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難しいとされているSREエンジニア採用を3年で3倍の規模に

こんにちは!スリーシェイク広報担当の甲田です!
今週から桜も咲き始め、いよいよ本格的に春がやってきますね。

スリーシェイクでは複数事業を展開しており、その一つとしてSRE構築総合支援「Sreake(スリーク)」を展開しています。
今回はさらに規模拡大を続けるSreake事業部のマネジメントを務めている、Sreake事業部 部長の尾張さんとPMの蔵本さんにインタビューを実施しました。

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話を聞いている人
・広報担当 甲田

話を聞かれている人
・Sreake事業部 部長 尾張
・Sreake事業部 PMチーム  蔵本
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Sreakeについて

甲田:本日はよろしくお願いします!まずはじめに「Sreake(スリーク)」について簡単に事業内容の説明をお願いします!

尾張:Sreakeではクラウドインフラ領域に対して、技術戦略策定から設計・構築・運用改善まで幅広いご支援をしております。AWS、Google Cloud、Kubernetes、Observability、DBRE、MLOpsなどの領域に対し、SREの考え方をベースとしたご支援を行っております。また、「インフラ」を文化も含めたものとして定義し、企業のSRE内製化をゴールとして支援しています。
立ち上げの背景は、代表の吉田さんがインフラエンジニア経験を経て、大学時代のご友人のつながりでインフラ技術支援をされたのが始まりです。その後、2018年にご友人がいる会社の大規模決済サービスのクラウド化案件に参加することになり、本格的にSRE事業が始まりました。

甲田:そうだったんですね。大規模決済サービス案件への参加から組織規模も拡大していったのでしょうか?

尾張:そうですね。お客様の支援拡大にあわせる形で採用を進めまして、少しずつSREエンジニアが増えて、2022年に18名、2023年に35名、現在は57名(2024年4月時点)まで拡大しました。

3年で約60名の組織規模に

甲田:まだまだSREエンジニア自体が世の中に少ない中で、どうやって3年でここまでの規模に成長できたのでしょうか?

尾張:複数要素がありますが、技術力とこれまでの実績、メンバーの積極的な登壇や執筆活動が認知拡大に繋がっている点と育成力も大きいのかなと思います。そのおかげもあり、SRE界隈で「スリーシェイク知ってるよ!」という声をいただく機会が増えてきました。育成力の面では、チームリーダーだけでなく新たに入ったメンバーも一緒になり、メンバーのサポートだけでなく、独自の教育カリキュラムや教材をアップデートしています。そこがSreake事業部の強みだと感じています。
あと、採用もそうなのですが、辞める人が本当に少ないんです。この2年間で4人でした。今ここまで大きくなっているのは、みんなが長く働いてくれて、全員が成長して事業部全体も成長していったことが理由と考えています。本当に有り難いです。

蔵本:メンバーに話を聞いていると、キャリアの成長がよく話題に上りますね。案件を通して技術習得できるのはもちろん技術への感度が高いメンバーが多いからお互い刺激し合える環境がいいんだろうなと思います。
自分から学んでアウトプットしようというマインドが強いので、輪読会や共有会を持ち回りで発表したり、僕たちからの依頼は関係なしに登壇をしたり、こんなに積極的にやるの…!?とびっくりしました。

尾張:キャリアの成長でいうと、色々なチャレンジができることを大事にしています。なるべく本人のやりたい技術に触れてもらうことや登壇、執筆経験、技術に触れつつチームリーダーをやって一緒に事業を作るなど、本人と相談しながら幅広い経験を積めるようにしています。もしかしたら求めすぎちゃってるかもしれないですけど、エンジニアとして技術を追求するだけでなく、せっかくなら色々な経験を通して成長してほしいなと思っています。

甲田:そういったメンバーの皆さんがいての育成力ですね。ちなみに、SRE未経験で入社された方はどのくらいいるんですか?

尾張:6~7割がSRE未経験のインフラやバックエンド経験者です!多くの方が入社後にSREの経験を積まれています。

甲田:想像していたよりも多いですね…!その中でここまで事業拡大できているのは、育成と本人の努力の賜物ですね。

尾張:本当にそれに尽きます。

甲田:既に技術への向上心という共通項は見えてきましたが、お二人から見てSreakeメンバーの特徴や共通点はありますか?

尾張:自走力と発言力かなと思います。私たちはお客様のチームに入って仕事をするので、自分で考えて色々なことを推し進めないといけないですし、目的を果たすために言いにくいことも言い続けないといけない。それを積み重ねることが信頼につながっていくんですよね。ただ、お客様の会社規模によってはしがらみが多くて、なかなか物事がスムーズに進まない時もたくさんあります。それでも、みんな「良くしたい」という想いを持って真摯にお客様に向き合って対応しています。

蔵本:僕が思うのは、常にインプットをしていて、Slackを見てるといつも色々な技術情報がシェアされていて、技術への探求心を感じますよね。お客様に対しても、自分の知識だけで完結させず情報収集をして最適解を出そうと動いていて。マインドがすごいですよね。

マネジメントの醍醐味と今後の課題

甲田:どんどんメンバーが増えているSreakeですが、お二人が組織作りやマネジメントをする上で大事にしていることはありますか?

蔵本:僕はまだ組織を作る立場ではないので、PMとしてお話しますね。僕が大事にしているのは、いかにメンバーのみんながやりやすく仕事をできるかです。極力変なボールの渡し方をしないことやある程度地ならしした上で案件に入ってもらうことを意識しています。あとは案件によってサービス内容や課題が異なるので、事前情報を十分に渡して、スムーズに開始できることを徹底しています。

甲田:尾張さんはどうでしょうか?

尾張:ちょっと話がズレますが、どのような形にしたら、この組織規模で横の繋がりを持ち続けられるかを最近よく考えます。今は私が事業部長として管轄していますが、例えば、管理を楽にするために30名ずつ二部署に分けると、情報共有の仕組みをいくら整えたとしても縦割り組織になってしまうんじゃないかという懸念があります。
ただ変えていく必要があるので、チームリーダーを増やして編成を変えたりと色々な形をチャレンジしています。その中で改めて感じたのが、本当にチームリーダーやみんなの成長スピードが凄まじくて。「こういうことできないかな?」って空想みたいに考えてたことが、「あ、全然できるかも」ってことが増えています。

甲田:メンバーがパフォーマンスを発揮するための環境づくりや人数が増えた時の壁をどう突破するか、組織作りってきっと正解がないので難しいですよね。ちなみに、「マネジャーって大変そうだな…」という印象なのですが、マネジメントの楽しさってどんなところでしょうか?

尾張:もうこれはメンバーの成長ですね!これに尽きます。人の成長や変化って本当にすごいんですよ。みんなの成長のおかげで事業が伸びて、新しいサービスにも挑戦ができますからね。もがいて努力して自分の壁を超えた姿にはやっぱり心を打たれますし、そういう姿に喜びを感じられるのはこの仕事ならではじゃないですかね。

蔵本:尾張さんと同じで、メンバーの成長こそが醍醐味ですよね。今までできなかったことができるようになる、努力して取り組んでいたことが結果になる、そんな姿を見ると自分事以上に嬉しくなります。その為に僕たちができることは最大限取り組みたいです。

甲田:マネジメントをされている方はメンバーの成長をやりがいに挙げる方がやはり多いですね!ちなみに、事業・組織ともに順調に成長されていると思いますが、現在課題はありますか?

尾張:正直いっぱいあります!ありますが…この話の流れで挙げるとすると、マネジメントレイヤーやチームリーダーがまだまだ足りないことですね。

甲田:新年度になってリーダーが増えていましたが、さらに…なんですね!

尾張:現在チームリーダーは13名いるのですが今後を考えると足りないんです。今後もメンバーが増えるのと、有り難いことにお客様からたくさん依頼をいただいているので、案件を円滑に運営していくためにもチームリーダーがさらに必要になってきます。私としては1チーム5~6名が理想であり限界と考えているので、今は大丈夫でも必要になってくるんですよね。

蔵本:そして、チームリーダーが増えると今度はそれを束ねるリーダーいわゆるPMも必要になってくるんですよね。
今はリーダーのみんながフロントに立ちながら柔軟に対応してくれているけど、時にはエンジニアリング要素ではないお客様との調整ごとが発生して負担が増えている部分があるんですよね。これが続いていくとエンジニアのモチベーションが上がらないので、そこを対応してくれるような人に入っていただきたいと考えています。

尾張:そうですね。エンジニアである限りきっと技術を磨き続けたいですし、エンジニアリングすることが楽しさでありやりがいだと思うので、そうならないように採用していくのが直近の課題ですね。

甲田:それでは最後にこの記事を見てくださっている求職者の方にメッセージをお願いします!

尾張:選択肢をたくさん用意します!技術の追求はもちろんですが、事業を一緒に考えたり、新卒や中途メンバーの採用をしたり、技術広報をしたり、リーダーに挑戦してみたり、幅広い選択肢をもって色々な経験をしていただけると考えています。手を挙げれば多分誰もダメと言わないカルチャーでもあると思うので、ぜひ挑戦し続けてほしいなと思います。

蔵本:技術に貪欲なメンバーばかりで、記事執筆や登壇、輪読会などアウトプットの機会が多く、お互いに刺激し合える環境です!技術を追求し続けたい方には本当に良い環境だと思います。
カジュアル面談や一次面接で実際に現場メンバーと話す機会もあるので興味を持っていただいた方はぜひ気軽にカジュアル面談でお話させてください!


おわりに

尾張さん、蔵本さんのお話を聞いて、メンバーのマインドや技術への探求心、お客様に向き合い続ける姿勢などSreakeがここまで大きな組織に成長した理由が伝わってきました。
SRE構築総合支援をしている「Sreake(スリーク)」の今後の発展にぜひご注目ください!

そして、当社に興味をお持ちいただいた方は、ぜひ一度カジュアル面談でお話してみませんか?
(スリーシェイク採用情報はこちら

最後まで読んでいただきありがとうございました。