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母に大嫌い!って言えないで生きてきた

母親が弱い。そうなると、子は強くならざるを得ない。母親は立派であるより、いい親であるより、自分の人生を自分で生き抜く覚悟をもってほしい。

わたしの母は、弱い人だった。ずっと怖くって、反抗もできなくって、いい子を演じてきた。

何か自分が楽しいことをやろうとすると、すぐに母は、止めようとした。子どもが自分の知らないことをすることが怖かったんだと思う。

我が子は、わたしに「ばかやろう」「くそ」と言える。こういうことが言える子に育ってよかった。わたしは言ったら、見捨てられそうで、完全に無視されそうで、怖くて怖くて、のどの奥が詰まった感じになって、言えなかった。心の中で、何回も「ばか」「大嫌い」と言っていた。

それとは、反対に一人じゃ見捨てられて、寂しさに耐えられないから、いい子で気に入られるように振る舞う。

そんな弱い自分が嫌だった。情けなかった。自分を捨てて、母のために生きた。そんな時間をこれから変えていきたい。

母には感謝している。この命を生んでくれたことに。ありがとう。その言葉は何回でもいいたい。

でも、ずっと、あなたのやり方が嫌い。あなたのズルさが嫌い。あなたの弱さが嫌いって言いたかった。けど、これはここだけにする。

やっぱりわたしは弱いのかな。でも、言わないことは自分で選んだこと。今のままの母との関係を続けつつ、これからは、自分の本心を大事に、表現して生きていきたいと思っている。

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