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サービス開発で介護の課題を解決したい。ユーザーファーストで取り組むSaaS事業づくり

スリーエス株式会社は、「どんな人でも、自分の人生を決められる世界」をビジョンに掲げ、24時間型訪問介護事業とSaaS事業の2事業を通じて、高齢者の在宅生活を可能にする仕組みづくりに取り組んでいます。

多くの方に当社のことを知っていただきたいという思いで始めた、スリーエス株式会社の公式note。

今回登場するのは、共同創業者兼取締役CTOの川崎。24時間型訪問介護マネジメントを支援する「PORTALL(ポータル)」の責任者を務めています。当社はソフトウェアエンジニアの採用を実施中。noteでは川崎が「PORTALL」を通じて実現したいことを話しています。

インタビューした人

共同創業者兼取締役CTO
川崎 暑士(かわさき あつし)
学生時代はヒッチハイクをしながら、バックパッカーズで働く。大学卒業後、面白法人カヤックや複数のスタートアップで、テックリードやEM、執行役員に従事したのちにスリーエス株式会社を共同創業。
週末は娘と過ごすことが多い。趣味はデパートの屋上とカメラ、サウナ。

より大きな課題、深いペインを求めて共同創業へ

──川崎さんのこれまでの経歴を教えてください。

学生時代はニュージーランドをヒッチハイクで各地を点々としながら、気に入った場所のバックパッカーズで働くということをしていました。色んな国籍や人種のことを知るなかで、教育の違いや歴史的な背景から毎晩喧嘩に発展してしまう人もいて、自身が見てきた世界の視野の狭さを実感することができました。この時期にMacbook一つで旅をする人と出会い、IT分野に関心をもったことも一つのターニングポイントになりました。

大学卒業後に入社したXVOLVE GROUPではWebディレクターとして施策の立案やプロジェクトマネジメントといった仕事に従事していました。

業務で漏れてしまうタスクなどを自身でカバーするために実装面も行っていましたが、そっちの方が楽しくなってしまい、ソフトウェアエンジニアとしてジョブチェンジすることになりました。

当時、在籍していた会社が別の会社の関連会社になるタイミングを機に面白法人カヤックにジョインし、クライアントワークにてバックエンドやファイ部などを経験したのちに、知人に誘われた会社の手伝いなどを経て、共同創業に至ります。

──共同創業にはどういった経緯で至ったのでしょうか?

広告の仕事は非常に魅力的でエキサイティングだと思う一方で、ユーザーが作ったものに触れている時間は非常に短いものとなるので、ユーザーと深く関わることができるプロダクトを作りたいと思っていました。

千田と出会った当初は介護業界の知識はなかったのですが、介護施設で働く方に話を伺ったり、アルバイトとして介護現場を経験するなかで、人の尊厳に関わるような問題が実際におきていると実感することができました。ただその中で、ひたむきにご利用者に向き合って支援している介護現場の方や介護関係者、高齢者の生活も含めてこの領域に関わる人達へ貢献したいと思い共同創業に至ったという形ですね。

介護現場と連携しながら、PORTALLをローンチ

──スリーエスでの川崎さんの役割を教えてください。

当社では現在、24時間型訪問介護事業とSaaS事業を手掛けています。企画、デザイン、データ分析や開発・実装、CSやセールスも含めて全方位的にプロダクトの支援をしています。

──とはいえ、サービス開発は大変だと思います。

24時間型訪問介護の事業者の基幹システムを開発するので、サービス導入時に必要な機能は多く、やはり初期の段階で「PORTALLでほとんどの業務を完結できる」という状態が望ましいわけです。

自社で24時間型訪問介護事業を運営しているので、現場検証がすぐに可能というのがプロダクトの開発スピードを高める上でも重要だと思っています。

幸い介護現場の方もプロダクト開発の協力に前向きなメンバーが揃っていますし、今でも日々改善要望や提案ももらえることはありがたい環境だとおもっています。

24時間型訪問介護事業をオールインワンでサポート

──PORTALLはどんなサービスですか?

24時間型訪問介護事業を行うために必要な業務を、PORTALLでほとんど完結させることができます。計画作成責任業務のプランニング、訪問介護員のスケジュール管理や訪問記録、利用者の緊急通報サービス、ご家族やケアマネジャーとの情報共有など。オールインワンのプラットフォームを目指しています。

複数事業所を運営している法人、看護一体型を運営している法人などに対して営業CRMや事業所の経営管理、バックオフィス業務の効率化PORTALLで担う部分は今後もっと増やしていきたいと思っています。

24時間型訪問介護という選択をあたりまえに

──SaaS事業で現在取り組んでいることを教えてください。

PMF(プロダクトマーケットフィット)を意識して開発に取り組んでいます。PORTALLが本当に事業者の課題解決につながるかどうか検証しつつ、必要な改善を行っています。

まだ介護領域において、24時間型訪問介護のサービスは一般的ではありません。事業者のオペレーションの負荷が高く、収益化しづらいという事業構造上の問題があるからです。

当社は24時間型訪問介護事業を支援するサービスを開発しながら、24時間型訪問介護が「一般的な介護サービス」として利用される状態を目指しています。PORTALLが流れをつくるきっかけになるよう、サービスをより良いものにしていきたいですね。

──PORTALLが事業者の背中を押すサービスになれると理想的ですね。

まさに、24時間型訪問介護事業を始める上での敷居を下げていきたいんです。例えば地方には、「自分の故郷で地域貢献したい」という思いを持っている方が多いです。そういった方々に、在宅介護のサービスへと目を向けてもらいたいと考えています。

現状、要介護度が上がった高齢者に提供できる介護サービスは限られています。「最期を迎えるときまで、住み慣れた家で過ごしたい」というニーズに応えられるよう、24時間365日対応を前提とした24時間型訪問介護事業を広げていきたいと思います。

──中長期的に、PORTALLをどのようなサービスにしていきたいと考えていますか?

24時間型訪問介護サービスは、常時、高齢者の生活と密接に関わるものです。高齢者と関係性を築いていく中で、お金の管理や終活、相続に関する問題など、高齢者が不安に感じている部分も見えてくると思います。プロダクトによって、高齢者に寄り添いながら一つひとつの課題を解決できるようになれると良いですね。

ユーザーファーストで介護の課題に向き合っていく

──資金調達後は、プロダクト開発の体制強化も進んでいくかと思います。どんな方に応募してほしいですか?

「これからチームもプロダクトをつくっていく」という段階なので、オーナーシップを持って物事を推進したり、変化を楽しめるような方と一緒にプロダクトを作っていきたいと思っています。

──スキルに関する要件はありますか?

募集要項には記載しているスキル要件はありますが、当てはまらなくても僕らの事業領域に関心がある方、社会課題に取り組んでいきたい方、ミッションに共感する方はまずはカジュアルにお話できたらと思います。

当社は24時間型訪問介護事業とSaaS事業の両輪を回すことによって、介護領域の課題を解決したいと考えています。どちらの事業でも大切なのは、「ユーザーファースト」であること。利用者やお客さまの声を聞きながら事業づくりにチャレンジしていきたいと考えています。


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