『猫を棄てる:父親について語るとき』を読んで
#猫を棄てる感想文 #村上春樹 #村上主義者
私が初めて読んだ村上春樹さんの作品は『1Q84』である。不思議なストーリー展開に引き込まれ、それが契機となりその後、代表的作品はほぼ全部読ませていただいた。世間でいう『ハルキスト』あるいは村上春樹さんのいう『村上主義者』を自称している。このたび『猫を棄てる』を読み私自身の父親とのかかわりや生い立ちをどうしても文章にしておきたい衝動にかられた。
私の父は神奈川県足柄下郡国府津(こうづ)村(現在の小田原市国府津)にあった農家