一日にあった3つの幸せな出来事日記

そう、今から4か月前まで勤務をしていた職場。経験30年あるにも関わらず、かなり年下になる当時の上司は適切な評価(スケールや指標、若しくは評価の視点等を活用しない)もせずに出来ない人物という評価を下した。そして、文献には載っていないような技術を求めてきた。失敗した。こんな場所に就職なんてしなければ良かった…、そういう感覚を持ち合わせた職場から、出来ない人物と評価されたことは気にはならないが、それでもメンタルはやられてしまいそうになった。

 そんな私を救ってくれたのは、一日にあった3つの幸せを感じたことを書いていくことだった。これは、ある学会に参加してときの講演できいたことだった。介護をしている方は、介護うつになりやすい。それを予防につながるための手段の一つだと私の脳裏に残ったいた。試しにやってみた。毎日が出来ない人物のいう目線から自分はできないのではないかというふうに感じる日々、低め設定の自己肯定感は更に低くなっていった。だからこそ、その日の小さな幸せに気がつく思考が身に付くことができた。

 こういう環境にいる職員は基より、利用されている方々にも、同様な見方をするのだろう。正しい知識を持たずに、認知症と高次脳機能障害とせん妄すらわからないまま援助にあたっているのだろう。在職中に、一度も「せん妄」という単語を耳にすることはなかった。

 そういう職場だったからこそ、環境の大切さ、小さな幸せに気がつく思考を身に付けることができた。そして、短期間で退職できたことも、今の私にとっては必要なことだったのかもしれない。

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