深夜の謎の卓球ドラマに情緒をかき乱されて沼った話

これはFAKE MOTIONに自分史上類を見ないほどに沼ったオタクの記録である。
狂っているうちにこういうの書くべきか否か悩んだんだけど狂っている時にしか書けないものがあるので残しておきます。

公式サイト

前置き

何回か見たことある役者がちらほらスタダのイケメンたちのドラマに出るらしいと聞いてドラマを見たら見事に沼った話。勢いで書いているのでまとまらない。ただ個人的にやばかったポイントを感情のままにアウトプットしただけなのでどの方面にも配慮もへったくれもない

この時点で嫌な予感がした人はそっと閉じてくださいね
オタクがキャラクターの人間関係に悶えているだけ。

ちなみに見始めた頃EBiDANは超特急とDISH//しか分からなかったです

普段は10周年記念コンサートの円盤を10万円で買うと特典に光って音が鳴る桐箪笥がついてくるジャンルにいたり刀を育てながら歴史を守ったり東宝系をメインに緩く舞台を見に行っていたりするタイプの腐った2次元オタクの妄言です。

経緯と沼る前の話

1期放送時点で一応存在は知っていたんだけどちょっといろいろ忙しくてすっかり見るのを忘れていたFAKE MOTION。1期は卓球の王将、2期はたったひとつの願い、がサブタイトル
2期の役者目当て、というかスタダの若い子たちに混ざってお兄さん達どうなるのかな大丈夫なのかな(若さ的な意味で)(失礼)とかいう怖いもの見たさで見始めたんですけどびっくりするほど沼、というかそれぞれが全力のクソデカ感情で殴り合ってて死ぬかと思った……オタクこういうの好き……とりあえず全部見たけどなんとか致命傷で済んだ……

年末だっけかに一挙放送してたのもちらっと見てたんだけど半分寝ながらとか作業しながらとかで世界観が遊戯王でツッコミどころがたくさんあることしか分かってなかったんですよ。
よくわかんねーやべーよこれって流れで2期冒頭の織田の「天下は我にあり」で死ぬほど笑った。笑うところではない。
その日の母(趣味に理解がありすぎる)へのLINE
私:まっきーがウィンくんのこといじめてた
母:えっまんばちゃんなんてことを
これは山姥切の国広くんじゃなくて織田の佐之助です。同じ顔だけど

着々と2期を消費していたのだが

沼ったのは2期4話、5話(特別編入れて6、7話)の天下布武高校の過去編。ちなみにリアタイしてたのも4話から。普通にうわ〜お兄さん達さすがに高校生も制服もちょっとキツくな〜い??みたいなテンションで見てたんですよ。とても失礼。
卓球で人が死ぬってなんだよって笑って見てたのに過去編の後半急にサイコホラーが始まったからびっくりしてうっかり沼に落ちた。受身も取らずに見事に滑り落ちた。沼の底までお願いします。

織田と斯波のクソデカ感情がクソデカくて、関係性に悶えるタイプのオタクは5話の織田が斯波のラケット拾ってからの回想で夜中にべしょべしょに泣いた。無理。つらい。しんどい。
最終回も明智と斯波が一緒に戦ってるのとかもう1つ新しい家族ができたじゃないとか織田が卓球楽しいじゃんって笑ってるのとか見て泣いた。各方面への救いでしかない。しんどい。ハピエンでよかった。

ちなみに2期の最終回はリアタイしてすごい泣いた後に、家に来た時に面白がって2期の1話2話辺り見せた友人Aに電話した。電話繋がっての私の第一声は「ざの゙ずげが゙救゙わ゙れ゙でよ゙がっ゙だ」でした。そのまま長々と話を聞いてくれた友人に感謝しかない。持つべきものは同じタイプの沼に落ちがちな友。

4話見終わった時の自分が「フェクモ数週間後にはさのすけにも色々あったんだな……って感じになってそうな沼の予感」とかツイートしてた。おめでとうございます。見事に沼りました。

織田と斯波の関係性が好みすぎた

そもそも「斯波は俺の憧れなんだ」「俺は織田が羨ましいよ」っていう関係性何なの??エモエモじゃん。しかも過去編の織田すぐ飯食いに行こうぜ!って言っててほんとに愛せる。よく食べよく遊びよく寝てくれ。好き。
そんな純粋に卓球を楽しめる織田を羨ましいって思いながらも卓球にちょっと思うところがある斯波が織田に試合しよう!って言われてもなんだかんだしょうがないなぁって付き合ってるのが既に最高なんですよ。
で、斯波が「卓球戦国時代」にもやもやする部分があるって知った織田が普段と変わらない斯波への好感度100%のテンションで俺は卓球戦国時代に救われたんだけどって言うの。自分が負い目を感じていたものなのにそのおかげで目標ができたし人生が楽しくなったって言うわけ。そんな最高の救いがあるかよ……あったんだよ……あったはずだったんだわ……
織田と斯波はお互いの感情が今まで一方通行だったのがやっとキャッチボールできるようになりそうだったのにさあ。なんてことをしてくれたんだ……上杉お前の事だよ
織田が卓球戦国時代だから斯波や明智と出会えて今すごく楽しいって言った数時間後に卓球戦国時代だから斯波が死んだわけじゃん??また明日って言って別れた明日に斯波はいないわけじゃん??そんなことあっていいわけなくない??
明智もすごいしんどくて泣いた。過去編見てから1話2話辺り見返すととしきくんにすごい勢いで地雷踏まれてません???あれで怒らないのすごい人間できてる……。
織田を止められなかったって言ってるけどあの状態の織田を止められたら明智はゴリラかなんかなので止められなくていいです。仕方ない。だってあの時明智は織田も斯波も同じくらい大切だから手を掴みに行ったのに織田の中に明智がいなかったから……掴み続けられるわけがない……そんなの斯波は望んでないって言ったってその未来にもう斯波はいない……なにこのしんどさ。卓球で人が死ぬって何……??
拗らせた感情を持て余してエンドゲーム聞くじゃん。公式イメソンが最大手じゃん。なにあれ。間違っていると分かっていても進むしかなかった織田佐之助じゃん。崩れ落ちることしかできない。
だからまじで最終回としきくんがまたやろうって言ってくれてよかったねってすごい泣いた。織田もとしきくんも救われてよかった。ついでに丹羽と滝川も救われてよかった。滝川の「思い出さない?」を噛み締めている。だってみんなが望んでいたのは楽しく部活して帰りにみんなで美味い飯食べるだけの当たり前の日常だから。

というか1年生2人は天下人ムーブしてる織田が好きっぽい(入学した頃には既に織田は心を失っていたので)のに最終回で明智と笑いあってる織田は解釈違いじゃないの?戸惑わない?大丈夫??という思いはない訳では無いけどまあその辺は置いておく。

長くなってきたから2期への熱い思いはさっくり切ります。1周目は不意打ちで急に沼ったから大混乱だったし。永遠に語れるわ
というか織田斯波明智が部活終わりにバーガー食べに行ける未来はどこにありますか?そこに無ければないですね

2期で織田を入口に沼った私は考えた。

これは1期からちゃんと見るべきだ

だって人間関係が分からない。大阪勢は2期からだから普通に追えるけど東京の人たちの関係性が全然分からない。土方のとしきくんとマザーの関係性がいまいち分からないのもエビ高と八王子の関係性がいまいちわからないのも大問題だ。
これは1期からちゃんと見るべきではないだろうか。この思考、既に沼っている人間のものである。自制心などとうに死んだ。もはや私を止めるものは何もない。
というわけで思い立ってHuluに入り1期を見始めたわけだ。
結論から言おう。やはり沼だった。

以下1期の話しかしません。

第1の沼、恵比寿長門学園

エビ高というかリツコウなんですけども。

ゆーて1回なんとなく見てるし大丈夫でしょと軽い気持ちで見始めたのに普通にリッツが入部するまでが激アツすぎて見入ってしまった。私の求めていたジャンプ漫画だった。今のジャンプ友情・努力・勝利じゃなくて裏切り・試練・死って感じじゃない?とかそんなことはどうでもいい。とてもアツい。なんだこれは。

気分は既にコウ様の友人のNPCである。俺を理由にするなとか肝心なことはいつも言ってくれないとか。リツくんにも色々あるっぽいからもうちょっと待ってあげよ?って感じ。でもリッツはどストレートにクソデカ感情でコウ様を殴ってくれるので普通にお前あっての卓球なんだよとか言うわけじゃん。何お前ら付き合ってんの??関係ないけど湯けむり温泉のあれはまじでなんなんだ?????2期の四国→九州は新婚旅行か?????
でもリツコウとかいう第1の沼はなんとか乗り越えた。なにせコウ様の友人のNPCなので。リッツと仲直りするところまで見守るのが使命なので。
んでまあ、ラスボスの白いとこ超特急じゃんってなりながらエモさで死にかけながらなんとなく進んだよ。

第2の沼、都立八王子南工業高校

避けようがない沼。幼い頃からお互いがお互いを支えてきた家族。人生の1番辛い時に支えてくれた人(たち)のために名実共に「日本一の家族になる」が目標ってもう好きになるしかなくないですか???
勝てなくても、辛いことがあっても、いつだって家族がいるよっていう愛があたたかすぎて泣いた。
アヤトシのダブルスの「いったいなぁ。手加減してよね」「叩いた私も痛かったのです」のところまじで好きです。私も八王子ファミリーになりたい
帰る時のアヤがにこにこしててめっちゃかわいい。2期に居ないのは中の人がDISH//だからなんですか??
あとSay My Nameがえげつないほどかっこよかった。好きです
でもなんとか越えたの。底なし沼を蟻地獄状態でずぶずぶ沈みながらなんとか越えたらさぁ、

ダークホース沼、大久保利一

ついに沼が個人名になりました。

いやりいちがっていうより西郷大久保の2年生組ですよ。なにあれ。
急にりいちの話始まってどういう……?ってなってたら激アツ激エモ回じゃないですか。なんてことをしてくれたんだ
りいちは卓球の神様に愛されてる西郷のこと絶対好きじゃないじゃないですか。なのに強くなりたいってだけで好きじゃないはずの西郷に教えてくれって言える真っ直ぐさ、たぶん西郷はりいちのそんなところが面白くて大好きで、そこが部員にも愛される所以なんだろうなとか思うじゃん。そんなこと考えてる時点で既に沼から目線な自分を感じながら更に沼の奥底を目指して進んで行ったわけですよ。
薩川八王子の親善試合で1人で勝とうとするりいちに脳内に現れ始めた新しい自我の薩川部員が叫ぶ訳だよ。頑張れ副部長!!!
無理。思考回路はショート寸前だった。そんなところに投下された一言

“リーチは俺の光だ”

は???????????

自分より恵まれてて強くて羨ましいと思っていた相手から、君がいたから続けてこられた。いつか君みたいになりたいって言われたりいちの気持ち想像するだけで吐きそう。そんなん一生卓球辞められねえよ……
しかも大好きな部長が大久保に足りないものは実力や才能ではないとか、努力できるのも才能だとか、卓球の神は西郷を愛したが人は大久保のような者を愛してしまう、とか言う。りいちの努力や実力を全て認めた上でお前が目指すべきはそうではないって言える島津……本当に島津が有能すぎて困る

もうこの時点でエモに溺れて死にそう。できればエモいって言いたくないけどフェクモを表すのにエモ以外の言葉が見つからない……悔しい…………
そこから薩川戦。の前に雷門が来るんだけど序盤リッツが追い込まれててただただしんどいしタケさんとトビモンがほんとお前ら良い奴だな……ってなる。
ラスボスとの戦いの前に敵味方双方掘り下げるどころか仲間の大切さをえぐいくらい深堀してくるの何???しかも自分達に嫌がらせしてきた相手を許すこともここに組み込んでくるとか本当に脚本の人天才だと思う。

満を持して薩川戦。やってきましたこの男。

予想していた以上の沼、島津晃

薩川回で好感度が爆上がりしていたのに掘り下げたらもっと沼だった男島津晃。たぶん1期2期通して1番好きかもしれない…… 
島津がなんでラスボスしてたかって自分がランクの頂点にいれば松陰さんが苦しんだような事件はもう起きないはずだってことなんだよね。しかもランクがあれば松陰さんが卓球を憎んだままいられて、憎んでいれば妹を失った悲しみは忘れたままでいられる。事件を思い出すきっかけになりそうな楽しかった頃の思い出は自分だけが覚えていればいいってなんだお前のそのクソデカ感情は。この島津の感情が愛じゃないなら世界に愛は無いです。暴論。
それで文字通り世界中を敵にして君を守っていたのに他でもないその相手がこんなの間違ってるって言いに来る。でも君のためには勝ち続け、蹴落とし続けるしかない。悲しみを忘れたままいてほしいから。切実な願いすぎて窒息しそう。無理。松陰さん島津をおいて死んでる場合じゃないよ。
でも僕らが勝ったら薩川を許そうなのでね。そうですこれは許しの物語……。

島津と松陰さんの話が掘り下げられるほど島津が記憶喪失の恋人が悲しい記憶と共に自分を忘れているからって恋人の幸せを願って身を引く男にしか見えない。
島津のこの感情を愛と呼ばずして何と呼べばいいんだよ!!!!!
しかもそれに対する解答が、全てを思い出した幼馴染が今この瞬間に君と昔みたいに全力で楽しく試合ができて嬉しいって言ってくれる、ただそれだけなところが最高なんだわ。
最期に一緒にいるのは君がよかった松陰さんの

「ありがと、島津。」

島津こんなん言われて生きてる?私は死んだ。
いやまじでこんなに想っているのに松陰さん死んじゃうんですか???島津があまりにも報われなすぎませんか???って思ってたけど「どうせ死ぬなら君と続けてきた卓球を楽しみながら死にたい」って島津のクソデカ感情完全に松陰さんに伝わってるよね??そんな救いがありますか????
公式イメソン集()のタイトル曲の落ちサビが完全に島津と松陰さんで泣いた。言葉はいらないんですね……わかりました……

そんなこんなしてるうちにもう残りちょっとですよ。コウ様の顔を上げろ!で泣いた。修行パート意味わかんないとか言ってごめん。でもあれ何回見ても笑っちゃう。
松陰さんとコウ様のあとは頼んだのところ他ジャンルで殴られて泣いたのは別の話。後は頼んだよ、コウちゃん。色相が濁る。

激アツ激エモ展開すぎて既に5回くらい見ている筈の薩川戦正直あんまり思い出せないんですよね。感情が間に合わねえ……

いやだってさあ、最後のリッツと西郷の試合、西郷が卓球楽しくなってよかったって思ったし、またやろうって友情が芽生えてて最高だしって思ったけど
りいちがいなかったら西郷は卓球辞めてたかもしれなくて、そうするとライバルには出会えなくて楽しく試合できることもなくて。
そう考えるとりいちお前すげー奴なんだなって、思って……。りいちは元々すごい奴です。はい。 
気分はもう薩川のファンの女。ダブルスで島津が笑った時もシングルスで西郷が笑った時もリアルに「笑ったぁ…………」って言った。君たちが笑えるようになってよかったです……
あれ、私薩川の話しかしてない??エビ高も充分エモだよ!!!

まとまらないまとめ

全体的にまじでいい話だった……てなったんだけど本当はここから湯けむり温泉見て2期へ行って1期を5周くらいした。その度に新たなクソデカ感情の可能性に気付いて死にそうになる。同時多発エモで溺れそう

あと気付けば卓球で優劣が付く世界を平気で受け入れていた。

話全体を通して卓球で傷付いてきた人達がただ卓球で救われるだけっていう構造がもう最っ高に青春しててエモで好きです。語彙力がない。
何が良かったか説明できないから見てほしい。見ればわかる。私の求めてたジャンプ漫画のアツさがここにあった。

推しを目当てに見ていたEBiDANのファンのみなさんに刺さる内容なのかはさておき、オタクこういうクソデカ感情の殴り合いみたいなの大好きでしょ!?って感じ。
足を踏み入れた時期があれだったので朗読劇見てないんですけど、あらすじ読んで死にました。つつけばつつくだけ闇が出てくる八王子のことです。でもエビ高も薩高も致命傷には十分。
1期の円盤ぽちったしライブはこれから見ます。死ぬ予感しかしない。
2周目以降の感想やそれぞれのキャラクターを掘り下げた感想は気が向いて且つ元気があれば書きます。

結論

フェクモはいいぞ!

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