オタク女は家が欲しい③物件内見編

②はこちら

住みたい町は決まっているので、そこを中心に、二駅違いまでの物件を眺めるなどしていたが、結果として2回の内見で6軒の物件を見て、物件の決定に至ったのでまとめ。
以下、今現在住んでいて今後も住みたい第一希望の町をA、妥協して第二希望の町をBとします。

内見1回目

①立地最高!管理微妙!
Aに住み続けたい、そして駅近!という条件で見つけた物件。希望よりは少し狭いものの、立地の前には気にならない……はず。というわけで部屋の中に入らせてもらう。現在は事務所として利用されているとのこと。室内はリノベ済みでかなりきれい。住もうと思えばそのまま住めそう。
が、エレベーターに乗ったときから、“いくらかなりの築古とはいえかなりガタが来ているな……”と感じていた。実際不動産会社担当者の方と外観を見てみると、鉄製部分が錆びたりしている。
物件情報を確認すると、自主管理物件(※)だった。長期修繕計画も不明。いくら立地がよくても流石にリスクが高いので、パス。
最初からイマイチ物件を引いたけど、逆にこれを基準にできてよかったかも。
※管理会社をいれず住民たちが管理をしている物件。住民たちが余程頑張っていない限り避けたほうが無難とのこと。

②物件としては最高!寒さに負ける。
担当者側から提示されたAの物件。外観がレトロですごく可愛いし、住んでいる人も穏やかそう。所謂ヴィンテージマンションって感じ。築古でかなり大きいマンションだけど、空き部屋も少ないとのこと。廊下も自転車置き場も綺麗で、さっきの物件に比べると、管理状況が雲泥の差。①と②を見比べたことではっきりと“管理”というものの重要性を認識できた。
部屋は広々、おまけに最上階。ただ、予算は完全にオーバーしている。そして何より駅から徒歩16分。内見した日がとても寒い日だったので、すっかり気分が萎えてしまった。とはいえ気候がいい日に内見していたらここに決めちゃってたかも。それくらい物件は気に入っていた。

③ 剥き出しの管あり物件。
こちらも担当者が提示してくれたAにある物件。
共用部である廊下にガスの配管がむき出しになっていて、「注意!」などとラベルが貼ってある。これ、尖ったものとかで傷つけちゃったらどうするんだろう。またもや部屋はリノベ済みで部屋は綺麗になっているが、思ったより狭い。う~ん。やめておこう。

④ 廃墟
町を移動し、数駅都心に近づいた町Bにある物件。駅からは近いが、外観はそんなに好きではない。でも、調べてもらった結果修繕積立金はしっかり貯まっている。旧耐震時代に建てられたものだが、その後耐震の検査を実施しており、その結果新耐震基準にも適合しているという結果が出たとのこと。
とはいえ、部屋はかなり古くてボロボロ。ふすまは外れてるし、壁紙は剥がれているし、更には水道管が壊れており、そのまま引き渡しになるそうなので、直すこと前提での購入になる。あれ…窓ガラスも割れてるんですが…。

内見1回目で4件を回り、当初「今の1K(25㎡)より広ければいいや~」とか言っていたのが甘かったと知る。30㎡程度じゃ全然足りない。40㎡欲しい。50㎡は一人暮らしにはかなり広いな……。

内覧2回目

⑤ 管理が不安な立地最高物件
Aに住むことが諦められず見つけてきた物件。総戸数が少ないのに、管理費を滞納している人がいる様子。
部屋は案の定リノベーションされており、とても綺麗。駅から近いし、管理状況以外は条件が良すぎる…! 住みたいよ~。

⑥ ラスト物件
Bにある物件。②と同じく外構がいい感じで、②と同じく駅から遠かった。この日はそんなに寒くなかったけれど、この距離歩くのはきついなぁ。自転車に乗れば余裕だけど、治安的に駅周りに自転車置いたら盗まれそう。室内はかなり古い。

その他

他にも候補にした物件はあったが、内見前に調べてもらったところ、
・事故物件だった
・借地権だった
・秀◯レジデンスだ!!と食いついたら釣り物件だった
等々で行く前に断念したものもあった。築古物件希望者は、秀◯への永遠の憧れがある…。

結論

④と⑤でかなり悩んだ。
④があるのは私が住みたい町ではないが、一般的には人気がある町である。複数路線利用可能だし。外観は好みではないけれど、管理状況がいいらしい。旧耐震時代に建てられたにも関わらず新耐震基準に適合していることもあり、物件としての価値はこちらのほうが高いか?
内見のあと、⑤の管理状況について担当者に更に調べてもらったところ、どうやらつい最近まで自主管理していた物件だったらしい。管理会社が入ったばかりなので、管理費を滞納されているのもこれから回収するとのこと。つまりまだかなり改善の余地があるようだ。
物件を取るか町を取るかで二晩ほど悩んだが、結果として物件を取って④に決めた。
大好きなこの町の物件ではないが、先述した通り、町自体は人気があるのと、何よりリノベーションを前提に考えると、既にきれいになっている部屋を壊すのはしのびない、という忌避感があった。逆に④は廃墟状態である。おまけに水道管が壊れているが、そもそもリノベにあたり配管をすべて取り替える予定なので問題ない。むしろこのおかげで割安になっているのだ。
A社担当の方に連絡すると「そちらのほうがいいと思います!」とのお返事を頂いた。新しい町を好きになる努力をしよう。
ここから怒涛の手続きラッシュ! 有給が比較的余っていたのでなんとかなったけど、もうやりたくない……

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?