農業の価値って？

農業の修行をしていて、いつも疑問に感じている事に【お金】があります。農作物、特に生野菜ってホントに「商品」としての価値がある時間が短いんですね。少し収穫時期が遅れれば正規品として扱われなくなって、一気に価値が下がるor無くなったしまうんですよ！（農協や卸業者になるとよりシビアになります。）

けど農家の人はよく言います。「野菜の値段は手間賃だ」と。でも同じ期間、種まき・育苗管理・定植・除草作業・害虫対策・収穫・調整・パッキングとしているのに、100円のものもあれば0円になってしまうものも出てくるんですね。これってホントに疑問でした。だってめちゃくちゃ手間かかってるんですよ^^;全部。

農業で販売するのは野菜ではない？

人って基本的には、食べないと生きていけないですよね。しかもその食べ物によって体調だって変わったりします。元々トレーナーの仕事をしていて、本当に食による身体の変化というのは、クライアントを通しても感じていました。なので、僕の中では、安心で質の良い食べ物に、凄く【価値】を感じていました。だからこそ農業を学びたい！修行したいと思ったんですね。でもこの業界の中での野菜の価値って驚くほど低い事に衝撃を受けました。だって商品にならないからと言って省き野菜を頂くんですけど、ホントに美味しいんですよ。しかも無農薬栽培。無農薬で美味しい野菜を好きなだけ食べれるって、今までの感覚からしたらあり得ないほど贅沢です！

安心して食べられるものを作れるという「価値の高い仕事」なのに、その仕事で生産した商品を【お金】にするとめちゃくちゃ価値が低い。これは野菜は売るものじゃないなと。

元気な身体を作るという価値

僕の中ではトレーナーも農業も同じ【元気な身体をサポートする】仕事です。農業において野菜を販売するという行為に興味はありますが、、やっぱり根本は、自分に関わる人を元気にしたい！という思いが強いです。つまる所、人を元気にする重要なスキルの一つに、農業というものがあると考えています。

目指すはアグリトレーナー。【筋肉】と【食】の両方からサポート出来る人になりたい。改めて思う今日この頃です(^^)