お金がない仕事でも、やり方次第で戦えるのか?

チラシのコピーに惹かれ、2018/2/8に行なわれたコピーライター/クリエイティブディレクターの田中有史さん「答えを出すクリエイティブ」のセミナーに行ってきました。

田中さんが大手代理店を退職後、結果を出すために気をつけている3点
1、長くやる
2、本質を考える
3、丸ごとやる

お話を聞いていて、この3点は私の長年の葛藤が言語化されており、広告業界目線のお話がすごく参考になりました。

今はフリーランスなので少し環境が変わったのですが、店頭販促ツールを作成していた会社員時代はコンペ形式で案件ごとにデザイン会社が違うことが多く、短期間で結果を出すための予算があるわけではない、企業の魅力や商品のベネフィットを知るには付き合いが短い、予算ありきのコンペで丸ごと任せてもらえることはない。そんな案件ばかりで、bestな結果が出ずにbetterな状態を何年もキープしていました。

このような制作環境を打破し、結果を出すために必要なのが上記の3つであると言うのが田中さんがクリエイティブ競争から見いだした答え。
広告業界での仕事はしたことがないですが、広告=広く知らせること、コミュニケーションすることと言う視点は、グラフィックデザイナーの視点では見落としがちな点ではないかな?と思います。
ブランディングという言葉はよく聞きますが、デザイナーの立場では関われる範囲が狭いので…。
消費者とコミュニケーションを取りたくて、店頭パッケージ→店頭販促ツールのグラフィックデザイナーとしてのキャリアを築いてきましたが、やはり業界全体的にも広告業界に比べるとこの辺りの感性が弱いように思います。あとメーカーの方とかは、数字が出るのでシビアな目線持ってるなと。デザイン会社は環境的に仕方ないんですけどね・・・。役割分担ということで。

会社員時代は綺麗なグラフィックを作ることを優先していたのですが、フリーランスになってからは経営者の方と直接話をする機会が増えたため、この辺りの感覚の大切さは身にしみて感じています。

お金なくてもクライアントの本来もつ魅力を考えるために長く付き合い、その答えを出すために丸ごと任せてもらう。
そうやって答えを出してきた田中さんのクリエティブの姿勢、見習うことが多い!!

フリーランスのフットワークの軽さを生かし、長期的に取り組めるクライアントと出会いながら、より理解を深めていければ良いなと思います。
今年は色々チャレンジ出来るといいな。

第2回と第3回も感じたことをまとめられたらと思うので、またまた会いましょう!!

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