仕事はドラクエであり、事業も人生もドラクエである no.532
■
仕事や事業を始めるとき、
その業界の常識やルールのようなものは、
事前の知識としてある程度知っておいたほうがよいと思う。
しかし、最初にイメージするような
きれいなマニュアルや概要書があることは少ないと思う。
■
私の普段の仕事だってそう。
極力仕組みがルール化するように進めてはいるものの、
そもそも新しいモノを生み出し、
モノを作るしくみを定型化していくのが役割だし、
関わる人も多いし、
様々な周辺環境だって変わっていくし、
置かれている立場も日々移り変わっていく。
■
だからそういうのを反映させた、
全てを網羅した手順とかマニュアルなんてできっこない。
仮にできたとしても、膨大な量になってとても見きれるものじゃないし、
記載のメンテナンスだってできたものではない。
■
だから私は、後輩や新しく来た人に、
『仕事はドラクエみたいなものだから』と言っている。
アナログさが全開で、
なんだそれって感じになっちゃうんだけど、、、。
■
自分の業務を進めようとしたときに、
自分だけの知識やスキルでできることは少なくて、
社内各部署や関係会社の方々の担当者(専門家,知見者)から情報を得て、
協力を得ていくことでしか、うまく進めていくことはできない。
そのためには、上記の方々にひとつずつ、
"話しかけて" "問いかけて"いく。
■
地味なんだけど、話かけて、
何かしら新しいことを教えてもらって、
その情報を元に、
また次の人に問いかけたり、アクションを進めていく。
こんな様子をメタ的に捉えたときに、
私はいつも『ドラクエだなぁ』って思うんです。
■
最初の街から旅を始めるとき、
まずはじめに、街の人に話しかける。
そうすると、時々なにかヒントを教えてくれる人がいて、
そのヒントによって、行き先が見えてくる。
武器を買って、
街の周辺のスライムを倒しているだけでは、
どこに行ったらいいか分からない。
街のひとの言葉を頼って、次の街に行ったなら、
また、街の人に話しかける。
行き先はいつも人づてにやってくる。
■
それは会社の仕事だけじゃなくて、
事業をするときだって、運営していく時だってそう。
さらに人生そのもんだって同じようなもんだと思う。
■
まず周りの人に声をかける。
そんなふうに一歩ずつ歩みを進めていくしかない。
最近あなたは、街の人に、声掛けしていますか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?