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【サラリーマン複業】に圧倒的に足りないのは、「先回りの危機感」である。



録画していた番組を、週末に観ることがあります。

観ることがあるというのは、ボク自身はほぼテレビを見ないので、”積読”ならぬ”積録”になっているということ。

ただ、月に数回、ポコッと空いた時間、気分的に「テレビでも観流そうかな」と思ったときに、10倍速で観ています。

今日は、たまたま子供達が学校で、ヨメも買い物に行ってしまったので、録画していた番組を観ました。


全て観ることはできないので、個人的に好きなカンブリア宮殿、特に村上龍さんの最後の編集後記のコメントが好きなので、そこは欠かさず見ています。

村上さんのコメントは、その回の内容の核心をズバッと言葉にされていて、ボクの胸にグサグサと刺さります。


で、今日観た2020年7月9日放送、のコメントがまたボクの胸に刺さりました。

その言葉は、【先回りの危機感】です。


【先回りの危機感】、生きていく上で、これほど重要な感覚はありません。


以前に聞いた話を思い出しました。

その話は、先輩と考えている時間軸があまりに違って、まったくもってお話にならなかった生命保険会社の営業の友人の話。

あるとき、売上がハンパない先輩が「ああ、数字がヤバいわ~」と珍しく悩んでいたそうです。

友人はそれを見て「ボクも今月の売上ヤバいんですよ。」と同調しようとしたんです。

そしたら、ハンパなく売上の良いその先輩はこう言ったそうで。

「は?今月?何言ってのお前?オレがヤバいと言っているのは3年後の8月の売上だ!」と。

「へ?3年後の8月??」

友人は、その先輩との圧倒的な思考の時間軸の違いに仰け反ったそうです。

普通、営業と言ったら今月の数字、来月の数字に危機感を持つくらいですよね。しかし、ハンパなく売上の良い先輩は、3年後の数字に危機感を持っていたんです。


ぶっちゃけ、3年後なんてどうなっているかわからないじゃないですか。

しかし、わからないから考えないのではなく、わからないけど今できる限りのことで考えることで危機感を持ち、危機感を持つことで行動が促進されます。

もし考えられなければ、考えられるようになっていないことに危機感を持つことが必要かもしれません。


サラリーマンをしていると、この感覚が鈍ってきます。

感覚が鈍る理由は、基本的にサラリーマンは、これといって価値があることをしなくても(とは言いませんが)、毎月給料は振り込まれるからでしょうかね。


しかし、3年後、同じように給料は振り込まれるでしょうか?

もしかすると状況は一変しているかもしれません。

その変化の兆候は、サラリーマンのみなさんも、レベルの違いはあれど、日常の中で既に感じているはずです。

その段になって、「ああ、危機感をもって行動しておけばよかった。」では遅過ぎます。

ボクがサラリーマンで複業をしようとしているのは、そうした危機感を持っているからでもあります。


ボクの3年後の給料は、誰も保証してくれません。

「うわ~、誰か助けてくれ~」という状況になったら、魔法使いが杖を一振りして、状況が好転するハズもありません。

当たり前ですが、自分で何とかしなければなりません。

なので、今から行動しておいた方が良いわけで、その行動の源泉として「危機感の先回り」がひとつのモチベーションになると思います。


あなたは、どこまでの危機感を持っていますか?



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