自己紹介:仰って誰?

(注:長めです…!)

人の鑑定をはじめてから一番驚いたというか、考えるようになったのは、「鑑定依頼」という四文字で表されるものの大きさ、深さです。

便宜上「悩み」という表現も使いますが、これまで私に依頼してくれた方の中には、「悩み」という言い方ではしっくりこない方もたくさんいたと思います。「鑑定依頼」の中には、本当に色んなものが詰め込まれています。

これを書く前までの話です。鑑定にあたり、ご依頼主的にはまず心に秘めているものを赤の他人に開示しないと始まらないわけですが、一応こちら側は「はじめに:スタンスと鑑定できないことについて」記事の前身になる簡易的なテキストを用意してはいたものの、本名・顔出しをしているわけでもない、実績もよく分からない相手である私に対して、コミュニケーションを重ねるごとにとても深く心を開いてくださる方が多かったことがとても不思議な感覚でした。

もしそういう方々とのファーストタッチに戻れるとしたら、どういうことが先に伝えられていればもっと真摯的だったと自分が思えるかな?という視点で、できるだけ私のパーソナリティに触れるようなことを書いてみたので、これを自己紹介代わりとしたいと思います。

私の鑑定を受けてみるか、どんな内容にするかを検討していただく参考にもなるかもしれません。

◆プロフィールというには足りないプロフィール

・牡羊座、五黄の寅、血液型不明
・タロットのソウルカードは3女帝(なのでタロット系IDが3,the Empressだらけ)
・学生の頃に出会ったオーラソーマはずっとB50がお守り。だけどペンダントが廃盤となり哀しんでいる

◆タロット歴

カードはライダー・ウェイト版を使用しています。(2020年年明けにやっとミニサイズが海外から届いてウハウハです。私は手が小さい…)
元々は趣味程度に時々自分に関することをカードで見ていただけでした。小アルカナまで取り入れて本格的にやり始めたのは2019年からで、歴としては長くありません。
当然に人の鑑定歴はさらに短いですが、鑑定依頼を切らさない努力をしつつも質にフォーカスできているので(だいぶ修業感があったけど…)、おそらく歴自体でどうこうという面は、あまりご依頼主に感じさせずにやれている印象を持っています。

自分以外のことをタロットで見てみようと思ったきっかけは、単に上手くなりたかったからです。
著名な鑑定士さん方もおっしゃっていますが、自分事の鑑定は主観がなかなか抜けにくく、人に伝えるプロセスを経ることでタロットの世界観をさらに深く理解できるようになります。なりました。

自分のことをもう少しきちんと見たいがために始めた人の鑑定でしたが、実際自分事を見ているだけでは絶対に体験できないようなことが度重なり、ようやくタロットの真髄に触れたように思いました。
うまくなるし、やりがいもあるし、新たな方向性も得られ。これは想定外ながら、もしかしたら一番大きかったことかもしれませんが、タロットが関係ないシーンでも自己・事象の捉え方が安定した感覚があり、とにかくやって良かったです。
自分の人生のなかでたびたび巻き起こる事案があるのですが、またそれが起こり&強制終了を完了させた直後に人の鑑定をはじめたので、そういうタイミングだったのかなと思っています。

無料鑑定のうちトレーニング期間では、カードを展開→ご依頼主と時間を掛けて深堀り→再度展開→また新しい切り口から見直して…と、とにかく二人三脚スタイルで進めましたが、私を信頼してデリケートで大切な話をしてくれた方々には本当に感謝しかありません。
これからタロット歴を重ねていって、どれだけスムーズにやれて、どれだけ鑑定眼がたくましくなったとしても、私の代表案件だと言えそうなものがこの頃のなかに数件あると思います。
この場を借りてお伝えしますが、伴走してくれて本当に本当にありがとうございました。

◆学生時代

女子校歴が長いですが、お世辞にも品が良いタイプとは言えません…()
生徒会副会長やら学級委員長やら進路委員長やら礼儀作法部部長やら各種実行委員長…おカタめからユルいのまでまあまあやりました。が、その現実とは裏腹に、特に幼少期についてはやらされていた感が否めません。よくあるパターンですが、親や先生に促されているうちに自分にそういう役割があると思い込んだ節がある子供時代です。それが無駄だったということはないし、向いているかどうかでいえば向いているんだろうけど、ハートフィットしていたかはまた別の話かなと振り返ると思います。そういうこともあり(?)、気持ちがウロウロして大人≒社会に対して態度がよろしくなかった時期がありました、ってかほぼずっとそう。
そして大学時代は政治思想史を専攻、教員免許を取得しました。
でも奨学金を長く借りてしまっていて、まだ結構残っているのでしんどいです。宝くじが当たったら実家の借金と自分+兄弟の奨学金とどっちを先に返済しようかいつも考えています。どっちもいっぺんに返せる額当たりたい。

アルバイトで一番長いのは塾講師で、他にはラグジュアリーホテル、銀座の飲食店で働き、色々なかたちのサービスとその価値について考える機会がありました。当時、銀座のアルバイト先のお兄ちゃんによく音楽を楽しむ方のクラブに連れて行ってもらい、その頃の仲間とまだ一緒にいられるのも幸せなことです。

◆仕事

仕事関係の鑑定依頼の参考になる可能性もありそうと思いつつ、現実的すぎると敬遠されそうで悩みどころですが(苦笑)、とりあえずある程度詳しく書いてみようと思います。
ちなみに、今のところはタロット×キャリアアドバイスのようなことはやっていません。あくまでタロットと依頼主の媒介に徹しています。もちろん自分の経験はリーディングに大きく影響しますが、それをオープンに組み合わせ出したらいかがわしい扱いされそうですからね。まぜるな危険。

キャリアの特徴としては、携わった領域が広いこと、業界も様々、転職回数がとても多いことです。
キャリアの説明をする際、端的には「秘書、ひとり管理部系の役割が長く、営業に準じる経験もある」というような表現をすることが多いです。
横が広すぎてなかなか全部を書ききれないのですが、秘書、採用、教育、労務、総務、経理、行事運営、営業補佐、営業事務、営業寄りスモールチーム立ち上げ…あんまり自分でも切り分けることに意味を感じないですが、あえてかいつまむと大体こんな感じです。まあ、やっていたことは何でもいいのですが、要はカテゴライズしにくいタイプのキャリア(になっちゃった)ということです。

そのなかで私が抱える大きな問題は、どこに所属しても毎度毎度、多種多様なハラスメントに遭ってきたことです。私が新卒の頃は、まだハラスメントやコンプライアンスなんて言葉は聞かなかったような気がしますが。
昨今はそういう単語も聞きますが、たとえば会社が必死に社員を守ろうという気概や機能は、少なくとも私の見てきた範囲ではまだまだだよなあと思います。
不本意、不当なことだったとしても組織のなかで居場所が無いとなれば、本人は望まぬ決断をするしかないし、私が一番つらいと思うのは、気持ちの混乱が続き、整理をつけるとっかかりも無い状態でも、事情によってはさっさと次の道(転職など)へ行かなければならないこと。そして結局心の整理をする機会は、色々なことに追われて実質無いに等しいケースが多いということです。 こんなことおかしい!って叫ぶくらいはしたいけどなあ。

このあたりは私の本業とも多少関わるのですが、こういうことが繰り返されると転職時の労働条件が良くなりづらいとか、好条件の会社が選択肢には挙がりづらくなるとかいうスパイラルへぐーっと入っていくことが多いので、かなり悲観的だったこともあります。ハラスメントそのものからはじまり、本当に疲弊したし、どんなに時間が経とうとも忘れないだろうということばかりです。

今はというと、とりあえず会社員としての会社運がかなりよろしくない模様…と一旦結論づけ、ひとつの組織だけに所属しないフリーランスとして、これまでの経験の幅が活かさるようなスタイルで仕事をさせてもらっています。 大変ありがたいことです。

それにより、少し抽象的ではありますが、「ヒト運は悪くないのに会社運が異次元クラスで悪い…」という悩みというか呪いというか、そういうものからは解放された気がします。いや、誰のことも何のことも恨んでいないかといえば恨んでることもありますが()、無理矢理フタをしたような感じではなく、ちゃんと掃除して倉庫にしまったという感じです。伝わるのかなこれ。

まあ、どの道を行っても課題は出てきますよね。そのなかで「より納得感のある課題に当たれる道を自分は選んでいるんだ。選べるように努力している最中だ」と考えられる現実をつくっていくのが精神衛生には良いように思います。鑑定もそのあたりは意識したリーディングをしています。

仕事問題は私の中でドでかいことなのでのっけから少し長くなりましたが、このあたりは今後カテゴリー分けした鑑定例の記事を書く際に、また触れる機会があると思います。

◆健康

本当に資本であり、第一です。今フリーランスとして落ち着いてきて感じるのは、私はやっぱり仕事の影響が大きいです。
自律神経や骨盤まわりが長いこと不調で、もろく、常に未病っぽくて不安という感じです。いくつかの治療を受けましたが、はっきり言って気休め程度で効果はありませんでした。

だいぶあきらめていたし、もはや探してもいなかったのに、今は身体のことを親身に面倒見てくれる方がいてくれて、フィジカル面にとどまらない安心感がすごいです。積年のものがあるのでまだまだこまめなケアは継続しないといけませんが、物理的な痛みは明らかに減ってきているので、あらゆる活動において抵抗感が下がってきています。
抵抗感というのは、生き方の質そのものに強く影響があるなと思いました。 

ここのところ、痛みに直接関係があることも無いことも、色々なことが良い方に繋がり出しているような感じがしてきているところです。結局その中心あるのは、私の場合は仕事なんですよね。
これで伝わるかは微妙ですが、「良い流れをつくる」というのはそういうイメージも入っています。

◆恋愛

仕事の話を書いたので、これもご依頼の参考に少々。
元々割と自分の好きにしてきたタイプ(あれ?なんだか聞こえが悪い表現のような…笑)なのと、あとは普段から人と恋愛話をするのが好きではありません。こんなこと言うとアレなのですが、他人の話も特に聞きたくないという感じです。

早速恋愛から少しズレますが、デリカシーが皆無や支配欲が強いとか、距離感が変な人(私は普段これを男女問わず距離ナシ野郎と呼んでいる)、勘違いが過ぎる人に相対するハメになると、大体各種ハラスメントを喰らいますよね。私はこれが年上で異性だと、嫌悪感が増し増しになります。損得勘定不要な相手なら金輪際完全に無視すると決めています。
何ハラスメントにしろ人と関わる以上は誰でも対象になりうるし、自分がしてしまうこともあるかもしれないけれど、私が女性としてその目線でセクハラ寄りの話をすると、何の関係性も構築できていないのに二人で会おうとする、触れてくる、下の名前で呼び始める、夜帰そうとしない、部屋に呼ぼうとする、というような王道から文字には書きにくい絶許事例…まあ不快なことを挙げたらキリがありません。

話を冒頭に戻すと、私は異性関係の話になると、そういう類いの不快な記憶が先に呼び起こされてしまうんですよね。自分の課題がまだまだ解決できていないということなのですが、それと連動して恋愛話にはかなり気が向かないです。(単純に、関係性にふさわしくないことを話題にしたり探ってくる人が気持ち悪いというのもある。こういうケースは恋愛というよりはやっぱりセクハラ)

長い付き合いの友人は、仕事か趣味の話か、記憶に残らないし残す必要もないようなくだらないことでいつも大爆笑しているだけなので、嫌悪感を持つと瞬速で疎遠モードに入る私からすると、愉快な仲間たちにはずっと本当に支えられています。

そんな自分なので、タロット鑑定をはじめるにあたり考えました。恋愛関係やりません!なんてことはさすがに妙だし。といっても私が自分の話をするわけではないので、嫌というよりは、こういうタイプの人間が人の恋愛に何かまともに言えることなんてあるのかな?と思ったのです。

結果、全く問題ありませんでした。
やってみて分かったのですが、骨子はタロットが示してくれます。共感という面では自分の体験も関係あるでしょうが、リーディングにおいては良い意味であまり関係ないということを体感しました。なんというか、仕事カテゴリーとは真逆っぽい考えなので、我ながら不思議な感覚ではあります。
現にこれまでの鑑定で最速で良い方向転換モードに入った方は、恋愛の相談でした。依頼主の気質やオープンさ、タイミングの方が断然影響があるみたいですね。

どんなことでも、どの時点のものかや影響範囲の大きさがあるので(特定の時期の問題か、子供時代・もっと前から引きずるものかなど。年季が入っていれば分解・整理、移行に時間が掛かるのは当然)、一概に早く、分かりやすく解放されたら良いというものでもありません。
タロットは気付けていないことを気付かせてくれるツールなので、すぐにピンと来ないというのは普通のことです。
でも、パッと花が開いたような様子がすぐに返ってくると、それはとても清々しいです。純粋に、この方とお話しできて良かったな~!と感じます。
そういう感覚を得られた一番最初のものが、自分のなかで懸念だった恋愛の鑑定においてというのも、とても趣のある話だなあとしみじみ思いました。


と、自分の話だけのつもりが結局鑑定の話もまぜまぜになり、想定よりもボリューミーにはなりましたが、これをもって自己紹介としたいと思います。

良いご縁がありますように。

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https://note.com/3theempress/m/m5f5af1edc356

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