対策が出来ると思います。大体2ヶ月くらいで対策出来るレベルだと思います。

対策テキスト

マクロ経済学
入門マクロ経済学―大きくつかむ経済学のエッセンス
マクロ経済学のおさえるべきポイントをおさえつつ、最小努力で勉強が出来る本です。1ヶ月もあれば終えられる分量になってます。
マンキューとかをおすすめする人が多いですが、ぶっちゃけ分厚いし、とてもじゃないけど覚えきれないので、効率良くないです。
意外と言われますが、本当におすすめです。

入門マクロ経済学 第5版 中谷(著)
とは言いつつも上の本だけでは抑えられていないポイントがほんの少しあるので、この本で補足するイメージです。具体的には、上の本ではキーワード紹介レベルで留められているところを詳細に説明してくれる本って感じです。
なので、読み物として読んでおきながら、わからない部分は調べたりして、説明できるレベルにしておけばOKだと思います。

ミクロ経済学
入門ミクロ経済学―これだけはおさえたい経済学のエッセンス
これもマクロ経済学同様です。
この本くらいであれば1ヶ月くらいで終えられるので、ミクロ・マクロ合わせて2ヶ月で基礎固め出来るのは、リアルにこの本くらいな気がします。
並行でやれる時間があれば、両方合わせて1ヶ月で終わります。

ミクロ経済学 奥野(著)
この本もニッチな部分の補足と基礎部分の掘り下げる立ち位置で読んでおいたほう良いです。
このレベルの本の内容を説明できれば、正直どこ受験しても困らないです。
実際に人に対して説明するのも良いですし、仮想の自分に説明する感じでもいいので、説明出来るレベルにはしておいたほうが良いです。

統計学
統計学Web
このサイトは統計の勉強する人、全員が使ってるイメージがあります。
網羅性の良さ、説明の丁寧さ、練習問題の豊富さなどから1番良いです。その辺の統計入門本より良いと思います。
コツコツやれば1ヶ月位で1周できて、実際阪大でよく出る分散分析表なども網羅できているので、これをやれば十分です。

統計学入門
上のサイトだけでは説明が不十分で、もう少し数学的アプローチが欲しい方にオススメです。実際に東大で使われている教科書でもあるので、3年次に編入する前に知っておいた方が良い知識が全て載ってます。一読するのをオススメします。

経済史
コア・テキスト経済史
これで全体を俯瞰するのが良いと思います。無駄なく基礎が抑えられていますし、ボリュームも丁度いいので1ヶ月位で終えられると思います。
経済史の勉強の進め方は、なぜなぜ分析をしていく方法が良いです。
何故こういう事が起きたのか?と繰り返し自問自答して、深堀りされても答えられるようにしておくことです。とは言っても3回位深堀りする感じでOKです。
となると必要なのは深堀りするときに、どういう風に正しい情報にアクセスするべきか?なのですが、この本が良いのは、参考文献リストが充実している点です。
なので、ググったりして解決できない部分は参考文献をあたってみることをオススメします。今までほぼ全ての疑問に思ったことをこのステップで解決出来ました。

レベルチェック

勉強をしていて、自分がどのくらいのレベルなのか不安になるかと思います。
なので、各教科ごとにレベルチェックが出来るものをピックアップしておきます。
資格試験の過去問とかをオススメしてますが、隔週に1回くらい解くと良いと思います。

ミクロ・マクロ経済学
・ERE 経済学検定試験(過去問でもOK)
私のゼミの先生にもオススメされたくらい、オススメです。
ランクで評価がされるのですが、S~A+くらいであれば問題ないかなと思います。

・過去問
過去問で自分の実力をはかるのが一番良いです。
ただ過去問が大量にない場合もあったりするので、問題演習に慣れる意味ではERE 経済学検定試験はオススメです。

統計学
・統計学検定2級(過去問でもOK)
2級自体が大学レベルを謳ってますし、2級で80点くらい取って合格出来るレベルにしておけば、まず絶対に大丈夫だと思います。
よっぽど不安な人は準1級レベルまでやってもいいですが、投資対効果はほぼ無いと思うので、オススメしません。
ちなみに準1級はちゃんと取ろうと思うと、6ヶ月くらい勉強しないといけないので、よっぽど好きでない限り止めておいたほうが良いです。

経済史
・過去問
これは過去問で実力をはかるのが一番ですね。
特に外部の検定試験とかも無いので。
強いて言えば、大阪大学 経済学部の経済史関連の講義の過去問とか入手出来れば、それをやるくらいでしょうか。
でもほとんど人は無理だと思うので、過去問で良いかなと思います。

最後に

現在、大阪大学 経済学部の過去問解答を3人で作成中です!
私達も受験生時代、過去問の解答が欲しくて予備校に入ったりしてました。
ただ予備校代は60万円前後と非常に高くて、もっと安くて手軽に編入試験を対策できればいいなと思ってました。
そこで、継続的に過去問解答を発信していくために
お手軽に買えるような値段で販売できたらと思ってます。
受験準備中でお忙しいかなと思いますが、
もしよろしければ応援いただければ幸いです。

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