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shadow of erdtree のラスボス予想【エルデンリング考察もどき】


【注意】
エルデンリング本編及びフロムソフトウェアの過去作ネタバレを含みます。
御理解の上、お読みください。
また、この記事は考察と言えない妄想のようなものです。
加えて、過去作を元に考察を行う部分があります。
苦手な方はご注意ください。

はじめに

フロム・ソフトウェア制作のオープンワールドAPRG、
エルデンリングのDLC「shadow of erdtree」の発売が来月に迫っている。

この記事では
フロム・ソフトウェアの過去作の傾向とエルデンリング本編の要素を素材に「こんなラスボスが来るに違いない」という荒唐無稽な妄想を繰り広げたいと思う。

過去作を振り返る

まず前提として、
フロム・ソフトウェアの近作(ダークソウル以降)では、
本編とDLCボスとが対をなす関係にあることが多い。

ダークソウル(初代)

初代ダークソウルは、
本編ラスボスが燃えカスのような状態の火の大王グウィンであり、
DLCラスボスは人の慣れ果て、火を継ぎをしなかった亡者の成れ果てたる、深淵の主マヌスである。
本編のラスボスが火・光の主にして「神」の頂点にいる存在で、
DLCのラスボスが闇・深淵の象徴にして「人」の権化であることは
わかりやすい対比だと思う。

本編ラストボス目前には数体の黒騎士が、
DLCラストボス目前には数多の人間性がいることも対比構造になっている。


ダークソウル II

ダークソウル2の場合
本編のラスボスは原罪の探求者アン・ディールで
DLCのラスボスは(どれをDLCのラスボスとするかは諸説ある気もするが)DLC3のラストボス白王となっている。
人の身を失っても正気を保ち続けて探求を続け、燃え続ける闇(黒)と
人の姿のまま正気を失い、混沌を封じるために身を捧げ、灼けた白王
という対比が見て取れる。



ダークソウル III

ダークソウル3では
本編のラスボスが火継ぎを繰り返して来た英雄「王たちの化身」であり
DLCのラスボスが火を継ぐに値しなかった者、英雄ならざるもの「奴隷騎士ゲール」となっている。
選ばれし者と選ばれなかった者という明確な対比構造が見て取れるだろう。

また、
本編の隠しボスたる「無名の王」は
古竜の同盟者となって追放された神々の子孫で、雷を用いるのに対し、
DLCの隠しボス「闇喰らいのミディール」は
神に育てられし古竜の子孫にして闇のブレスを吐いてくる、
という正反対の存在である。


ブラッドボーン

ブラッドボーンでは、
本編ラスボスが「最初の狩人、ゲールマン」で、
DLCのラスボスが、上位者たる「ゴースの遺子」となっており、
狩人と上位者という対をなす存在がそれぞれラストボスを務めている。

また、
本編の裏ボスは獣狩りの夜の元凶たる上位者「月の魔物」であり、
DLC裏ボスは狩人の成れ果てにして獣の病の元凶「初代教区長ローレンス」である。
獣狩りの夜と獣の病という本編のきっかけとなる出来事の原因が、
それぞれ裏ボスとして狩人の前に立ちはだかる構造になっている。


で、エルデンリングDLCのラスボスは?

前述したように(多少強引なところもあるが)、
フロムソフトウェアの本編ラスボスとDLCラスボスは似た存在というよりは対を成す存在が現れることが多い。

ということは、
エルデンリングDLCのラスボスや隠しボスは、
本編ラスボスと対を成す存在であることが予想される。
ラスボスはラダゴンとエルデの獣なのでその要素を考える。

ラスボス第一フェイズの「ラダゴン」について

  • 男(神の伴侶)、

  • 黄金樹原理主義者

  • 黄金樹を燃やすことへ反対していた(永遠を追求)

  • 英雄

ラスボス第二フェイズの「エルデの獣」について

  • 隕石

  • 黄金律

  • 流星

  • 眷獣

  • 神(のような存在)

そうじゃない要素を考える

なので、その反対となると
女性で敗北者の「宵眼の女王」 +宵眼の女王の律によって形作られた眷獣
あるいは、息子で放浪者のミケラ あたりが有力なのだろうか?

いや、人と神(エルデの獣)がラスボスだったので、
同じ構造や同じような立場の存在が出てくるとは考えづらいだろう。

律せられて無駄の少ない動きだったラダゴンの反対で、
大雑把な荒々しい動きのボスが最後に出てくるような気がしている。

人と神でない存在だとすると、獣がラスボスな気が割としている。
神たる「エルデの獣」の反対で、
名前だけ「〇〇の神」みたいな名前で、
動きや見た目は四脚の荒々しいビースト型のボスが来そうな気がしている。

あるいは、
直接的に獣ではなく原初の存在、坩堝や忌み子のような存在かも知れない。
公式Xで言及された彼あるいは彼女が、
ラスボス第一形態ということは十分に考えられるだろう。

Fearsome foes of unfathomable power await you in the Realm of Shadow.

@ELDENRING
個人的にはただの強ザコな気がしている

妄想をふくらませる

本編ifとしてのDLC

奴隷騎士ゲールや深淵の主マヌス、ダクソ2の各ボスを思うと、
なんだかんだで主人公は主人公なんだぜ、と示すかのような
「運命に選ばれなかった者の話」や「道を踏み外しし者の話」が
DLCでは来るように思う。

実際、妹にあれだけ望まれておきながら道を外した「ミケラ」が、
DLCのストーリーの中心に来ることが既に語られている。

と考えると、
ラニ+主人公の「星の世紀」ルートに対してのif・敗北ルートで
宵眼の女王+その伴侶がラスボスという説はあり得るだろう。

あるいは、
メリナ+主人公のif・失敗ルートで、
巫女と褪せ人の組み合わせもありそうな気はする。
個人的に本編で褪せ人には巫女がセットみたいに言われる割に、
巫女と褪せ人が二人組で出てくることが殆どなかったことが、
ずっと気にはなってるので、最後に登場してもいいかなという思いがある。
神の半身とその裏に居た眷獣と対を成す存在として、
うまくいかなかった褪せ人+巫女の組み合わせはきれいに対比になっている

残る選択肢、狂い火ルートのifとして、
主人公が道を踏み外すんじゃなくて巫女が道を踏み外すパターン、
狂ってしまった指の巫女がラスボスとかやってきそうな気もするが、
メリナとの対立が本編で最後に語られている様子を見ると、
巫女が一人でラスボスとなる可能性は少ないような気がする。
(メリナは次回作で「〇〇の巫女」みたいな名で隠しボスとして出てほしい)


予想は外れる

ラスボスでこいつが来るだろう、という予想は尽く外れる。
ダクソ3DLCで初代ダクソで戦わなかった小人とついに戦うかな、と思ったらゲールがラスボスでアレ?と思った人は少なくないだろう。

その経験を元にすると、
宵眼の女王やミケラ本人がラスボスであることはなさそうだ。

どちらかというと、
宵眼の女王の屍の上に立ち尽くすラスボスがその亡骸から獲物を引き抜いて
こちらを振り向きながら襲いかかってくる画の方がありそうに思う。

しろがね人

本編における白銀と黄金の対比関係を考えると、
ミケラ関連でフラグ自体はあるしろがね人とかも可能性はありそうに思う。
何より、
本編ラスボス「黄金律、ラダゴン」に対して
「しろがねの〇〇」がDLCラスボス
なのは対比構造としてきれいだ。

ローレッタ然り、射手然り、「我らの妹」然り、
聖樹周辺のしろがね人が総じて女性だったことを思うと、
「しろがねの巫女」が存在しそうではある。

モーグウィン王朝に第2世代しろがね人がいることも気にかかる。

DLCの展開妄想

トレーラーを見るに、メスメルと戦う事自体は確定だろう。
で、あそこまで戦闘シーンを出している以上ラスボスでもないだろう。
ブラボDLCにおけるマリアのような立ち位置と予想される。

また、
本編との対比構造という考えで行くと、
本編で黄金樹に火をつけたのとは反対に火を用いる彼を倒した後は、
「メスメルの火」が消えて世界全体が暗くなるのではないだろうか?

ダンジョン中ボスがライオンみたいなやつで、
ダンジョン大ボスがメスメルで、
メスメル撃破後は世界が一変していて、そこでラスボスと戦えるようになる
というような展開が予想される。

と考えると、最後には闇や暗い存在が出てきそうな雰囲気がある。

帳が落ちている

影樹から幕のようなものが誰だがっていることが分かる

帳といえば死衾の乙女フィアが思い起こされる。
死衾の乙女フィアの「故郷」とは、
もしかしたら「影の地」であったのかもしれない。
だとすると、同様の「死衾の乙女」が現れることも考えられ、
過去に死せる「英雄」が蘇る展開も考えられるだろう。


結論

本命:しろがね人
対抗:褪せ人
大穴:宵眼の女王関連

という予想を立ててみる。
DLC発売前の妄想はめったにない答え合わせができる機会だ。
何かしら当たっていてほしいような、
こちらの想像を優に超えて居てほしいようなそんな気持ちである。

裏ボスは死の鳥たちの母こと、こいつを予想している


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