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RSC環境の集大成!Tier1に引けを取らない安定性特化型進化機械ウィッチ!

1.はじめに

おおきに、(サ°ω°ム)です。
前回記事から少し期間が空いてしまいましたが皆さん

「進化機械ウィッチ」してますか?

JCGの大会環境では上位64名の使用デッキにほぼほぼ見かけなくなり、すっかりTier2の立ち位置となってしまいました。

《レヴィールの無法者》等を入れてアグロに寄せた型、《究明の魔術師イザベル》を入れて後半の火力を増した型、《虚無ノ哭風・グリームニル》で早めのリーサルを意識した型、《魔導の申し子・フュンフ》を採用してコントロールに寄せた型、諸々の要素を詰め込みまくった欲張りセット型、等々様々な型がある進化機械ウィッチですがそのどれもにメリットがあり、デメリットがあります。

そして進化機械ウィッチを使用したことがある皆が感じたことのあるこのデッキの根本的な問題点はまさしく「安定性」でしょう。
スペル軸のウィッチデッキと比べてドローするカードが少なく、進化回数を稼がないとまともな強さを発揮出来ないカードパワーのムラが気になる点じゃないかなと思います。

そんな現状で私がなぜ進化機械ウィッチを使ったか

それは単に『愛』です

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上記の画像は《清澄の蒼・テトラ》です。

美しいでしょう。

進化機械ウィッチの根幹であり単体性能を見ても強いのですが、そんなことはどうでも良いんです。
彼女が美しいが故に私はその素晴らしさを世に知らしめるために進化機械ウィッチを使います。


...テトラのリーダースキンまだですか?


と言ってもフィニッシャーを沢山積んで大味なデッキでは勝てないことは分かっているので今回は安定感に欠ける進化機械ウィッチで少しでもまともに戦えるレシピを考えてグランプリに臨みました。

それでは本編行きましょう。


2.ラウンド1使用構築

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上記が今回のグランプリラウンド1で4勝し、ラウンド2をAグループで突破することが出来た構築になります。
デッキリスト画像にシャドウバースポータルへのリンクを貼ってあるのでデッキリストの詳細やコピーして使いたい場合は活用して下さい。

この時点ではイザベル、グリームニル、《ピースキーパー・ヴィンセント》のフィニッシャー格カードを3種計7枚採用し、《知恵の光》を2枚採用することで細やかな安定感の向上とヴィンセントとの噛み合いを見ていますね。

それでもデッキの根本的な安定性を克服出来ているとは言えないレシピです。
そこで次はラウンド2を4勝しAグループ決勝ラウンドに進出したデッキレシピを紹介します。

3.ラウンド2使用構築

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上記がラウンド2で使用し、4勝にてAグループ決勝ラウンドに進出したデッキレシピです。
イザベルを不採用とし、今までのレシピからかなり原点回帰したものになっています。

今までの構築は下記の過去記事も一緒にご覧いただければと思います。


それでは変更点をピックしてカード解説していきます。

《レヴィールの保安官補》

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RSCアディショナルカード追加前は当たり前のように3枚搭載されていたカードですが直近のレシピでは採用されている構築は少なかったカードですね。
《アンブレラウィッチ》の登場によって枠を奪われた優男ですが、ざらに2ターン目の動きが無いことがあり2コストのかさ増しを目的に採用しました。

このカードは単体スタッツこそ高くないですが、

・キャントリップ持ち
・《従順な駿馬》により後続の強化
・《アクセルヒーロー・マイザー》との相性の良さ
・ヴィンセント進化後リーダー付与効果との相性の良さ

と、デッキ単位での噛み合いが良く安定感を上げてくれる序盤の基盤となるカードです。
正直今まで抜いていた理由が分からないほどです。
フィニッシャーを沢山積んで気持ちよくなりたいが故の迷走だったのかもしれません。

《マジカルシューター》

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このカードも最近では抜けている構築が多かったカードだと思います。
複数枚積むと手札で腐ることが多いからでしょうね。

しかし今回は勇気の3投で臨みました。
正直3枚も使うカードではないのですが、それ以上に序盤に使えることで有用な場面が多いと感じています。
このカードの良いところは

・単体で3ppを埋めることが出来る
・《フラワリングマジシャン・マリー》、《ピースキーパー・ヴィンセント》を3:1でサーチする
・駿馬を手札に抱えておけることで後攻4ターン目のマイザーやヴィンセントの無料進化にタイミングを合わせて駿馬を使用出来る

というところでしょうか。

このデッキの3ターン目は非常に暇なことが多いです。
ピッタリ3pp使い切るとなると構築にもよるとは思いますが

《叡智の結実》をプレイ
《アイアロンの残骸》+2コストフォロワー

くらいしかやることがありません。
テトラやディテクティブガールは3コストのカードですが基本的に3ターン目にプレイするカードではありませんからね。

そこで単体で3pp使えて後続を確保出来るマジカルシューターは非常に強かったです。

《ディテクティブガール》

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今まで2投だったのを3投にしました。

このデッキの強みを最大限に活かそうと思うと進化回数を可能な限り早く稼がないといけません。
単体で機能するわけではないですが3/5/5突進、進化回数+1は非常に強力です。

序盤に手札で嵩張るとまともに動けないデメリットはありますが、それを差し引いてもデッキの根幹を底上げしてくれる上に序盤で強い動きを作りやすいです。

この子が盤面で残れば面で押し切ることも可能なので現状の進化機械ウィッチであれば3枚搭載して良いカードだと思います。

《ピースキーパー・ヴィンセント》

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イザベルを採用していた際は手札で被っても融合すればよかったので複数枚採用してもそれほどノイズにはならなかったのですが、今回は低コストのカードを多数採用し安定性を高めるにあたってイザベルを不採用としたのでヴィンセントの枚数も最低限の1枚にしました。


今回のカード紹介はこんなところでしょうか。
今までが後ろのフィニッシャーの枚数に比べて低コストの割合が薄かったのでかなりスマートな構築に出来たのではないかと思います。

それでは最後、決勝ラウンドで使用した構築と結果を紹介します。


4.決勝ラウンド使用構築

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1戦目:撤退ロイヤル
2戦目:ラストワードネクロマンサー
3戦目:ラストワードネクロマンサー
4戦目:ラストワードネクロマンサー
5戦目:ラストワードネクロマンサー

自分でも驚くほどラスワネクロと対面しました。
結果は3勝2敗と、5戦戦えたので及第点でしょうか。

今回の構築では不採用にしたイザベルを再び1枚搭載しました。
マジカルシューターや保安官補を融合して手に入れたアルティメット・マジックでウィッチミラーにおいて火力負けしないようにと思っていたのですが今回のグランプリでは全く戦略には絡んで来ませんでした。

撤退ロイヤルを重く見るのであればもう少し変更できた点もあったのですが、RSC環境では最後のグランプリでしょうし少し後悔の残る結果にはなってしまいました。


5.マリガン(追記箇所)

構築、成績を紹介したところでマリガンの紹介をします。
構築だけ手に入れてもマリガンが分からないとゲームのスタート地点に立てませんよね。
あくまで私個人の基準ではありますが参考にして下さい。


先後共通1枚までキープ
アイアロンの残骸
フラワリングマジシャン・マリー
レヴィールの保安官補
心持つ機械
マジカルシューター(*をキープ出来ていたなら2枚キープしてもよい
叡智の結実

基本的にリソースになる低コストのカードをキープします。

叡智の結実は単体では本領を発揮出来ないですが、最悪3コスト2ドローなので最低限後続を確保する動きとしてキープします。

マリーはドロー効果を持っているわけではないですが、このデッキは進化回数を稼がないと真価を発揮出来ないので比較的自動進化しやすいこのカードはキープします。

マジカルシューターは最重要キープ対象です。
レヴィールの保安官補から繋がれば4/3スタッツに加えてマリーをサーチすることで進化回数を稼ぎやすくなります。
2コストフォロワーをキープ出来ている際にマジカルシューターを2枚キープして良い理由は1枚目のマジカルシューターのファンファーレ能力で駿馬が手に入るので2枚目のシューターは実質4/4/3スタッツとなり、特に先攻では盤面で圧力をかけながら後続を確保出来る為、強力な動きとなります。


後攻1枚までキープ
栄光の華・エレノア

先攻2ターン目では手札の枚数が足りずファンファーレ効果を起動できない為、後攻時のみキープします。

意識するべきセットキープ
アイアロンの残骸+栄光の華・エレノア
心持つ機械+叡智の結実

先攻時に
1ppアイアロンの残骸
2pp栄光の華・エレノア
の動きが出来るとアイアロンの効果で手札が増える為、先攻でもエレノアのファンファーレ効果を使用して美麗なる術式を手札に加えられます。
美麗なる術式は盤面の取り合いにおいて非常に有用であり、先攻は特に盤面の押し付けを図りたい為に重要なキープ基準となります。

心持つ機械のラストワードで加わるリペアモードを融合することで叡智の結実は3/3/3突進2ドロー進化回数+1と真価を発揮するので、心持つ機械+叡智の結実が見えた際は必ずセットでキープしましょう。

対ネクロマンサー、ビショップ時のキープ
ピースキーパー・ヴィンセント

低コストカードを増量した構築にしているのでヴィンセントをキープしても問題ない場合が多々あります。
後攻時に2、3コストのカードがマリガンで見えているなら他対面であってもキープを視野に入れて良いと最近では感じています。

対ネクロマンサー対面でキープする理由

対面のほとんどがラスワネクロであり、ラストワードを消滅させるジャッジメントワードは非常に有効なメタカードになります。
早期にラストワードを持つフォロワーの破壊回数が10回に達し、人外魔境クリストフのリーダー効果を付与されてしまうとそのまま盤面で押し潰されてしまう為、ヴィンセントのキープはマストだと考えています。

また、クリストフ盤面を作られてしまったとしてもヴィンセントのリーダー効果を付与していればソニックフォーやジャッジメントワードを連打することで盤面を返せる可能性が上がります。

対ビショップ対面でキープする理由

ビショップ対面は清浄ビショップかイリスビショップが大半であり、そのどちらもマスターコック、招来の大天使で体力上限を増やして豊富な体力を回復しながら戦うコントロールタイプのデッキです。
これらを相手にする場合、ヴィンセントのリーダー付与効果無しでは単純に打点が足りずコントロールされてしまいます。

必ずキープして進化させましょう。


6.まとめ

進化機械ウィッチでAグループ決勝ラウンドまで進出し、3勝2敗という結果は現環境でも進化機械ウィッチは戦えるという証明にはなったのではないでしょうか。

撤退ロイヤルに関してはウィッチのデッキ全般で有利が付かない対面だと思うので最強とは言えないですが概ね満足のいく結果だったと思います。

先日シャドウバース公式YouTubeの番組「しゃどばすチャンネル」にて今月末にリリースされる新弾情報もいくつか解禁されたので進化機械ウィッチの記事を書くのも今回で最後になるかもしれませんね。
私は私で過去に固執することなく新しい環境を新しいカードを使って楽しんでいきたいと思っています。

新規で新しい機械カードが収録されればまたテトラを使う為に機械ウィッチに挑戦するかもしれませんが、新しい情報を心待ちにしましょう。


それではこの辺で話をまとめたいと思います。

このまとめの後、有料部分におまけとして今まで試してみたカードや不採用カードに関して記述するのでよければ購入して応援、閲覧して頂けると嬉しいです。


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今までもシャドウバースの記事を書いているのでマガジンから過去記事も閲覧して頂けると嬉しいです。


大体毎日21時頃から生配信しているので遊びに来て下さい。
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(サ°ω°ム)@3sam6Y


この辺で本編は締めます。
長文になりましたがここまで読んでいただきありがとうございました。
ご質問や追記して欲しい点などありましたらTwitterのDMでお願いします。

それではまた次回の記事でお会いしましょう。


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