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義太夫三味線と演ります

髪の毛を切りました。
トップ画にある通り、僕は長髪です。
更に天然パーマ。短くするととても面倒臭い。なので、ここ10年以上髪は長いスタイルを続けています。
着物を着る機会が増え、やっぱり後ろに束ねた方が良いだろうと考えてあれこれやっていると、これはツーブロックが良いのでは?と思い切ってやってきました。束ねてみたらオールバックみたい見える(笑)切りすぎたか。

ようやく日常に活気が戻ってきて、美容室のある三軒茶屋の飲み屋は、日曜の夕方にも関わらず大盛況を見せていて、通りを歩きながらも笑い声が飛び交っていました。
うん、こんな感じだったよなとか思いながら、僕は別のことを考えてました。
それは、義太夫三味線の事でした。

先月末に、九段下に出来た鶴めいホール(かくめいほーる)の方からちょっと企画をという事で打ち合わせをしました。
その中で「義太夫三味線はどうでしょう?」という話が出まして、すぐにOKを出してしまいました。

義太夫三味線というのは、人形浄瑠璃(人形劇と思ってくれても良いです)で用いられる三味線の事。
人形は喋ることが出来ないので、太夫(たゆう)という語りの方に寄り添って演奏される三味線なんです。一般的には「文楽」といわれる伝統芸能です。

僕は昨年、国立劇場で初文楽を体験しました。とにかく観るのが忙しい。
目の前には人形、舞台上には語られる言葉の字幕。上手側に設けられた段に太夫と三味線。
三味線気になるし、人形も素晴らしい動きだし、何を言ってるのかて上見なくてはいけない。更に演目が長い。休憩入れて約4時間。
疲れたのですけど、その三味線の音は独特で津軽がめちゃくちゃ軽く感じられたのです。

「いや、このままじゃ俺は絶対ダメだ」
「もっと突き詰めないと」

そんな気持ちをずっと持ったままの今回の声がけ。あまりのタイミングでびっくりしました。

そして、髪を切る前。先程の鶴めいホールで演奏会があり、超至近距離で 豊澤清次郎さんの義太夫三味線を堪能しました。
実はこの豊澤さんと今度一緒に共演する事になりました。

まだ10席ほどあるみたいです

僕は色んな音を吸収したい。
その中で、今僕が熱いと思っている義太夫三味線には並々ならぬ思いがあります。
三味線も、糸も、駒も、撥も何もかも違う。
その中で何かを掴めたら成長に繋がるのではないか?と考えてます。

多分、津軽三味線でやっている人はいるかと思います。ですがやっている人がいたからといって、このチャンスは逃したく無いのですよ。僕基準で申し訳ないけれど、文楽ファンの方にも是非観て欲しいのもあり、こうしてnoteに書いています。

何をやるのか?ということですよね。
互いのソロと、トークと演奏のセッションをやる予定です。
実はもう既に話したいというか伝えたい事あるのですけど、当日まで取っておこうと思ってます。

様々な音を皆さんにも紹介したいと思ってますし、伝統の中にも何か自分に合うものが見つかれば良いなと思ってます。

サポートがあると嬉しいです。