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【サラリーマン複業】『定年後』読了からの今年の抱負は、本気で複業に取り組まないと暗い未来がまっているというネガティブな視点から生まれた。

2020年元旦。今年の抱負を考えようと書いておこうと思います。抱負って、あんなことしたい!、こんなことしたい!という切口から書くことが多いと思いますが、ボクの場合は衝撃的な本に出会い「このままではマズイ。。。」という焦りを起点にして、抱負を書いておきます。完全に自分の備忘のためなので、あしからず。

衝撃的な本とは、『定年後 - 50歳からの生き方、終わり方 (中公新書)』。

ボクはサラリーマンであるわけですが、同じような多くのサラリーマンの行く末には、一部の人を除いて、こんなことが待っています。

55歳 役職定年
60歳 定年退職、再雇用契約
65歳 再雇用、雇い止め

ボクの周りにもその年代になり、それぞれの待遇や環境の中で生きつつ、不平不満を口にする人もいれば、イキイキして仕事をしている人もいて、人それぞれが背負っているもの、思考回路を見て、いろいろと感じるところがあります。

この本では、会社員だった人が定年退職を迎えて、そこからどういった人生を歩むのか、その歩みの中でどんなことを感じ、どうしているのか、といったことが具体的にたくさん書かれています。

その中で衝撃だったのは、サラリーマンだった人が定年後にイキイキと生きている人の割合。

まあ5、60%くらいかななんて思っていたら、あまいあまい。

なんと、、、15%くらい。

会社勤めで、決まった時間に出社して仕事をして、夜遅くに帰ってくる生活から解放されてのんびりできると思いきや、定年退職から3カ月もすると何もすることがなくあり、自分の存在価値を示すところも居場所もない状態へと突き進む人が少なくないという現実。

その状態で、20年以上生きていくとなると、想像しただけでなかなかシンドいものがあります。

世間で騒がれている2,000万円問題と同様に、定年後の過ごし方もまたメチャクチャ重要な問題です。

「いやいや、自分はそんなことない。」という人は問題ありませんが、40代、50代のサラリーマンは、一度読んでおいた方が良いと思います。
定年後 - 50歳からの生き方、終わり方 (中公新書)

で、ボクはこの本を読んで、不安と危機感でいっぱいになりました。。。今、会社での仕事はおもしろいし、少なくないお金を使って新しいことにもチャレンジできるし、スキルも身に付くし、頑張れば明るい未来が待っているわ~なんていう希望的観測を持っていました。

が、会社の中での昇進や専門性の向上に力を入れて、一定のポジションを確保しても、実はそれと同じ”やり方”では、人生100年時代は乗り切れないことに気が付くわけです。

なぜなら、必要なチカラが異なるからです。

会社で働くサラリーマンは、良くも悪くも、意識しているしていないは別として、会社という中で受動的に生きていて、そこで求められるチカラは、いわゆる塗り絵をいかに効率良く塗れるか?です。

しかし、言ってみれば、定年後は、いわば白いキャンバスに絵を描くチカラが求められます。定年後は、誰かが用意してくれた”塗る絵”はなく、自分で白いキャンバスを用意して、自分で好きなように絵を描いて、好きなように塗ることが求められます。

待っていても、誰かが用意してくれるものでもないし、何かが湧いて出てくるわけでもありません。

まあ、当たり前のことなんですが、サラリーマンとして何十年と過ごしていると、その現実すら理解できなくなっているかもしれません。人それぞれ成功や在りたい状態の定義をして、そこに向かって進めればいいものですが、なんの根拠もない希望的観測で進んで、気がついたら「こんなはずじゃなかった」では取り返しがつきません。自分自身がサラリーマンとして、会社での昇進や出世の限界値も見えてくる中で、50歳を超えている人たちの生き方を見る機会があり、このままでは自分もそうなる可能性があると痛感し、「こんなんじゃ、娘が大きくなったときに、一緒に食事もしてくれないかもしれないし、歩いてくれないかもしれない。。」と思うと、ものすごくさみしくなりました。

ということで、今年の抱負は、娘に嫌われないイキイキしたじいさんになるための50歳に向けて準備をする!です。

あれがしたい!、これがしたい!というポジションな抱負でなく、このままではヤバすぎるというネガティブな視点からの抱負になりますが、その方がアクションにはつながりやすいのかな、と。

個人的には、娘に嫌われないイキイキしたじいさんになるためには、サラリーマン×複業活動+資産運用がベストだと思っています。

白いキャンバスを用意して、自分で絵を描き、塗って完成させるチカラは、サラリーマン生活だけでは身に付きません。

そして、娘に嫌われないイキイキしたじいさんになることを実現させるには、複業に取り組むことだと思う次第です。

世間では、昨年が副業元年と言われていましたが、ボクにとっては今年が複業元年です。

ここまでで、ピッタリ2020文字!

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