【不思議な夢】いまは動くな
今日も夢を見た。
戦国時代、伊達の殿様が出てきた。
秀吉への対応について、慎重に考え抜いている殿様。
「今は動くな!うかつに動いたら秀吉の思う壺だ…、付け入る隙を与えてはいけない。動くな、今は様子を見ろ…」
焦る家臣たちに動くなと指示を出す。いや、自分に言い聞かせる。『今は動いてはいけない。』
今はどんな動きをしたところで、必ず秀吉になにか言われる。難癖つけてこちらを翻弄してくるだろう。だから動くな!
動くタイミングを測れ。まだ、まだだ…、もう少し待つんだ。オレよ、焦るな…
伊達の殿様が遠くを睨んで考えている。
いや、これを『考える』というのか?これはもう霊感の域だ。精神を研ぎ澄まして直感で判断してる。
アップになった殿様の顔が、うわ、若い!
この若さでどれほど大きなものを背負ってそれを守ろうとしているのか…
凄まじい気迫。息も忘れているかのような殿様の考える姿にこっちまでビリビリきた。
いつの間にか場面が変わった。今度は女性が見えた。このひとも若いな。二十代だろうか?長い髪に赤い着物を着ている。可憐なお姫様のような姿だ。
誰だろう?女性の身でありながら、どこかの大名家?の精神的な指導者の立場にいるようだ。
「動くな!時を待て」
女性が親族たち、家臣たちに呼びかける。
「動くな、時を待て!今うかつに動けば、秀吉にどんな言いがかりをつけられるかわからない。」
「動くな!」
女だが、すごい気迫だ。
「今は、様子を、様子を見るんだ…!」
息を潜めるように、秀吉に悟られぬように、慎重に振る舞わねばならない。我らが生き残れるか否かは、いまこの判断にかかっている!
頭の良い女性。伊達の殿様と同じく、この人も懸命に仲間たちを説き伏せる。
伊達の殿様も、この女性指導者も、二人とも命懸けの真剣勝負の渦中に立たされていた。
秀吉という、恐怖の大波が押し寄せてくる。
焦る仲間たちの動揺を気迫で抑え込み、若い指導者たちが生き残りの方策を精一杯考え抜く、その場面の夢だった。
最後に
『小田原』
と文字が見えた。
こちらも息をするのを忘れるような、張り詰めた空気の夢だった。
秀吉を怒らせた根来衆や雑賀衆がどんな酷い目に遭わされたか。去年、幽霊たちに導かれて城址などを見てきた。
ここまでするかというほど、見せしめ的な殺戮をされたようだった。
秀吉を怒らせてはいけない。かといってへりくだって従えば舐められる。どちらにせよ、どんな恐ろしい目に遭うか予測がつかない。
舐められないよう、かと言って怒らせないよう、付け入る隙を与えないよう、難癖をつけられないよう、慎重に…、慎重に…
生き残るために。
息を潜めろ…
いまは動くな、と。
***
今、この記事を書いていて頭に浮かんだ。この女性指導者、たぶんどこかの大名家?の殿様の奥方だな。
誰だろう…?
秀吉からの圧力に対して、わざと動かないという判断をした大名家ふたつ。
小田原…
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