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黛灰という存在のデカさを語りたい―活動終了に寄せて

最推しがいなくなるのが寂しい。
この記事で言いたいのはそれに尽きる。
でもその一言で済ませたくなくて、彼の活動終了に間に合うようになんとか書き上げたい。

(文中の人物・ライバーについては敬称略、また出典が曖昧だったり事実誤認を含んでいるかもしれないことに留意してほしい)

(ところどころこんなスタイルで黛の配信へのリアルタイムの感想や思いの丈をメモしているが、許してほしい)



1.はじめに

これを書き始めた現在(2022/07/27)、黛灰は生前葬と称して登録者数60万人突破記念兼お別れの凸待ちを行っている。本人が遺影の中で動いている配信レイアウトといい、長らく受け取っていなかったスーパーチャットを香典として受け取る、参列者が線香を一本取るとくじ引きのように話題ガチャがついてくるなど、彼らしい企画だと思う。

黛灰のプロフィールや、そもそもにじさんじ、Vtuberについて知らない人はこんな記事読まんだろうと踏んでそのあたりは割愛し、書きたいことだけ書かせていただこうと思う。

黛灰は2022/7/2、活動終了を発表した。リスナーが気になるであろう事柄について網羅的に説明しているのがこちらの動画だが、ゆっくり茶番劇の形式をとっているのはショックを和らげようとしてくれたのだろうか、ありがたい配慮であった。


いちリスナーとして追ってきた人間として、黛がにじさんじを去ってしまうことは寂しいし、にじさんじにとっても惜しいことだと思う。僕の主観で言わせてもらえば、


にじさんじにもう一人いた月ノ美兎がいなくなる

くらいに大きな損失だと思っている。これは抱えている登録者数の話ではない。存在感とか箱に与える影響としての話だ。




2.黛灰=もう一人の月ノ美兎 論 / 月ノ美兎というデカい存在

何言ってんだコイツと思われただろう。結局は主観の話だから理解できなくてもしょうがないっちゃしょうがない。だが、できるだけ順序立てて説明しようと思っているのでついてきてほしい。

出発点はこれだ。
にじさんじリスナーなら一度は考えたことがあるかもしれない疑問。

もしも、にじさんじと言えばこの人、と誰もが思い浮かべる月ノ美兎が、
にじさんじから居なくなってしまったら何が起きるだろうか?
にじさんじは「にじさんじらしさ」を失ってしまわないだろうか?

僕にとって、黛が居なくなるということはそれだけデカいことなのだ。


まずは月ノ美兎のデカさについて語らなければ、黛灰が月ノ美兎に比肩するデカい存在であることを論じられない。言わずとしれた元一期生、にじさんじを牽引し続ける皆の委員長である。

僕は月ノ美兎を次の3つのキーワードで理解している。

  1. オモロの悪魔に魂を売った女

  2. にじさんじという箱の多様性を担保する存在

  3. 越境し続けるフロントランナー

2.1.オモロの悪魔に魂を売った女

月ノ美兎の特長として、何でも配信のネタにする所がある。なんならネタを仕入れるためにわざわざ出向いて変な体験をしている。配信者として豊富な雑談スキルを持つのみならず、コメントの拾い方の上手さ、独特のワードチョイス、企画の面白さ、どれをとってもさすが第一線を張り続けてきただけあると思わせる。時に「これを配信でやっていいのか?」というラインを見極めながらギリギリで超えないエンターテイメントを見せてくるその様に、「コイツ、オモロの悪魔に魂売ってやがる…」と畏怖すら覚えたものだ。

2.2.にじさんじという箱の多様性を担保する存在

彼女がいたからにじさんじに入ろうと思ったライバーがいるほど(剣持刀也やリゼ・ヘルエスタなど※要出典)、月ノ美兎はにじさんじという箱を象徴する存在だ。デビュー当時の動画勢が多かったVtuber黎明期にあって、今とほとんど変わらないスタイルの配信をしていた姿を見て、「Vtuberってこういうのもアリなんだ」と思ったことを覚えている。また主観になってしまうが、月ノ美兎がいる=にじさんじはある種のユルさがある多様性がウリの箱、という図式が成り立っているように感じている。

2.3.越境し続けるフロントランナー

エッセイ本の出版やアーティストとしてのメジャーデビューなど、ライバーの枠組みを超えた(或いはライバーの枠組みを広げていくような)活動にも、月ノ美兎は一期生として先陣を切ってきた存在である(アーティストデビューは同期の樋口楓が先んじている)。
非公式wikiを頼りに振り返ってみれば、小林銅蟲とのコラボでクリオネを食ったり、

匿名ラジオに出演したり、

オリジナル楽曲の制作に大好きだと語るアイドルマスターシリーズでおなじみのササキトモコ、井上拓が参加したりと、近いようで交わらなかった界隈とVtuber界隈とのコラボレーションを実現している。




3.黛灰=もう一人の月ノ美兎 論 / 黛灰という類稀なる配信者

僕が「黛灰=もう一人の月ノ美兎」説に思い至ったのは、黛を語る上では外せない、伝説の凸待ち0人配信のアーカイブを見たときだった。ライバーが多数登場するコメント欄も込みで面白いので未見の方はぜひ見てほしい。黛灰がどんな配信者か理解できるので、初見の人にもオススメしたい。

それまでは何度かコラボで目にしていたものの、「あれ? コイツこんなにクールな見た目と理知的な喋り方してるのに、根っこのところは月ノ美兎だぞ?」と思ったのはこれがきっかけだった。

前章に倣い、黛灰について3つのキーワードを挙げてみよう。

  1. エンターテイナー根性の塊

  2. にじさんじという箱の多様性を担保する存在

  3. 越境する探究心の持ち主

3.1.エンターテイナー根性の塊

「黛灰といえば?」に対するリスナーの回答として「芸人」「エンターテイナー」が出てくるほど、黛はエンターテイメントに懸けている。
(出典:【#にZIP】だいたい最近のにじさんじニュース 7/17 ゲスト:黛灰さん【にじさんじフミ】)

例えば、僕が「コイツ月ノ美兎に近いんじゃね?」という思いを更に強めたのが以下の2つの配信だった。

前者は自身が白内障の診断を受けたことをコミカルに発表するもので、後者は手術を受けた経過を架空のラジオ番組の形で報告したもの。Hack Night Show!(ハックナイトショー=白内障)とタイトルにも気が利いている。
これらをアーカイブで見たとき、「自分のプライベートをネタに昇華して、こんなに面白い形で大勢に見せることができるのか」と笑いながらも感嘆する気持ちがあった。

(思えばここから完全に黛にハマったんだなあ…)

・・・

また、黛灰はコラボ時の立ち回りが格別にうまいライバーだ。突然始まる茶番にも即座に対応し、煽りあいのプロレス芸にもインターネット民らしさを発揮しながら丁々発止で参加する。
黛の即興力と演技力が発揮された配信をいくつか紹介しておこう。

・にじさんじ公式切り抜きチャンネルより2本
7:29~

1:49~

・森中花咲、相羽ういはが同時に逆凸で桃鉄を一緒にやる相手を探した結果

これはリアタイしていて大笑いした。二窓を強く推奨。かざちゃん可哀想かわいい。
(2022/07/31 10:44 該当配信を勘違いしていたため、リンク差し替え)

・ぽんぽこ24vol.6 ~フューチャー~第1部 より 黛灰は操られている

今年のぽんぽこ24の企画で一番面白かったのはこれ。「いや黛の対応力とんでもねえな」と唸った。

・TRPGや人狼系ゲームの数々
僕もまだ全部は追えていないけど、どれを見ても黛の演技力の高さ、頭の回転の速さが伺えるのでぜひ。

・SF組、乖離コラボ
黛灰・夕陽リリ・出雲霞のSF組、霞卒業後の黛・夕陽の乖離コラボは、どれも愛ある煽りあいが秀逸だ。

(あれもこれも入れなきゃと思ってるうちに、ただ推しを布教したい人になってしまったが、どれもマジでオススメなんだよな)

・・・

さらに言えば、黛はことあるごとに配信映えを気にしていることを公言している。黛はゲームをしていても超絶プレイを見せつけるタイプではない。勝ち負けよりもリスナーとコラボ相手を驚かせたい、楽しませたいと思って行動しているという意味だと捉えている。

(7/27 23:33 健屋の凸でとうとうもらい泣きしちゃった…)

・・・

もう一つ踏み込んだ話をしたい。野暮になるので簡潔に。

黛灰は、いついかなる時も「黛灰」を降りることがない。

配信に乗っている全ての瞬間、何気ないツイートのどれ一つとっても「黛灰」であり続けている。弱音を見せることは少なく、後から「実はあのときこうだった」と、整理してあくまで理知的に話してくれる。これも、目に触れる時間全てを「黛灰」というエンターテイメントとして見せたいプロ意識の表れだろう。

この3年間、配信者としての黛灰の顔をつくり続けてきた自覚はある。

2022/7/28 1:46頃 作場知生との会話の中で
【60万人記念生前葬 後編】参列客が60人来るまで終わらない凸待ち。【黛灰 / にじさんじ】

総じて、黛灰とはエンターテイナー根性に溢れたライバーなのだ。

(7/27 23:59 星川ァ…泣)


3.2.にじさんじという箱の多様性を担保する存在

2.2と全く同じ言葉になってしまったが、黛を表す言葉として一番ふさわしいんじゃないかとすら思っている。それゆえ、黛がにじさんじを去ってしまうことが惜しいし、今から取り越し苦労だとわかっている危機感のようなものすらある。

他ライバーと比較した黛の特異な点を挙げていこう。

・敬語を使わない
先輩ライバーのみならず、外部のコラボ相手や対談相手にも敬語を使わない。これを「黛は敬語を使わない(不遜な)キャラだから」と解するのは拙速というもの。黛が敬語を使わないのは誰とでも対等であろうとする姿勢の表れだ。実際何回りも年が離れたガラージュ作者・作場知生、精神科医・名越康文といった対談相手とも短い時間で友達に近い関係を築いている。配信の様子を見ていれば、敬語を用いずとも相手に敬意をもって接していることはすぐに分かるし、僕の知る限りコラボ相手に無礼を働いた黛など(プロレス芸、ダル絡み芸以外では)見たことがない。

・変なコメント拾いがち
スパムや変なコメントをすぐにブロックミュートせず、マレビトとして相手をする。

まれびと、マレビト(稀人・客人)は、時を定めて他界から来訪する霊的もしくは神の本質的存在を定義する[1]折口学の用語。折口信夫の思想体系を考える上でもっとも重要な鍵概念の一つであり、日本人の信仰・他界観念を探るための手がかりとして民俗学上重視される。まろうどとも[2][3]。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ここではマレビトをコミュニティの外からやってきて、閉鎖的なコミュニティの輪に新たな情報や価値観をもたらす旅人として話を進めるが、黛は変なコメントを排除せずマレビトとして扱うことで配信に彩りを添えるものに昇華している。コメント欄に現れた手動スパムと対話して改心させた件などが有名。

・言葉を尽くす/言葉に対して真摯であるために沈黙する
雑談配信などでは、咀嚼する時間をしっかり取るために、配信者としては珍しいくらい黙っている時間が多い。口を開けばゆっくりと、できるだけ誤解が生まれないように言葉を選びながら話す。断定できない話題には正直に断定できないとことわりを入れる。個人の考えと事実をきちんと分けて話す。

・ハッカーであることを活かした配信
ライバー調査枠、俺同時視聴配信、珍しくスパチャをONにして色々な画面ギミックを動かす集金配信、ハッキングやPCをテーマにしたゲーム(特にアイトラッキングを導入したウォッチドッグ2)など、ハッカーという出自を活かした技術系・情報系の配信は特色の一つと言えるだろう。

・多様性を重んじる姿勢
これは具体的に例を挙げるのがちょっと難しいのだが(最近だとリスナーBUSAIKUに関するツイートに表れているかもしれない…か?)、僕が言動の端々から感じてきたことだ。様々な立場の人が生きていることを知っていて、理解し合うにはどうしたらいいか、排除しあわずお互いの領域を住み分けるにはどうしたらいいか、考えている人だと思っている。

・小難しいことについて話したり考えるのが好き
黛の話すことには、結構小難しいことが含まれていたりする。これは癒やしを求めてVtuberの配信を見に来る層のリスナーにはとっつきづらいだろうと思う。でも小難しい話題はできるだけ噛み砕いて解説してくれるし、実は個々の人生に密接に絡む話題であることも多く、チャット欄が自分なりの意見で埋まり、それを黛が拾ってまた議論が展開されていく様子は楽しかった。

・・・

少し列挙しただけでも、黛灰はこれだけの特色をもったライバーである。
そして、こんなライバーもいるんだという事実が、にじさんじの持つ多様性に一役も二役も買っていたのだと思う。


3.3.越境する探究心の持ち主

黛灰は前項でも挙げた小難しいことが好きであることに加え、様々な分野への知的好奇心が強い。また、出不精のハッカーというプロフィールからは想像もつかないほどフットワークが軽く、コミュニケーションに長けている。

それらが結実して生まれたコラボや対談がいくつもある。

・【20万人記念】スペシャルゲストを呼んで、話してみたかったことを話す。【黛 灰 / にじさんじ】

黛が話してみたいと思った3人をゲストに呼び対談した企画。

・【声優×VTuber朗読】小野友樹、杉田智和、黛灰、健屋花那、ベルモンド・バンデラス【サンタッチャブルナイト】

親交の深まった声優・小野友樹と、にじさんじライバー健屋花那、ベルモンド・バンデラスに声優・杉田智和を加えた豪華メンバーによる朗読劇。

・【にじさんじ1受けたい授業】ライバーに日本語・英語に関する疑問を聞いてみた! その謎を言語オタクの水野先生がゆる解説!?【#にじゆる言語トーク

ゆる言語学ラジオのお二人をゲストに迎え、国内外のライバーからの言語に関する質問に答えていくアカデミックな企画。

・【対談】精神科医の名越康文先生と「心が弱ったときのあるある」について話す【黛灰 / にじさんじ】

リスナーから募った「精神的に弱ったときのあるある」をもとに、黛本人の体験も交えながらメンタルヘルスについて対談した企画。

うつ、適応障害、不安障害など、精神的なストレスが原因で、一般的な生活が困難になってしまったときのあるあるを募集してる。

募集したものの中からいくつかは25日の配信で精神科医の名越康文先生とともに紹介させてもらい
その状態に陥ったときの心理的な状況であったり、解決策であったりを対談形式で話していく予定。

また、この配信の意図は
それらの精神疾患は、普遍的に誰でも罹り得るものであると認識の共有を図ることで
自分自身や身の回りにそういった人がいた際に感じてしまう「負の特別感」を払拭するというもの。
当然ながら、現在精神的負担に苦しんでいる人たちを揶揄するような意図は決して含まれていないことをここに明記しておく。

引用:投稿フォームより企画趣旨説明




4.黛灰=もう一人の月ノ美兎 論のまとめ

ここまで、月ノ美兎と黛灰を類似する3つのワードを用いて比較してきた。比較した点を以下に整理して言い換えてみよう。

  1. エンターテイメントに対するマインド

  2. 多様性の体現

  3. 領域をまたぐ活動範囲

1点目について、エンタメを見せる能力もさることながら、エンタメを追求するマインドという共通点が見られた。

2点目について、両者とも多様性を体現する存在であることを示した。

3点目について、領域を超えてVtuberの活動を広げてきたという共通点を示した。

これら3点において、黛灰が月ノ美兎にも比肩する大きな存在であることが、無理やりではあるものの多少なりとも示せたのではないだろうか。

また、古のインターネット出身であるというルーツの共通点もある。どこか似た匂いがするのはこれによる所もあるかもしれない。

といったところで、黛灰=もう一人の月ノ美兎 論を締めさせていただく。




5.終わりに

ここまで仮説を検証する体をとって黛の紹介をさせてもらった。推しの紹介ゆえ長くなってしまったが許してほしい。
今日(2022/07/28)をもって黛灰はライバー活動を終了する。
もう一度言おう。


にじさんじにもう一人いた月ノ美兎がいなくなる

それくらい、にじさんじにとって大きなことが起きてしまうのだ。
もちろん、こんなのは黛リスナーである僕の言い過ぎだと理解している。
黛がいなくなってもにじさんじはにじさんじで、多種多様なライバーたちはこれからもそれぞれの活動を続けていくのだろう。
それも理解しているつもりだ。

それでも、僕にとってとんでもなく大きな喪失がこれから待っている、その事実に向き合うために何かしたかった。
これまで黛から受け取った全てに感謝を示したくて、何かしたかった。
何かできるとしたら、語ることだと思った。
だから生前葬配信を全部リアタイしながらここまで書いてきた。
あー、無職で良かった。

ここまで読んでくれた方がいらっしゃるなら、こんな長文乱文に付き合ってくれてありがとう。

チャンネル、アーカイブは残してくれるそうなので、良かったら今からでも黛灰にハマって欲しい。




6.蛇足

現在(2022/07/28 4:21)、配信では61人目の参列者キルシュトルテが黛にいじられている。希望者が全て参列するまで配信は続くらしい。

ここからはただただ気持ちの垂れ流しになる。
でも一番書きたかったことかもしれない。

黛灰、僕はお前が大好きだ。お前の配信が大好きだ。
黛が活動終了を発表したとき、僕の最推しは黛だったんだとようやく気づいたよ。

生前葬、いっぱい人来てくれてるな。生前葬って面白くね? が出発点だとしても、セレモニーをやってくれるおかげで、リスナー・ライバー・関係者は気持ちの整理をつけさせてもらえてると思う。ありがとう。

活動終了の告知とか、ボイスの収益の取り分についてとか、言葉を選んでめちゃくちゃ詳細に説明してくれてありがとう。何も知らん外野が揚げ足取ったり憶測でうるさくしたりするのを先んじて防いでくれたんだなって思ってるよ。

昨日ツイッターで「最近の黛の企画すげー面白いけど、こんな企画できるの今のにじさんじに黛しかいねーよ! 辞めんな!」って内容のつぶやきを見て、畜生そうだよなんでやめちまうんだよって思ったよ。
だから何か書き残そうって決意してnote登録したよ。

それと、privatterに思いの丈を丁寧に書いてらっしゃる方を見かけて、これを書くのにとても励みになりました。勝手に謝辞を。

今(4:42)、配信には勝くんが来てる。霞ちゃんのことを思い出すよな。
黛は「黛灰」を全うできたのだろうか? 明確な答えは聞けないんだろうな。
僕たちが選択し黛が選択したあの日、黛灰は黛灰の人生を歩き始めたわけだから、少なくとも「物語」には区切りがついたのかもな、と勝手に思ってるよ。

本当に箱内外から色々な人が参列に来て、リスナーもお別れの言葉を思い思いに投げている。
何人の参列者が涙した?
何人が「やっぱり卒業やめない?」って訊いた?
何人が「あのとき黛さんに助けられました」って言った?
お前本当にすごい奴だよ、黛。どんだけ愛されて尊敬されてるんだよ。
この時間(5:00)に55,000人が見てるのもヤバいぞ。半分ぐらい寝てそうだけど。

黛、本当にありがとう。
お前に出会ってもっといろんなコラボが見たいと思ってるうちににじさんじ箱推しになっちまったよ。
黛の雑談配信の空気が好きだ。暖かく歓迎する雰囲気でこそないけど、誰もがそこにいることを許されている空気が好きだ。
黛のゲーム実況が好きだ。ゲームが主役で自分はそれを引き立てるのが仕事だって言ってた黛が印象的だ。言葉通りゲーム自体の魅力をぐっと高めて伝えてたよ。
黛のいるコラボが好きだ。黛がいるといつも企画の進行がめちゃくちゃスムーズだ。茶番劇も突然のパッションもどれも面白かった。SF組の煽りあい、メッシャーズの空気、ムンブロの違うクラスだけど放課後一緒に遊んでる感、ぶるーずの普段集まらないけどいざ集まると楽しそうな3人、ンゴ灰那のつよつよロールプレイ、どれもこれも本当に大好きだ。
黛の言葉に対する姿勢が好きだ。ずっと真摯に言葉を紡いできた姿に感銘を受けた。

今も生前葬を流しながら、時折うるっと来てる。5:53、いちじくママが来てまた泣いてる。いちじくさんに対しては敬語で「ありがとうございました」なのズルいだろ。

凸待ちでこんな長い時間ずっと面白いの、すごいよなあ。
すげえ奴だよ、黛は。こんなにすごくて愛されてるのにいなくなっちゃうんだなあ。

この1ヶ月、笑顔でお別れするためにたくさん活動してくれてありがとう。
あれはマイクラのあの場面だけの話だって言ってたけど、やっぱり黛は配慮の鬼だよ。いつもリスナーの気持ちに寄り添ってくれてありがとう。

気づけば8000字をとうに超えてしまった。こんな所まで読んでる人もいないだろうし、そろそろ終わろうと思う。

じゃ、またね。


(2022/07/28 7:58追記)委員長が参列して、やっぱりこの二人親和性高いなって思った。なんか共通するセンスがある。

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